ONE NIGHT IN BEIJING
昨年の夏、『ONE NIGHT IN BEIJING』という写真集プロジェクトに参加した。世界各国から選ばれた30名余の写真家が、2007年8月8日夜、北京の街に散り、それぞれの眼で見た北京の姿を撮るというプロジェクトだ。2007年8月8日とは、中国人の悲願である北京オリンピック開幕のちょうど1年前に当たる。
私は、その夜、北京の中上流階層に属する人々の写真を撮った。
ふだん、あの国のビジネスや政治の中枢にいる人々について、また、文化や芸能の中心にいる人々について、そして、あの国の中で極端に貧しく、また、虐げられた立場にいる人々についての報道を目にする機会は多い。
けれど、あの国で最も多くの人口比を占め、あの国が持っている巨大なエネルギーを最も強い力で支えている中産階級に触れている報道は非常に少ないのではないだろうか。
私の写真が彼らの素顔に少しでも近づき、私たちと同じように、彼らもまた、悩み、疲れ、笑い、巨大な大地の上でせいいっぱい生きているのだと、伝えられていることを願う。
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今回このウェブサイトには、写真集『ONE NIGHT IN BEIJING』には未採録だが、同じ夜に撮った写真を掲載する。
被写体になってくれた、楽楽ちゃん、三林、珠珠、李さん親子。被写体探しに協力してくれた日中両国の友人たち、梁先生、張さん、陳さん、渡辺さん、鍛冶知恵さん、Judy、高橋さんに、心からの感謝を捧げます。
写真を見るには、
http://www.maya-fwe.com/PastandRecentWorks.html←をクリックしてください。
<各写真詳細解説>
写真1) 楽楽(ルウルウ)
6才の楽楽は週1度、天安門近くにある楽器店内の音楽教室に通っている。
写真2) 珠珠(チュウチュウ)
来年の大学受験を控え、珠珠は毎晩遅くまで勉強している。時には友人が家に来て、一緒に勉強することもある。部屋には韓流アイドルの曲が流れ、机にはかわいらしいぬいぐるみが幾つも並べられている。
写真3&4) 三林(サンリン)
ミュージシャンの三林。ライブがない日は友人が経営するライブハウス兼バーで、深夜まで酒を飲み、音楽や政治について語る。気が向くとギターを弾いてみたりする。
写真5) 哪吒(ナアジャ)
北京の夏の朝の光の中で眠る2才の哪吒。
写真6) 李さんと哪吒
北京郊外に住むエンジニア・李さんの朝は、出勤準備と一人息子の哪吒くんに朝食を食べさせることで忙しい。
写真集『ONE NIGHT IN BEIJING』
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