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「お着物の記 二」 2010/05/18
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先週末、またまた着物を着たのでお着物日記を書きたいと思います。
先週末は、まず午後にお茶のお稽古へ行って、その後、夜は友人のグラフィック&プロダクトデザイナー・かわじみきさんが主宰する「サステナブルデザイン勉強会」の勉強会とお食事会に参加しました。(洋服と同じく、着物もシチュエーションによって何を着るかが変わるので、記しておきます)
今回のお着物も、祖母が染めた紅型(びんがた)です。
祖母は、紅型の大家で人間国宝である芹沢銈介先生の孫弟子に当たり、染めを専門にしていました。図案自体は、芹沢門下が代々使う型を頂いて染めていましたので、もしかしたら、今回の着物の文様も芹沢先生がデザインされたものかも知れません。
文様に寄ってみた写真を下にアップしますのでご覧下さい↓
*これは、茶屋辻文様(或いは茶辻文様)と呼ばれる文様です。茶屋辻文様は日本の伝統的なモチーフの一つで、楼閣・草花・山・水などを描くもの。その紅型版、更にはおそらく芹沢一門版ではないかと推察されます。
一般の紅型だともっと色が派手な沖縄風の色調になるのですが、祖母は東京の、山の手育ち。その美意識が柔らかな色調になって表れているのではないかと思います
*帯は、黄緑色地に金銀の糸で、桐の紋様を織ったもの
*帯揚げは、前回と同じ、薄い黄色地に赤の絞り
*帯締めは、今回の帯が強いので、負けないように結構太めのものを択んでみました。えんじからだいだいに色が変わって行くところが気に入っている一本です
*茶屋辻文様も金銀が入った帯も格式が高めなので、本当はお茶のお稽古には豪華過ぎるのですが、その後のお出かけもあったことだし、わりと自由なお教室なので、今回は着て行ってしまいました!
*ちなみに半衿は今回、白ではなく辛子色を入れました。私はあまり白の半衿って好きではないのですよね‥。バッグはベージュ色の革の鞄(洋服用のもの)、草履は黄色い草履を履きました
最近はどんどん着物にはまって来て、洋服に対する興味・情熱が急速に衰えていくのを感じます。吉祥寺に住んでいるので、毎日のように吉祥寺内の呉服屋さんや和装小物屋さんを巡回。家でも、仕事の原稿がちょっとでも行き詰まるとずーっと着物のサイトを見ていて、気がつくと1時間が経っていたり‥凝り性なのですよね‥
そうそう、今回のお茶のお稽古には、男性の方もいらしていました。お点前を拝見していると、男性は女性と比べて手が大きく、長いため、自然に雄大な趣が出ていて素敵でした~。
茶道はもともと男性のものとして作られたもの。もちろん女性の茶道も大変素敵なのですが、正直、男性がやった方がよりかっこいいのではないかと私は思います。日本男児の皆さん、ゼヒゼヒもっと茶道を習って、女子の心をわしづかみにして下さい!今はカルチャースクールなどで、基本だけ学べるお安い教室もたくさんあるみたいですヨ!