西端真矢

ARCHIVE:
ランジェリーブランド「Wafure」パンフレットリニューアル、ライティングを担当しました。制作裏話もご紹介☆ (2017/09/13 )
「婦人画報」10月号にて、藤本壮介さんと保坂健二朗さんの対談を担当しました。テーマは"平屋という住まい方" (2017/09/10 )
クロワッサン誌「着物の時間」にて、アートプロデューサー石鍋博子さんの着物物語を取材しました。 (2017/09/01 )
業界紙に拙著『歴史を商う』の書評が掲載されました (2017/07/13 )
「クロワッサン」の連載「着物の時間」にて、神野三鈴さんの着物物語を取材しました。 (2017/06/29 )
単著『歴史を商う』が出版されました。 (2017/06/07 )
「クロワッサン」誌『着物の時間』にて、料理研究家の山脇りこさんを取材しました。 (2017/05/31 )
婦人画報6月号にて「追悼・渡辺和子 小さな死」を取材執筆しました。 (2017/05/11 )
「クロワッサン」誌「着物の時間」にて、平淑恵さんを取材しました。 (2017/05/03 )
「婦人画報」にて、「夢の学校」企画、3つの夢のレッスンを取材しました。 (2017/04/13 )
「婦人画報」5月号にて『大人のkawaii』企画を取材執筆しました☆ (2017/04/12 )
「クロワッサン 着物の時間」にて、森口博子さんの着物物語を取材しました (2017/03/28 )
「婦人画報」4月号にて茶の湯の美術企画9ページを担当しました~千宗屋さん、柴咲コウさん、そして名物茶道具が登場! (2017/03/02 )
「クロワッサン 着物の時間」にて、グルテンフリーダイエットの第一人者、管理栄養士の伊達友美先生の着物物語を取材しました (2017/02/27 )
「美しいキモノ」&「いろはにキモノ」にて5企画18ページ担当しました! (2017/02/23 )
「今年こそ!気軽に楽しむ男の着物入門」執筆しました~読売オンラインにて (2017/01/04 )
浅草辻屋「和装人インタビュー」で、本のこと、着物のこと、取材頂きました (2016/12/30 )
『婦人画報』2月号にて、六世野村万之丞襲名特集を担当しました。 (2016/12/29 )
江戸以来の老舗、宮本卯之助商店当代のお着物拝見~~「クロワッサン・着物の時間」にて (2016/12/28 )
赤坂迎賓館物語、猫のいる相撲部屋、皇室典範を読む…「婦人画報」1月号にて3企画執筆しました (2016/12/09 )
「婦人画報」12月号にて、3名のフラワーアーティストの作品を取材しました。 (2016/10/31 )
クロワッサン「着物の時間」、白羽ゆりさんを取材しました♪ (2016/10/27 )
「クロワッサン」誌「着物の時間」にて、吉田瑞代さんを取材しました (2016/10/05 )
「婦人画報」銀座特集にて、新橋芸者取材や伝説のカレー店物語、街のコラムなど担当しました♪ (2016/10/03 )
「婦人画報」にて、「向田邦子さんの海苔弁当」記事、取材・執筆しました (2016/09/05 )
クロワッサン「着物の時間」、島田史子さんを取材しました。 (2016/08/27 )
「美しいキモノ」秋号、3企画担当しました~その3、尾上菊之丞さん、「柿傳」オーナー安田さんご兄弟インタビュー+おまけ (2016/08/23 )
「美しいキモノ」秋号、3企画担当しました~その2「きもの周りの時短のコツ」 (2016/08/22 )
「美しいキモノ」秋号、3企画担当しました~その1「真田丸の衣装拝見」 (2016/08/21 )
「クロワッサン」誌「着物の時間」、佐藤悦子さんインタビューを担当しました (2016/07/28 )
7月22日、トークショー出演のお知らせ (2016/06/23 )
「美しいキモノ」夏号にて「夏のお手入れ&汗対策」企画8頁を担当しました (2016/05/22 )
「婦人画報」3月号にて、南極で活躍する女性への10頁インタビューが掲載されました (2016/02/01 )
「いろはにキモノ」誌にて、3企画16ページ担当しました♪ (2015/12/02 )
「美しいキモノ冬号」にて、狂言野村万蔵家三代のおきもの拝見企画を担当しました。 (2015/11/26 )
「婦人画報」12月号にて"力士のファッションチェック"6ページを担当しました (2015/11/01 )
「美しいキモノ」秋号発売!2企画担当しました。 (2015/08/20 )
「美しいキモノ」夏号、黒柳徹子さん、馬場あき子先生、鈴木登紀子さん(ばあば)のインタビューを担当しました (2015/05/20 )
「婦人画報」5月号「東京」特集にて、5ページ取材・執筆しました! (2015/04/06 )
「婦人画報」3月号にて、インタビュー2ページ担当致しました【お仕事ご報告】 (2015/02/01 )
「美しいキモノ」本日発売、3企画担当しました! (2014/11/20 )
きものスタイルマガジン「いろはにキモノ」本日発売!3企画担当しました&メーキング写真もご紹介! (2014/10/23 )
“儲からないけど好きな仕事”で儲けるために何をすれば良いか?――農業コンサルタント・片平晋作さんへのインタビュー (2014/10/01 )
「婦人画報」10月号にて、京博出品の国宝56点についての記事、執筆しました! (2014/09/02 )
福島311 原発事故で総てを失った農家が東京でコンサルタントとして復活するまで (2014/09/01 )
「美しいキモノ」での連載「お仕立てのツボ」第3回掲載になりました! (2014/08/31 )
『婦人画報』7月号・人間国宝特集で執筆しました! (2014/06/05 )
「美しいキモノ」連載第2回掲載!+しょうざん訪問着で出かけた日のコーディネートご紹介 (2014/05/20 )
伊勢丹会員誌にて、注目の職人さんを取材・執筆いたしました! (2013/12/30 )
きものスタイルマガジン「いろはにキモノ」発売!私も3企画を担当しました (2013/10/24 )
【動画付き!】江戸着物ファッションショーを振り返って思うこと (2013/09/18 )
「季刊きもの」誌で私のきもの生活を紹介して頂きました (2013/09/08 )
「美しいキモノ」で採り上げて頂きました♪ (2013/08/21 )
“江戸着物ファッションショー”を終えて (2013/07/08 )
やりがいと収入。どちらも実現する働き方――気鋭の仕事人へのインタビューが掲載されました (2013/05/26 )
最近の忙しさと、仕事についてのご報告~~気鋭の仕事人への連続インタビュー、始まりました! (2013/03/13 )
福島直後の東京をつづった散文詩、香港のアート雑誌に掲載 (2012/07/24 )
三島由紀夫と私 (2012/05/14 )
神の手を持つ男――世界的心臓外科医へのインタビュー原稿、掲載されました。 (2012/04/05 )
中尊寺について書いた紀行エッセイ、雑誌掲載 (2012/01/18 )
着物の魅力について語ったエッセイが、雑誌に掲載されました。 (2011/08/03 )
「タイ、バンコクにて『パブの中』写真展」  (2010/09/15 )

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ランジェリーブランド「Wafure」パンフレットリニューアル、ライティングを担当しました。制作裏話もご紹介☆ 2017/09/13



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この夏、もう一つ、渾身の力で取り組んでいたお仕事がお披露目となりました。
和装ランジェリーブランドとして誕生、今では洋装の日のランジェリーとしても支持を集める「Wafure」のパンフレットリニューアルに当たり、コピーライティングと本文原稿を担当致しました。
写真がその新パンフレット。馬場道浩さんの撮影による、女らしくも、前向きで、力を秘めた女性像は、Wafureというブランドの理念にぴたりと寄り添っています。

これからこのパンフレットは、全国各地で開かれるWafureのフィッティング会や催事、Wafure取り扱いショップでお手に取って頂けますが、デビューは、今日、新宿伊勢丹。9月19日(火)まで、7階呉服売り場で開かれている「Wafure フィッティング会」でお披露目となりました。
ブランドオーナーの尾上博美さんが自らフィッティングを行ってくれ、「肌Jupan」新色の「薄紫」も登場というこの催しに、皆様ぜひ足をお運びいただき、最良の一枚を選ぶとともに、パンフレットもご覧頂けたらと願っています。
         *
ここから、少し、今回の制作秘話などをお届けしたいと思います。

