西端真矢

ARCHIVE:
女子の生き方 / 文学・思想・美学論 / 中国、日中関係 / 着物日記 / 仕事論 / 日々のこと / 世の中のこと / 和のこと / / 吉祥寺暮らし / 本や映画や美術展感想 / お仕事ご報告 /

2026年 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2025年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 2月 / 1月 / 2024年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2023年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2022年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2021年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2020年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2019年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2018年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2017年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2016年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2015年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2014年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2013年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 3月 / 1月 / 2012年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2011年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2010年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 /

染織修復室見学へ 2026/06/27



%E5%85%B1%E7%AB%8B%E3%83%A9%E3%83%9C.jpg
今日は台風の中、雨ニモ負ケズ、一ツ橋の共立女子大へ。
家政学部被服学科に先月開室した、歴史的染織品修復のためのラボラトリー見学会に参加した。

今年の年頭、このラボラトリー「共立女子大学染織文化財保存修復室」で使用する高度な専門機材購入のためのクラウドファンディングが行われていて、私も些少ながら寄付をしたところ、見学会にご招待を頂いた。
たとえば戦国時代に姫君が着ていた小袖、法隆寺に伝わる天平時代の裂、江戸時代の能装束⋯⋯などなど、共立女子大被服学科では、過去70年にわたり数々の貴重な染織品の修復に携わって来たという。
ただ、専用のラボを持つのは今回が初めてで、これまでは授業後や夏季休暇中の教室を使って修復作業を行い、一時は学内の理解を得られず、有志でお金を工面して学外に場所を借り、運営していた時期もあったとのこと。
染織に対する熱い思いに心から敬服する。

そんな苦労を乗り越えてラボラトリー開設を迎え、今日は室長である田中淑江教授が修復作業の要点や特に苦労する点などをご説明くださり、また、室員の高橋さんが実際にデモンストレーションもしてくださって、修復というものがいかに根気のいる仕事なのかということがよく分かった。
     *
そして、田中先生が、私たちが寄付した資金でどの機材を買い、それがどのように修復に役立っているのかを実に丁寧に、情熱を持ってご説明くださったので、ああ、寄付して良かったな、としみじみと嬉しい気持ちになった。
一緒に参加した方も同じことを思われたようで、「嬉しいですよね」などと、初対面同士で笑顔を交わし合ったのも、ほのぼのと楽しくて。
     *
私はきものが好き、布が好きだから、この国の優れた布たちが後世に、永遠に伝わってほしいと願っている。
ほんの少しだけ、そのお手伝いが出来たのだと思うと、帰りもまだ雨は降っていたけれどスキップするように街を歩いた午後だった。