振り返れば、8年前、Wafureの誕生は、きものを愛する女性たちにとって一つの事件だったなと思います。何故って、きもの好きの方ならお分かり頂けますよね、それまでの和装ランジェリーと言ったら、まるで小学生児童の体操着。無味乾燥な白色木綿の実用一点張りだったものが、Wafureは、高級ランジェリーブランドと遜色のない繊細なレースや、ほおずりしたくなるようななめらかなテンセル素材、美しいカッティングで形作られていたのですから。
その「Wafureの美しさ」は、8年の時を経てかなり女性たちに浸透し、また、商品を一目見れば分かって頂けるものであることから、今回のリニューアルに当たっては、Wafureが機能にも非常に優れていること。そのことで、女性たちが、和装の日も洋装の日もより生き生きと快適に過ごせること。そのようなWafureの機能の優秀性を訴求して行こう、と博美さんと確認したところから、今回のお仕事はスタートしました。

博美さんは私の大切な友人でもある人。誕生日が一週間しか違わないせいでしょうか、何故だかとても波長が合うのです。
幼い頃から日本舞踊に打ち込んで来た博美さんは、美意識の塊です。立ち方、しぐさ、笑い方にさえも、鍛錬を積んで来た人ならではの美が働いており、いつも素敵だなとはっとさせられているのですが、そんな博美さんだからこそ、実用一点張り、しかもその実用性も、激しいスポーツにも匹敵すると言われる日本舞踊の動きを完全になめらかに送り出すには足りない、そのような従来の和装ランジェリーに満足出来なかったのでした。

博美さんのこの厳しい美意識と機能訴求から生まれた「Wafure」の優秀性を、どう言葉で伝えて行くのか――試行錯誤しながら紡いだ言葉が、新パンフレットに凝縮されています。
ある程度字数に幅のある書籍や雑誌媒体で書くのとは違い、広告の言葉は、ページやポスターの画像の中にある文字通りの「余白」、その空間性を深く意識することが仕事の肝となります。限られた字数の中で製品の優位性をいかに美的に伝えるか。同じ文章仕事とは言っても、脳の中で使う部分が全く違い、それが面白くもチャレンジングでもあるのでした。

打ち合わせの日には、博美さんがお客様に行うフィッティングを私も受け、けれどその都度質問をしてはメモを取るため、ブラジャーをしながら立ったままメモ、というシュール過ぎる姿に二人で大笑いしたのも楽しい思い出です。
皆様、ぜひ新宿伊勢丹へ。WafureとWafure 新パンフレットを、どうぞよろしくお願い致します☆

Wafure 2017年秋のフィッティングと販売会
9月13日(水)~9月19日(火)
新宿伊勢丹7階呉服売場にて
「肌Jupan」の新色「薄紫」が登場。
尾上博美さんによるフィッティングをご希望の方は、FacebookのWafureページへのダイレクトメッセージか、下記メールでご予約をどうぞ
wafure@jcom.zaq.ne.jp


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「婦人画報」10月号にて、藤本壮介さんと保坂健二朗さんの対談を担当しました。テーマは"平屋という住まい方" 2017/09/10



発売中の「婦人画報」10月号にて、とても刺激的なお仕事を担当いたしましたので、ご報告の日記です。
250ページからの「平屋は自由だ!」という特集をご高覧ください↓
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この写真に写っているのは、戦後屈指の名建築として伝説的に語り継がれている、清家清(せいけきよし)の「斉藤助教授の家」という平屋建築。現在東京国立近代美術館にて開催中で(~10/29)、建築・アート関係者に話題の展覧会、「日本の家」展の会場に、原寸大!で復元されているものです。
中に立つ男性は、建築好きの方ならお分かりですね。そう、藤本壮介さん。安藤忠雄や隈健吾、板茂の次世代として、現在、世界から最も注目されている日本人建築家の一人です(パリ再開発計画など、世界各地でプロジェクトが進行中!)。
もうお一方、椅子に座っている男性は、「日本の家」展が行われている東京国立近代美術館研究員の、保坂健二朗さんです。現代アートと現代建築、両領域でキュレーションと批評活動を行う気鋭の人物で、実は「日本の家」展のキュレーションを務めたその人なのです。

私も足を運んだこの展覧会。
戦後、日本人はどんな住宅に住んで来たのか、そこにはどんな暮らしの要求があり、建築家はそれにどう応え、現在に至るまでどんな変遷をたどって来たのか、を、13の視点から振り返るという壮大にして詳細なもの。数々の名建築の模型や図面、映像を通して、多様な角度から思考を深められる内容になっています。

          *
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今号の「婦人画報」では、この「日本の家」展の開催に合わせ、近年再評価がなされつつある「平屋」という住まい方に注目。最新の平屋建築の実例を紹介するとともに、企画冒頭では、2010年代日本の頭脳とでも言うべきこの藤本さんと保坂さんに、「平屋対談」をして頂くことにとなりました。
家を建てる、ということは、つまり、どう暮らしたいのか?どう生きたいのか?をデザインするということ。その中で、二階建てでもなく、マンションでもなく、平屋という選択肢はどのような可能性を秘め、どのような生き方を可能にするのか?‥‥多岐にわたった非常に刺激的な内容を、4ページにわたって私がまとめています。
渾身のお仕事となりましたので、ぜひ、ぜひ、ご一読いただけたら幸いです!

このお仕事を通じて、建築って面白いなと目を開かされた感があります。「日本の家」展ももう一度見に行って振り返ろうと思っており、皆様にもぜひ近代美術館へ足を運ばれることをお薦めいたします。10月29日まで☆


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クロワッサン誌「着物の時間」にて、アートプロデューサー石鍋博子さんの着物物語を取材しました。 2017/09/01



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毎月後半発売の号を担当している、連載「着物の時間」。今月は、アートプロデューサー・石鍋博子さんを取材しました。
写真でお分かり頂けるでしょうか?とてもモダンな単衣の着物と帯をお召しです。さてさてこの着物の由来や、アートプロデューサー、アートコレクターならではの素敵な着物生活のあれこれは?‥もちろん、誌面でお確かめくださいね。
早々、順番が前後してしまいましたが、石鍋さんは、「ワンピース倶楽部」という非常にオリジナルな活動を展開していらっしゃいます。毎年必ず1作品(ワン・ピース)以上、アート作品を購入し、購入することでアートをもっと身近に楽しみ、且つ、アーティストを支えるという活動。しかも会員が購入した作品をお披露目する展覧会も開いていらっしゃいます。
東京会員の今年の購入作品展覧会が、9月8~17日、「3331 Arts Chiyoda 1Fメインギャラリー」で開かれるそう。お近くにお出かけの予定がある方は、ぜひ足を運んでみてください。
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今号のクロワッサンは「40代で始めたい、胃腸から若返る食事術」と題し、胃腸の健康を促すレシピが満載。クロワッサンのレシピは、私もいつも参考にしています。ぜひ書店で、電子書籍でご購入下さい!


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業界紙に拙著『歴史を商う』の書評が掲載されました 2017/07/13



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出版業界の業界紙「新文化」に、拙著『歴史を商う』の書評が掲載されました。
どなたが書いてくださったのかは分からないのですが、大変的確に内容をまとめてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。その方のデスクを訪ねて握手をしたいくらい!
とても嬉しく、下記に一部を抜粋しましたので、良かったらご高覧下さい。()内は私が加えた註です。

「文筆家の著者(つまり、私のこと)は、2014年に同社(版元の雄山閣のこと)から社の歴史を読みもとして書くことを依頼され、1年がかりの取材・調査を経て一冊にまとめた。
同社の歩みはそのまま、近代日本の出版界の歩みに重なる。本書は業界を揺るがせた事件や折々の出来事を丁寧に掬いながら、一方で多くの登場人物の人となりやエピソード、節目に際しての決断などを生き生きと描く。社史であると同時に、長坂家の家族の物語。また、一学術専門出版社の波乱万丈、栄枯盛衰の軌跡から、出版という営為の計り知れない不思議さや魅力が垣間見える」

そう、私が本書で最も伝えたかったのは、最後の一行に書いて頂いていること。
「知りたい」という、人間の根本的な欲望、つまりは知的好奇心を満たす「本」というものを作り上げることの、尽きせぬ喜び。
時代の流れに翻弄され、何度も解散の危機にさらされながらも、ひたすらその喜びに忠実に向かい続けた人々の群像劇を描くことに心血をそそいだので、大変にありがたい書評と受け止めています。
どのような仕事でも、いい時と悪い時があるもの。私も、ブログやSNSに愚痴や怒りの感情をぶちまけるのは好みとするところではないので書くことはありませんが、日々の仕事の中で、何かと落ち込んだり腹が立つことも多く…。それでも、こんなことがあると報われる思いです。また前向きに、次の原稿のことを考え、資料でも読み始めるとしましょうか。

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「クロワッサン」の連載「着物の時間」にて、神野三鈴さんの着物物語を取材しました。 2017/06/29



前回、「明治・大正時代の新聞から世相を読み取る」ことをテーマとしたブログエントリが、読書好きの方などからとても好評を頂き、嬉しく思っています。もっと読みたいというお声を幾人かの方から頂いたため、現在、第二弾を準備中なのですが‥もう一度図書館に入るなどしてやや時間がかかっています。今少しお待ち頂ければと思います。
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そんな中、今日のブログは、最近のお仕事のご報告を。
マガジンハウス「クロワッサン」での連載「着物の時間」、今月は、女優の神野三鈴さんを取材しました。
演技派女優として、映画に舞台に引っ張りだこの神野さん。撮影は、河瀨直美監督の「光」の上映でカンヌ映画祭へ行かれる直前に行われました。
お召しになっている着物は、桃山時代の所謂「辻が花染め」を、現代風の辻が花ではなく、忠実に当時の技法で再現した逸品です。お母様から伝わったというこのお着物に、銀座の名店「むら田」で求めた帯を合わせたそのコーディネイトの詳細、そしてずば抜けた審美眼をお持ちだったお母様にまつわるエピソードは、ぜひ、誌面でお確かめください♪
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神野さんは、周囲の人を「陽」の気に包んでゆく、ポジティブなパワーにあふれた方でした。上の写真は、この取材の直前まで、「京都に、「宮沢賢治の食卓」(WOWOWで現在放送中)の撮影で長期滞在していたから」、とスタッフ全員に下さったお土産。sou・souの京都限定豆手ぬぐいです。こういう色合いが大好きなので、最近、特大愛用中。神野さん、ありがとうございました。
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今号の「クロワッサン」は「梅雨明けまでに、引き締められる!」と題し、ストレッチなど、即効性のある情報も盛りだくさん。ぜひ、書店でお手に取ってご覧ください。


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単著『歴史を商う』が出版されました。 2017/06/07



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やっとこのお知らせを出来る日がやって来ました。
初めての単著『歴史を商う』が、先週、発売になりました(本文391頁、雄山閣刊)。
下記は、アマゾンに掲出している内容紹介、つまりは「あらすじ」です。
          *
明治43(1910)年、甲州の片田舎で親に見捨てられ、親族を転々として育った青年が大志を抱き、東京へ出る。
やがて青年は大正5(1916)年、歴史書を中心に書道、刀剣など文化学術書籍を専門に扱う出版社「雄山閣」を創業。その灯は代々、家族、そして日本文化を愛する編集者、著者によって受け継がれてゆく――
関東大震災、昭和モダニズム、太平洋戦争、高度成長、バブル崩壊…激動する社会の荒波に翻弄され、幾度も倒産の危機に直面しながらもいぶし銀のような本を世に問い、文化の灯を守り続けて来た小出版社、百年の物語。
          *
振り返れば、「我が社と我が家百年の歴史を、読み物としてまとめてほしい」と、版元「雄山閣」の長坂慶子会長から依頼を頂いたのが、四年前。純粋なノンフィクションでも、ノンフィクション小説のかたちでも良い、好きなように書いてくれと言われ、まずはどちらのスタイルを取るかに悩みながら、資料読みが始まりました(最終的に、ノンフィクション小説の形式を選択します)。
主要登場人物の一人が少年期を過ごした山梨の村を季節ごとに訪ね、古本屋で資料を探し、時代の空気感をつかむために地元の武蔵野市立図書館で明治末から大正期の新聞縮刷版をひたすら読み込み‥。出版業界史関連資料を多く収蔵する千代田区立図書館、そして国会図書館には何度足を運んだか分かりません。
何しろ、あらすじにもあったように、学術出版、それも日本史分野を中心に発行する出版社の物語。それなのに誤った史実を書く訳にもいかず、事実の確認に非常に神経を使ったのです。
例えば、登場人物の一人が書き残している手記に*年*月に新宿の****という店に行ったと書いてあるけれど、本当にその時、新宿にその店はあったのか?意外と人は記憶違いをしているものです。
また、主人公がよく出入りする東大の「史料編纂所」。この研究所は昭和の初めまで「史料編纂掛」という名称でした。そうすると、「金雄は史料編纂所へ入って行った」というごく何気ない一行も、大正年間の描写であるなら間違いということになってしまう訳です。一体何年から「編纂所」になったのか?こういった細かいことが無数に出て来るのでした。そして、資料読みと併行して、坂詰秀一立正大学元学長をはじめ、関係者の方々に長時間のインタビューを行うこともしていました。

こうした下準備に、一年半。執筆は一昨年の十二月終わりから始め、第一稿の脱稿までに四カ月を要しました。この期間は一切他の仕事を入れず、人ともほとんど会わず、茶の稽古すらも休み、四カ月間毎日ひたすら規則正しく、朝は11時半頃に起きて、日中は資料読み(書き始めても後から後から気になることは出て来るもので、書きながら読み続けます)。夕食後から書き始めて、12時頃にいったん休憩して、入浴。その後、午前4時頃まで書き続ける‥という生活を続けました。文章の一定の調子を保つために、規則正しい生活をすることは何より重要だ…ということをよく耳にしますが、やはり、自然とそうなって行くのでした。

本当は、第一稿脱稿からすぐ校正に入り、昨年の今頃には出版の運び…のはずだったのですが、諸事情で修正、修正が相次ぎ、その頃には雑誌の仕事もしなければもう生活が成り立って行きませんから、本と雑誌を両方回すことになり…。一年間、一日も休みのないような厳しい毎日を送る羽目になってしまいました(何かしらの食事会などに遊びに出た日でも、夜から朝までは必ず原稿に向かっていました)。
それでも、とにかく書き上げ、校正を終え、ようやくこの世に送り出すことが出来たのです。この本は「依頼」というかたちで始まり、自分の中から出て来た内発的なテーマではないとは言え、百年、いや、創業者の生まれたときから筆を始めているので百三十年ほどの歴史を、群像劇として、多彩な人物を書き分け、資料を読み込んでその真贋価値を判断し、400頁近くにわたり、一本の思想が通った読み物にまとめ上げる体験は、やはり何事にも代えがたく面白く、また、自分の中に眠っていた力に、今、少しの自信を持てるようにもなりました。
ぜひ、書店で見かける機会があったら、お手に取って頂けたら幸いです。

そして、資料読み期間から執筆、校正までの3年間を、いつも温かく応援して下さった友人の皆様、本当にありがとうございました。特に第一稿擱筆以降は、まるで「出る出る詐欺」のように、「もうこれで修正もないだろうから、あと2か月後の発売かな」などと言っているそばからまた修正が入り…ということの連続で本当にお待たせし、時に心がささくれ立っていたときにも温かい言葉をかけて頂いたことが、大きな慰めになりました。深く、深く感謝をしています。ありがとうございました。
なお、著者割引があるため、もしもご購入を頂ける場合には、直接メッセージを頂けたらと存じます。

今、大量の資料を、まだ片づけぬまま机の周りに残しています。何だか再びまた資料を開き、ノートを取らなければいけないような、そんな気がしてしまうのですが…そろそろ本当に別れを告げる時が来たようです。


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「クロワッサン」誌『着物の時間』にて、料理研究家の山脇りこさんを取材しました。 2017/05/31



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「クロワッサン」の長寿連載「着物の時間」にて、料理研究家の山脇りこさんを取材しました。
山脇さんは、代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。常に空席待ちの大人気教室として知られています。雑誌など、メディアでもレシピを発表。13年に出版したレシピ本「昆布レシピ95」は、世界中の料理本が競い合う「グルマン世界料理本大賞」で、魚料理部門グランプリを受賞しました。
ふだんは白いシャツなど、きりっとしたスタイルでメディアに登場する山脇さんですが、実は大の着物好き。ご実家は長崎で大きな旅館を営み、出入りの呉服屋さんが反物を抱えてしじゅうお伺いにやって来る。お母様を含む四姉妹はそれを広げて、あれこれと笑いさざめきながら見立て合って…というまるで「細雪」のような着物バックグラウンドをお持ちなのです。
そんな山脇さんは、お母様や叔母様たちのはんなり着物好みからは突然変異のように、渋くシンプルな着物がお好き。誌面では、そのスタイルの根幹にある着物観をお聞きしています。何ともハンサムな結び柄の名古屋帯は、栗山工房さん作!
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今号の「クロワッサンは」、肉!肉!肉!の肉料理特集。真似したくなるレシピ満載です。肉好き、着物好きの皆様、書店で、電子書籍で、ゼヒお買い求めください。

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婦人画報6月号にて「追悼・渡辺和子 小さな死」を取材執筆しました。 2017/05/11



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発売中の「婦人画報」6月号にて、「追悼・渡辺和子 小さな死」と題し、8ページにわたって紀行エッセイとでも言うべき文章を執筆しました。昨年末に亡くなった渡辺和子さんの人生の軌跡、そしてその思想の核心をたどるものです。
渡辺和子さんの名は、多くの方がご存知だと思います。
230万部のベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の著者であり、修道女(シスター)であり、岡山県にあるカトリック系学園「ノートルダム清心学園」の大学学長、理事長を長く務めた方でもあります。多くの人の人生に影響を与えた、大変に、大変に偉大な女性――であることは間違いないのですが、実は、私自身は、そんな渡辺さんに対して「敬して遠ざける」気持ちを持っていました。
恐らくそれは私という人間にどこかひねくれた一面があるからなのでしょう。二十代前半にバブル崩壊に遭遇して遊び仲間の幾人かが忽然と消えてしまうと経験をし――本当に彼ら――今になって思えば不動産やアパレル成金の彼らは或る日どこかへとかき消えてしまったのです――二十代後半から三十代はじめに深く関わった中国では、人々がかつて熱烈に信奉したはずの「社会主義」がただれ朽ち果てて行く様を目の当たりにし、そして、三十代を資本主義経済の最前線である広告代理店で過ごした私のような人間には、ただ美しい言葉、正しい思想というものは、全く心に響くことがありません。「現実」というものの圧倒的な力と複雑さをよく知っているつもりだし、その「現実」との血みどろの対峙の上に成り立つのではない言葉には、どうにも説得されようがないのです。
そう、宗教にしろ、何らかの理想的な主義にしろ、この「現実」から目をそらし、どこか別世界へと脱出を図る願望に根差したような言葉、思想というものは、私にとっては内容空疎な、一時の気休めとしか感じられません。その言葉が、思想が、正しく、美しいものであればあるほどそれは、人間、つまりはこの「現実」から遊離してかえって災いをもたらすと警戒心が働く、悲しいことに私はそんな疑い深い人間へと出来上がってしまったようです。そして渡辺さんの著書にもどこかにそんな「遊離」が宿っているのではないか、そう疑いの目を持っていたからこそ「敬して遠ざける」態度を取っていたのでした。
‥そんな私に、渡辺さんの軌跡をたどるというお仕事の依頼が舞い込んだ。しかし私も文筆業をなりわいとする身、もちろん、渡辺さんの生涯を手際よくまとめてそこに生前近しかった方々の言葉を散りばめ、何らかの感動をにじみ出させるような文章を書くことは出来ます。
それに、個人的な興味から何年も読み漁っている昭和初期の世相や軍関係の資料から、渡辺さんがお父様を2.26事件で殺害されたことは知っていました。2009年、杉並郷土資料館で、その殺害現場となった渡辺さんの実家玄関と茶の間を再現する展示があった時は、実は足も運んでいました。これほどの体験を経てなお「置かれた場所で咲く」と言うのだから、それまったくの「遊離し切った」言葉ではないはずだ、という思いもありました。
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こうして私はこのお仕事をお引き受けし、「置かれた場所で咲きなさい」だけではなく、他の著作群のページもひもとき、岡山の地を二度訪ね、渡辺さんが日々祈り、歩き、人々と話し、その心血をそそいだノートルダム清心学園を自分の目で見つめ、歩いてまとめたのが、今回掲載されている文章です。
もちろん、その中にまとめたことは、私という一個人の見た渡辺和子さんの像であり、生前彼女と親しく接した方々、また、より長い期間その著作や活動に注目し、心の支えとしていた方々には、また別の見方があるのかも知れません。
けれど、世の中には、私と同じように諸手を挙げて素直に良きものを良きものと信じることはしない一群の人々が存在し、そのようなものの見方も世の中にはあってしかるべきだと、私は考えています。渡辺和子という女性。意外なほどに傷だらけで、でこぼことつまづき続けどこか不格好に人生を歩き続けた、小さく、けれど偉大な女性。私という或る一つの視点からとらえたそんな渡辺和子像を感じとって頂けたら幸いです。森山雅智さんの素晴らしい写真とともにお届けしています。


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「クロワッサン」誌「着物の時間」にて、平淑恵さんを取材しました。 2017/05/03



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バタバタしていてご報告が大変遅くなってしまったのですが、「クロワッサン」の「着物の時間」、発売中の号で、女優の平淑恵さんのお着物着こなしと着物ヒストリーを取材しました。
時代劇好きの方には「大岡越前」の妻役で、舞台好きの方には「女の一生」など文学座の数々の名作劇でおなじみの平さん。着物のすべてを、文学座で、看板女優だった杉村春子さんから学んだと語って下さいました。
現在は一人芝居「化粧」を演じている平さん。2時間ほどの劇をたった一人で、周囲にたくさんの人がいることを感じさせるように演じる緊張はどれほどのものか‥考えるだけで気が遠くなります。
撮影は、その「化粧」の、ふだんは入ることの出来ない本番同様に作られた稽古場舞台袖にて行いました。本来なら、この舞台に広がる別の世界を「五月洋子」という役で生きるはずの平さんが、素の表情で立つ、不思議な空気感が面白い写真になっています。
お召しのお着物も、いつもこの連載でタッグを組んでいる着付け師の奥泉智恵さんと「まず型染して糊置きして‥?それから絞り?あれ、でも、蒔糊散らしが先かな?」と延々議論、その後、原稿執筆に当たっては、京都絞り工芸館の職人さんに写真を見て頂き、技法や作業の順など確認を仰いだ凝ったものです。どうぞお楽しみに!
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今号のクロワッサンは「もっと、自分を好きになろう」という大きなテーマ。表紙には相葉雅正紀さんが着物で登場しています。
こちらのスタイリングと着付けは、やはり仲良しの着物スタイリスト・コバヤシクミさんによるもの。こうして着物スタイルが雑誌の表紙を飾ることが、もっともっと普通になっていったらいいなと夢想してしまいます。
「クロワッサンは」、この春創刊40年。今号には特別付録で、瀬戸内寂聴さん、澤地久枝さん、宇野千代さんなど、鮮烈な生き方を貫く・貫いた女性たちの過去の名インタビュー記事をまとめた小冊子が付いています。ぜひ書店でお手に取ってご覧ください!


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「婦人画報」にて、「夢の学校」企画、3つの夢のレッスンを取材しました。 2017/04/13



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昨日に引き続き、発売中の「婦人画報」5月号で担当したお仕事のご紹介です。
今月号の第一特集「夢の学校」は、え!こんな方に教えて頂けるの?という豪華な講師に、その専門領域を教えて頂いちゃおうという企画。今号で生徒募集をかけ、数か月以内にレッスンが実現されます。取材では、読者の皆様にその内容をお伝えするため、講師になって頂く方にお話を聞いたり、実際のレッスンの様子を再現して頂きました。
私が担当したのは、三つの授業。

☆野村万蔵先生に直接狂言を教えて頂くという、豪華過ぎる「太郎冠者になる狂言教室」は、画家・女優の蜷川有紀さんが体験入学した様子をレポートしています。発声から始まり、野村家所蔵の衣装を着て台詞を言ったり狂言独特の所作を学んだり、本当に豪華です。

☆そしてそして、「高橋真琴先生に習う、少女絵スーパー塗り絵レッスン」。
顔の三分の一ほどもある大きな瞳、その中にきらきら光る星、長いまつ毛、縦ロールの髪…という、少女漫画の女の子像を作り上げたのが、今年八十九歳の高橋真琴先生。その真琴先生に少女絵塗り絵を直接習っちゃおう!という夢のレッスン企画です。
千葉県佐倉市にある先生のご自宅へうかがい、模範作として塗り絵を仕上げて頂く様子をレポートしているのですが、先生が、本当にチャーミングな方で、大ファンになってしまいました。
現在では世界中に熱狂的なファンがいて、毎年開かれる個展では5分で作品が完売してしまうという先生。メーカーとコラボした真琴グッズも売れているので大金持ちのはずなのですが、よれっとしたようなセーターを着て、ご自宅もとても質素で、とにかく絵さえ描いていれば幸せなんだ、ということがひしひしと伝わって来ました。今でも毎日写生をし、画材を試し、作品に向かっているそうです。まさに真の芸術家。大変に大変に心に残る方でした。

☆三つ目の授業は、「一度亡くなってみませんか」というショッキングなタイトルでお送りする、「死の体験旅行」という授業です。
仏教僧侶の浦上哲也さんが主宰するワークショップで、或る日、病院で進行性癌が発見され、死に向かい衰えて行く日々を仮に体験してみる、という内容。現在、数か月に一度ほど行われているこのワークショップを、特別に「婦人画報」読者の皆様のために開催していただきます。
私もこのワークショップに参加して原稿を書いたのですが、他の参加者の中には涙ぐむ人もいました。参加することで、自分にとって本当に大切なものが何かが見えて来る仕掛けになった、とても意義のあるワークショップです。より詳しい内容を、ゼヒ本誌でご高覧頂ければと思います。

これらの授業の他にも、有元葉子さんに習う簡単オーブン料理教室、美しい歩き方レッスン、水墨画を銀閣寺で習う授業等々、夢の授業がいっぱいです。皆様どしどしご応募ください!


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「婦人画報」5月号にて『大人のkawaii』企画を取材執筆しました☆ 2017/04/12



今月1日の発売以来、早くご紹介したい!ご紹介したい!と思いながら諸々ばたばたしていて今日になってしまった大好きなお仕事のご報告です。発売中の「婦人画報」にて、大人の「かわいい」を考える企画を担当しました。
一般に「わーかわいい!」と女子が叫ぶときの「かわいい」は、サンリオに代表されるような、「ファンシーなかわい」ではないかと思います。実は私自身はそんな「かわいい」も大好きなのですが、よくよく考えてみれば「かわいい」の範囲はもっと幅広い。
ファンシーなかわいさは、大人の女性の場合、自らの年齢をわきまえて、前面には好き!を出さず、部屋でこっそり眺めるものであるような‥そんな、若さ、未熟さと結びついている側面があるのではないかと思います。
そうではなく、大人の女性が身につけていて、部屋に何気なく置いていて、それでもセルフイメージとずれて行かないような「かわいい」。今回は、独自のセンスを持った六人の大人の女性にインタビューし、実際に何をかわいいとかんじていらっしゃるか、お持ちのものを見せていただきながらそれれぞれの方に「かわいい観」を語っていただいています。
中で、私がお会いして取材したのは、お三方。
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↑先ごろ「亀倉雄策」賞を受賞された、デザイナーの渡邊良重さん…日本橋三越などで大人気のチョコレート店「Audrey」の、あの悶絶かわいいパッケージをデザインした方です! 
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↑それから、「Olive」少女だった方なら、きゃ!と反応してくださるはず。「マチルド・イン・ザ・ギャレット」店主の酒井しょうこさん。10代の頃、私も「Olive」を片手に代官山をうろうろしたものですが、現在は田園調布にお店を移していらっしゃいます。
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↑そして、青山でアートギャラリーを経営する川崎淳与さん。
このお三人に、それぞれ、「ひねりのあるkawaii」「ホーリーなkawaii」「アートなkawaii」と題したような「かわいい観」をお聞きしました。ここでその内容を書きたいところですが、もちろん、書店で、電子書籍でご購入くださいね☆
どの方とも本当にお話が弾んで、そして、編集の方もカメラの方も女性だったので、みんなで「かわいい!」を連発しながらの楽し過ぎるお仕事でした。ぜひご高覧ください。きゃ!(かわいいつもり)
(明日は、もう一つ担当した企画のご紹介をします)

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「クロワッサン 着物の時間」にて、森口博子さんの着物物語を取材しました 2017/03/28



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「クロワッサン」の長期連載「着物の時間」。毎月2回発行のこの雑誌で、私は後半の回を担当しています。
今月は、歌手でタレントの森口博子さんを取材しました。
「バラドル」という言葉の元祖となった、明るいキャラクターで知られる森口さん。実際にお会いしても周囲を明るく楽しく照らすような方で、着物にまつわる思い出を本当に一生懸命に思い出して伝えようとしてくださり、温かい気持ちでいっぱいになりました。
当日お召しのお着物も、さりげなく見えて実はとても手の込んでいる一枚。どんな風に手が込んでいるか、は‥ぜひ本誌をご覧くださいませ!
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「クロワッサン」は今年で創刊40周年。今号は、40年の歩みを振り返る別冊付録も付いています。歴史好きのせいか、こういう「振り返り企画」が大好きな私、早速熟読しています。
また、本誌では、辰巳芳子さんをはじめたくさんの料理研究家のレシピが満載で、今日からすぐ役に立ちます!ああ、美味しそう~。ぜひ書店でお買い求めください♪

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「婦人画報」4月号にて茶の湯の美術企画9ページを担当しました~千宗屋さん、柴咲コウさん、そして名物茶道具が登場! 2017/03/02



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渾身のお仕事が発売になりました。
「婦人画報」4月号にて、茶の湯の美術に関する9ページの特集を担当しました。
4月11日より東京国立博物館で開催の一大展覧会「特別展 茶の湯」の関連企画で、その内容は‥

一、武者小路千家若宗匠(次期家元)・千宗屋さんの東京のお茶室を女優の柴咲コウさんが訪ね、数寄者秘蔵の名物茶道具を特別にお借りしてお茶を楽しむ(総て、「茶の湯」展に出展される名物です)。そして茶の湯について語り合う6ページの対談。

二、別の日、千さんが東京国立博物館を訪ね、「茶の湯」展の準備に忙しい研究員の三笠景子さんと、名物中の名物茶碗「有楽井戸」を眺めながら、「特別展 茶の湯」の見どころを語り合い、ご紹介する2ページ。

三、また、「見逃せない!今年は茶の湯美術の当たり年です」と題し、3月14日より近代美術館で開催の楽十五代を展観する「茶碗の中の宇宙」展と、この東博の「特別展 茶の湯」、この春東京で同時期に開催される二つの大茶の湯展を千さんが一望して語る、総括談話1ページ。
合計9ページの大特集です。
    *
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お茶を学び始めてから、8年。最初は仕事の必要上から渋々始めたのですが、徐々にその奥深さに惹かれ、今に至っています。なかなか仕事が忙しく、お茶ばかりに相当の時間を割くことは難しいのですが、それでも、折々、茶の湯関係の美術展に足を運び、茶の湯の歴史に関する本を読み、また、それなりに熱心に点前の稽古も続けて来ました。

その8年という時間の中で、ばらばらに、謂わば一つ一つ小さな点として頭の中に存在していた「茶の湯に関するあれやこれや」。それが、今回、千宗屋若宗匠という稀有な方――ご存知の方も多いと思いますが、日本美術史の修士号を持つ美術史学者でもあります――のお話を聞くことによって、点から線につながり、面として立ち上がり始めた、そんな、夢のような取材でした。大変に力を入れて原稿をまとめていますので、ぜひ多くの方に読んで頂けたら幸いです。
特に、「茶の湯、茶の湯ってもったいぶりやがって、茶なんてただ飲めばいいじゃないか」「この茶碗は誰に伝来してその次に誰に伝わって‥って、権威主義!物そのものを見ればいいじゃない」と思う方にこそ、ぜひ読んで頂きたく思います。実は私も以前はそう思っていた口なのです。

そして、もちろん、既に茶の湯に打ち込み、研鑽を深めていらっしゃる方々にとっては、重要美術品の「有楽井戸」、武野紹鴎の茶杓という東博所蔵の名物をはじめ、めったに外には出て来ない織部の最優品「黒織部菊文茶碗」、中興名物の「高取面取り茶碗」、松平不昧公が愛した「渋紙手」の本歌茶入「潮路庵」を、所収者から特別にお借りして展覧会前に撮りおろした訳なので、大ニュースとして見て頂けるかと思います。森山雅智さんのお写真も、茶の湯にふさわしい深みをたたえています。
また、柴咲コウさんは大変聡明な方で、ご自身の言葉で茶の本質を突く発言を幾つもされています。ぜひそんな点にもご注目ください。
見どころ、読みどころ満載の「婦人画報」4月号「「茶の湯アート」は日本美の縮図です」を、どうぞよろしくお願い致します!

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「クロワッサン 着物の時間」にて、グルテンフリーダイエットの第一人者、管理栄養士の伊達友美先生の着物物語を取材しました 2017/02/27



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雑誌「クロワッサン」の人気連載「着物の時間」、今月は、セレブ管理栄養士の伊達友美先生の着物物語を取材しました。
伊達先生は、今、大注目のグルテンフリー(小麦粉抜き)ダイエットの第一人者。やみくもにただ痩せれば良しとするのではなく、体の中を整えて、その結果として痩せて行きましょう、という考え方をされています。
実は私もちょうどこの取材の頃からグルテンフリー生活を始めていまして、取材時にはあれこれ教えて頂きつつ、もちろん先生の着物ライフヒストリーをしっかりとお聞きしました。
先生のご出身は、浜松。和裁士だったおばあさまが地域の着物好きのまとめ役となり、着物が女性たちの間に生き生きと根付いていた様子をお聞き出来、「日本の着物着装史の中に、こういうあり方があったんだな」と、歴史学の一分野「生活史」の一面も持つインタビューになったと思います。
ぜひご高覧ください。


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「美しいキモノ」&「いろはにキモノ」にて5企画18ページ担当しました! 2017/02/23



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発売中の「美しいキモノ」春号にて、5企画、18ページを担当しました。
今号の「美しいキモノ」は、妹誌「いろはにキモノ」が豪華特別付録に!私は両方の雑誌で取材執筆を担当しています。
本誌の「美しいキモノ」では‥

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山形県米沢市の山奥で紅花染をはじめ草木染・手織りの織物を追究する山岸幸一さんと、その山岸さんの仕事に惚れ込んで毎年米沢に通い詰め(年に数回訪れることも!)、ご自分のお店「銀座 もとじ」で販売する泉二弘明さん。二人の出逢いからこれまでの十八年間の歩みを語り合う対談を私がまとめています。

山岸さんの何がすごいと言って、何から何まで自分の手で行っていること。染めの原料となる紅花や藍などの植物を自ら育て、それどころか蚕まで自分で育てていらっしゃるのです!自分の納得出来る色、納得出来る糸がなければ自分で作り出す、という探究の精神。蚕から糸を取るのも自分。その染め、織り上げるのも自分。古代から近世までの人々と全く同じようにして織物を作っている、こんな人はもう世界にもほとんど存在していないのではないでしょうか。
私と編集者さんとで、冬の或る日、泉二さんにくっついて山の中腹にある山岸さんの工房兼畑「赤崩草木研究所」を訪ね、作業の現場を見せて頂いた後、対談をして頂き原稿にまとめています。
こういった対談ものは、純粋な取材記事より簡単なのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の対談では記事でまとめたような順で話されている訳ではなく、話はあちらへこちらへ飛び、時には脱線し‥それを上手くまとめるのって非常に構成力や文章力のいる難しい仕事なのです。そんなところも思いを巡らして頂きながら、ぜひご一読いただけたら幸いです。
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↑上の写真はおまけです。工房横を流れる最上川源流で、早朝、染め終えたばかりの糸をすすぐ、その作業を少しだけ体験させてもらいました。とてつもなく冷たく澄んだ水、その水に鍛えられて山岸さんの美しい糸は生まれるのです。
      *
本誌では、もう一企画「晴の日のパワーきもの」で2ページを担当しました。
受賞式や新作発表会、就任式など、人生の節目となる機会にきものを選ぶ女性が増えている、その動向を追った企画です。何と‥漫画家の萩尾望都先生を取材しました‥!
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上の写真がそのページ。先日先生が朝日賞を受賞されたその会場に伺い、晴れの場に正に望まれようとする着姿を取材・撮影しています。とてもホットなページです。先生が選ばれたのはどんなおきものであり、帯なのか、ぜひ本文を熟読ください!
       *
そして、「いろはにキモノ」では、三つの企画を担当しました。
一つ目は、「kawaiiバッグ&小物」9ページ。バッグから草履、帯揚げ&帯〆、そして和装下着や着付け小物まで。きもの周りのかわいい、しかも機能性を併せ持つ小物の大特集です。
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↑続くページでは、二つ目の参加企画として、表参道の上質なリサイクルきものショップ「着物 おりべ」の訪問記事を担当しました。(上の写真中の、左のページです)
表参道を原宿からすぐ一本左に入り、太田美術館の並びにあるお店で、コンディションが良く、しかも洗練されたきものが揃う素晴らしいお店です。価格も他のリサイクルショップに比べてかなり安く値付けられていて、知る人ぞ知る存在。ぜひ足を運んでみてください。また、店長の杉山さんは人形作家、スタッフの冨田さんはギフトコーディネイターでありライターであり、含蓄が深くお話ししていてとても楽しいのです。実を言うと私も取材の日に一本帯を買ってしまいました。だってお安いのですもの。ぜひ記事をご参考にお店を実際に訪問なさってくださいませー!
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↑また、恒例の巻頭エッセイのコーディネイトも担当しました。
「いろは」の巻頭エッセイでは、毎年、作家の方にきものにまつわるエッセイを書いて頂いていますが、今年は、きものをモチーフに据えたラブロマンスミステリ小説「花を追え 仕立て屋・琥珀と着物の迷宮」で昨年度のアガサ・クリスティー賞優秀賞を受賞された春坂咲月先生にご登場を頂きました。この「花を追え」を私も読みましたが、辻が花の古裂を中心に、全篇にきものに関する蘊蓄が散りばめられている‥その作品を生み出した先生の舞台裏の想いがうかがえるエッセイになっています。水上多摩江さんのイラストも素敵なこちらのページも、ぜひこちらもご高覧ください。

…と、かなりかなりの量を頑張りまして執筆入稿致しました。
もちろん、私の担当ページ以外にも、名物裂特集(本誌)、古典模様のきものの着こなし術(本誌)、5万円コーディネイト術(いろは)と見どころいっぱいです。
ぜひ書店で、電子書籍でお買い求めいただけたら幸いです!

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「今年こそ!気軽に楽しむ男の着物入門」執筆しました~読売オンラインにて 2017/01/04



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今年最初のお仕事ご報告です。
読売新聞のオンライン版「読売オンライン」にて、「今年こそ!気軽に楽しむ男の着物入門」を執筆致しました。上の画像は当該記事のトップページのスクリーンショット。下記のURLからそのページに飛べます。ぜひご高覧下さい↓
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20161228-OYT8T50092.html?seq=02

お正月、初詣や街歩きに出かけると、時折りきもの姿の男性を見かけます。「俺も着てみたいなあ」と思う方も結構いらっしゃるようなのですが、何となく勇気が出ないまま松の内も過ぎ日常生活に紛れてしまい‥なんてことがないよう、「着てみたい」を応援する記事を作ってほしい、と編集部から依頼を受け、頑張って書いたものです。
当初は一般的な「初心者向け男の着物ガイド」を、というオーダーだったのですが、実際に着ている方の着こなし写真や実感コメントがあった方が良いなと思い、二名の男性着物愛好家の友人に、取材とお写真提供のご協力を頂きました。原田昌和さん、藤桝啓志さん、本当にありがとうございました。
また、大正時代の着こなし写真をご提供頂いた「民族衣裳文化普及協会」様、ありがとうございました。

多くの女性にご納得頂けると思うのですが、日本男児は全員、着物が似合う!そして、男前がぐっと上がる!
「着物を着てみたいな」と思っている男性の皆さん、そして、「彼(夫orお父さん)と一緒に着物で街を歩きたいな」と思っている女性の皆さん、ぜひ本記事をお薦め頂き、今年を「男着物元年」にして頂けたら幸いです!


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浅草辻屋「和装人インタビュー」で、本のこと、着物のこと、取材頂きました 2016/12/30



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浅草で百年以上続く履物店「辻屋」さんのウェブマガジン「和装人インタビュー」にて、店主の富田里枝さんに取材頂きました↓
http://getaya.jp/interview/interview59/

諸事情でまだ校正が続き、2月頃に発売予定の私の初の単著『歴史を商う』(雄山閣)執筆中の裏側のあれこれ、いわゆるメーキングについて。また、自分の二大趣味である読書と着物について。そして、その本好き着物好きに育ったバックグラウンド、つまりは私の両親、祖父母から受けた影響についてもお話ししています。
私の人生のポリシーは、「自分の人生は、自分で切り拓く」。
育った家、育ててくれた親が良き環境であっても悪い環境であっても、親がどうとか家がどうとかとばかり言いたてる人は好きではないし、自分も話したいとは思いません(だから苗字も筆名に変えています)。‥が、今回、インタビュアーの里枝さんが興味を持たれて深堀りされたので、喋らされてしまった格好です。まあ、どんな人間であっても、育った環境から大きな影響を受けるのは当然ですね。
ページ中には、里枝さんにお見立て頂いた「辻屋」製の下駄も出てまいりますのでご注目ください!

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『婦人画報』2月号にて、六世野村万之丞襲名特集を担当しました。 2016/12/29



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昨日に引き続き、最近の仕事のご紹介です。

狂言和泉流野村万蔵家の野村虎之介さんが、年明けの七日に六世野村万之丞を襲名されます。
その決意のほどや狂言に生きる日常の様子、また、襲名披露の演目である「三番叟」について取材しました。発売中の『婦人画報』2月号にてご高覧下さい。

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江戸以来の老舗、宮本卯之助商店当代のお着物拝見~~「クロワッサン・着物の時間」にて 2016/12/28



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皆様そろそろ仕事納めの頃でしょうか。私は今月2回も出張があって忙し過ぎましたが、ようやく急ぎの原稿が落ち着いて一息つけそうです。そんな中、今日から三日連続で、最近の私のお仕事と、こんな私へ取材して頂いた記事のご紹介を致します。どうぞおつき合いください。
本日はこちら。「クロワッサン」の人気連載「着物の時間」にて、宮本卯之助商店当代のお着物拝見記事を執筆致しました。

「宮本卯之助商店」は、能や歌舞伎に欠かせない鼓、太鼓、そしてお祭りの太鼓やお神輿を製作する江戸時代よりの老舗。ご当主は浅草神社の氏子総代でもあり、「浅草の顔役」と言える存在です。
そんな宮本卯之助商店の当代、七代宮本卯之助さんのお着物と、着物にまつわる思い出、そしてお好きな着こなしについて語って頂きましたが‥さすがは大店のご当主。もうとにかく物腰が渋く紳士的でとてもとても素敵なんです。スタッフ女性陣一同、撮影取材終了後は、「素敵だったね‥」と目がハートでありました。
どうぞ皆様、書店で手に取って頂ければ幸いです。今号は「一番捨てたいものは、夫」という離婚特集で、表紙が佐藤愛子先生という強烈さですが、宮本さんのこちらのページからはさわやかな風が吹いております!

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赤坂迎賓館物語、猫のいる相撲部屋、皇室典範を読む…「婦人画報」1月号にて3企画執筆しました 2016/12/09



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仕事に追われていてご報告が遅れてしまったのですが、発売中の「婦人画報」1月正月号にて、バラエティに富んだ3企画を担当しました。

その第一は、「TOKYO 1964&2020 赤坂迎賓館」。
明治時代に日本の工芸技術の粋を集め、また、当時のヨーロッパ各国から最高水準の部材や家具を取り寄せて建てられた、赤坂離宮。現在は赤坂迎賓館と呼ばれるその建物の百年ほどの物語を、特にオリンピックとの関わりを中心に、田原桂一さんの素晴らしい写真とともに綴ったページです。
戦時中には痛々しい姿に傷つき、やがて1964年の東京オリンピックでは、組織委員会の総本部となった迎賓館。日本復活の熱い想いを込めて、錚々たるメンバーが迎賓館に集まって来た…という、私が仕事の中でも最も好みとしているストーリーものの企画です。ぜひご一読いただければ嬉しく思います。

そして二番目の企画は、「ニャーはっけよい!荒汐部屋の招き猫」。
「日本の正月百景」企画の中の一つで、二匹の猫とともに暮らす東京中央区の相撲部屋「荒汐部屋」を訪ねました。
実はこの仕事の依頼を頂いた時、他にも仕事が詰まり大変な時期だったのですが、猫と相撲と言えば、私の「好きなもの番付」上位を占めるもの。「や、‥やります!」とお答えしていたのでした。
大変楽しく取り組んだページです。ぜひこちらもご覧ください。

最後の企画は、「今、皇室典範を読む」。別冊付録「皇室」の中の一企画です。
生前退位をめぐり、先ごろ発表された天皇陛下のお言葉、そして、女性宮家設立?女性天皇を容認?‥と、昨今何かと議論の尽きない皇室をめぐる諸問題。変わりゆく社会環境の中で、国民一人一人がどう皇室をとらえるのか、その基礎となる法律が「皇室典範」です。
今回の企画では、その条文に詳細な解説を付しました。‥と言っても、もちろん私が勝手に付したのではなく、近代皇族・華蔟論の第一人者である静岡福祉大の小田部雄二先生のご指導を受けたもので、先生には、上記した、皇室をめぐる現在の三つの問題の現状を概観する談話もいただいています。
当たり前のことですが、法律の条文というものはきわめて非情緒的、そして事務的です。それに対し皇室は、様々な人々の様々な思い入れを背負った、言ってみれば高度に情緒的な存在であるでしょう。その皇室が、現状、どのような条件のもとに社会の中で存在しているのか、皇室典範の条文を読んでいるとそれが客観的に見えて来るのです。
ビジネスで交渉事を経験したことがある方なら合点して頂けると思いますが、交渉がこじれにこじれた時、互いの条件や、互いが置かれている現在の経営環境を客観的な数値や客観的な叙述で文章化し、列記して行くと、ふっと合意点が見えて来ることがあります。「皇室典範」を読んでみることには、それと同様の意義があるのではないかということを、今回の仕事を通じて痛感しました。
こちらの企画もぜひご高覧頂けたらと思います。

…と本当にバラエティに富んだ3企画。
今号の「婦人画報」は、他に、波瑠さんの素晴らしく美しいきものスタイル特集や、とにかくめでたい、怒濤の日本各地のお正月風景たたみかけ!そして、モダンかわいいダイアリーの付録も付いています。
年末年始のお伴に「婦人画報」1月号を、ぜひお買い求めください。


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「婦人画報」12月号にて、3名のフラワーアーティストの作品を取材しました。 2016/10/31



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発売中の「婦人画報」12月号にて「フレッシュリースの愉しみ」に寄稿しました。
壱岐ゆかりさん、田中孝幸さん、BIONIC PLANTSという気鋭の三組のフラワーアーティストが作るリース作品とその創作コンセプトを取材し、ご紹介するものです。
写真は、田中さんのリース。咲き誇る薔薇のリースが一月の時を経ることにより、枯れの美のリースへと移り変わってゆきます。これは単なる部屋の装飾としての花飾りではなく、アートだということがお分かり頂けると思います。
川上輝明さんの撮影も素晴らしく、今回の特集では他に個性の違う7点の花のアート作品をご紹介しています。ぜひご高覧ください。

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クロワッサン「着物の時間」、白羽ゆりさんを取材しました♪ 2016/10/27



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「クロワッサン」の人気連載「着物の時間」にて、女優の白羽ゆりさんを取材した号が発売になりました。
白羽さんは、元宝塚のトップ娘役。宝塚時代から現在まで、日本舞踊に親しんで来ました。当然着物も自分でささっと着ていると思いきや…?
今回のタイトルは、「17歳からずっと着ているのに まだ着物初心者です」。
本文中ではその理由と白羽さんと着物との関わり合いのストーリーを取材していますので、ぜひご高覧下さい。

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今号の「クロワッサン」は、「冬の体を養う、野菜の力」特集。
野菜を活用するたくさんのレシピが掲載されています。私もどしどし作ってみる予定。ぜひ書店でお買い求めください!


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「クロワッサン」誌「着物の時間」にて、吉田瑞代さんを取材しました 2016/10/05



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今日も最近のお仕事をご紹介する日記です。
発売中の「クロワッサン」10月10日特大号、連載コーナーの「着物の時間」にて、吉田瑞代さんを取材しました。
ファッション好きの方なら皆さんご存知の吉田さんは、日本のアタッシュ・ド・プレスの第一人者。「steady study」を設立して内外の有名メゾンを多数手掛けていらっしゃいます。
いつもさっそうと最新モードを着こなす吉田さんですが、実は大の着物好き。その着物個人史をお話し頂きながら、今、どんな着物スタイルを楽しんでいらっしゃるのかを取材しました。
実は私、このような仕事をしているので当たり前の話ですが、文章を書くことが大好きで、特に長ければ長いほど楽しくなる方なのですが、題や見出しを書くのが大の苦手です。時に、原稿を書くより長い時間、見出しを考えていることもあるくらい‥。そんな私ですが、今回のタイトル、
「筋金入りの着物少女が、今、このスタイルに行き着いて」
は上手く出来たんじゃないの?ととても気に入っています。皆様ゼヒご高覧頂けたら幸いです。
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「クロワッサン」10/10特大号は、収納・片づけ特集号。こういった特集が無性に好きなので、熟読致しました。
更に、別冊付録の「女性目線から考える 防災ハンドブック」が非常に細かいところまで視点が広がっていてとてつもなく参考になり、大お薦めです。皆様ぜひ書店でお手に取ってみてください♪


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「婦人画報」銀座特集にて、新橋芸者取材や伝説のカレー店物語、街のコラムなど担当しました♪ 2016/10/03



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発売中の「婦人画報」11月号銀座特集にて、取材記事、コラムなど16ページ担当しています。
夏の終わりから秋の初めにかけ、日々ひたすら銀座に関する本や資料を読み込み、そしてもちろん毎日銀座へ取材に通い‥或る日など、顔見知りのフォトグラファーさんと6丁目の角でばったり会い、「もしかして‥、銀座特集?」と笑い合う‥そんな、編集部の皆さんと関係スタッフの面が銀座に通い詰める日々だったのでした。
さて、その奮闘努力の成果は、例えばこちらのページです。題は、「ニューキャッスル物語」↓
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銀座2丁目で60年以上、「カライライス」というたった一つのメニューだけを掲げて営業を続けて来た小さな食堂の物語です。店主は現在で三代目。しかもその三人、血はつながっていないのです。さてさて、どんな物語が紡がれて来たのか、ぜひお読み頂けたら嬉しく思います。

一方、こちらは、新橋芸者「寿々女(すずめ)」さんの一日を追った企画。「芸魂 寿々女、今日も銀座を往く」↓
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この写真はお座敷の前、置屋の部屋でお化粧をしているシーン。そう、置屋さんにお邪魔をさせてもらったり、日々の稽古の様子を垣間見せて頂いたり。では、芸者さんの晴れ舞台で或るお座敷での姿は‥?それはもちろん、本誌を購入してお楽しみくださいませ。寿々女さん、ひたむきに芸を愛する真っすぐな女性でした。

その他、「銀座伝説」というコラムページでは、夜の銀座クラブ文化の歴史をひもといたり…↓
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銀座という街の独特の「銀座らしさ」は、街の方々のどんな努力から築かれているのかを探ったり‥↓
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これらのコラムをまとめるために、本物の銀座クラブのママや老舗の跡取りの方など、たくさんの方にお会いし、銀座の奥深さを垣間見ることになりました。

もちろん、私が担当したページ以外にも、たくさんの魅力的な記事が満載の「婦人画報」11月号。別冊付録は、銀座のレストランガイド。銀座に遊びに行くとあちこちのお店で配られているおなじみの小雑誌「銀座百点」、ご存知ですよね?あの表紙を模したデザインに、中の情報も素晴らしい充実ぶりです。
銀座の魅力を様々な角度から余すことなく伝える「婦人画報」11月号「観光客のいない、本当の銀座」特集、皆様、ぜひお手に取ってご覧ください!

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「婦人画報」にて、「向田邦子さんの海苔弁当」記事、取材・執筆しました 2016/09/05



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小説家にして脚本家、そして稀代の名随筆家だった向田邦子さん。作品を読んでいると、達意の文章とはこういうことかと唸らされますが、その向田邦子さんに関わる記事を取材・執筆致しました。
発売中の『婦人画報』10月号、第一特集は「夢のお弁当」。我々日本人にとっては当たり前のものであるお弁当が、今、OBENTOとして世界に注目を集めていることはご存知の方も多いかと思います。今回の特集ではそのお弁当を様々な切り口から見つめていますが、その中で、向田邦子さんが愛した定番の海苔弁当の味を、妹である和子さんに再現して頂きました。
詳しくは記事を読んで頂きたいのですが、このお弁当、実にシンプルなレシピで作られています。ページ中ではそのレシピもご紹介するとともに、何故邦子さんがこの味を愛し、人気作家として多忙な日々の中、どのような時に作り、味わっていたのか、和子さんにお話を伺っています。ぜひご高覧頂けましたら幸いです。

今回取材で初めてお会いした向田和子さんは、何と言うのでしょう、例えて言えば大福もちのように、まあるい柔らかいお人柄の方でした。けれどお話ししていると、すっと鋭い観察の目が、それも上等の包丁でお肉でも切る時のように、真っすぐに差し出されて来るのです。
和子さんは、料理好きの食いしん坊だった邦子さんとともに、小料理屋「ままや」を経営していた、向田家四兄妹の中でも最邦子さんに近かった方。
このような方が「お姉ちゃん」「お姉ちゃん」と心から慕った邦子さんとは、どれほど聡明な女性だったのだろうかとしのばれました。
邦子さんの作品や、邦子さんとの思い出を綴った和子さんのエッセイとともに、ぜひご高覧下さい。


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クロワッサン「着物の時間」、島田史子さんを取材しました。 2016/08/27



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雑誌「クロワッサン」で20年以上続いている人気コーナー「着物の時間」にて、島田史子さんを取材しました。
島田さんは、故澤村宗十郎さんの「番頭」を務めていらっしゃった方です。
「番頭」という職業、聞き慣れない方が大半だと思いますが、一人の歌舞伎役者さんに専属でつかれ、スケジュール管理などマネジメント業務を担当する他に、贔屓筋のお客様のご対応をなさるお仕事です。
詳しくは実際に記事を読んで頂きたいのですが、島田さんは宗十郎さんが亡くなるまで、25年間この職を務められました。日々歌舞伎座で過ごす中で身につけられたその着物スタイルは、着物を着慣れていればいるほど、素敵だなとうなされる、大変に洗練されたもの。ゼヒページを実際にご覧ください。

現在は、エステティックサロンを経営されつつ、歌舞伎の魅力を伝える講演活動などをされている島田さん。私は、2013年に「江戸着物ファッションショー」をプロデュースした際、髪型の再現で大変お世話になりました。その時以来、「素敵な着こなしをされる方だな」といつも気になっていましたたので、今回、取材させて頂くことが出来、大変嬉しく思っています。
皆様、ぜひ書店で手に取ってご覧くださいね!

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「美しいキモノ」秋号、3企画担当しました~その3、尾上菊之丞さん、「柿傳」オーナー安田さんご兄弟インタビュー+おまけ 2016/08/23



「美しいキモノ」秋号にて私が担当した企画のご紹介、その第三弾。
「男のきもの最前線」と題した男性きもの特集の中で、ふだんから着物を着こなしていらっしゃる素敵な男性陣の着こなしをご紹介するページを担当しました。
私が取材したのは、日本舞踊「尾上流」家元の尾上菊之丞さんと、新宿の京懐石の名店「柿傳」の代表でいらっしゃる安田眞一さん、「柿傳ギャラリー」店主の安田尚史さんのご兄弟。
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新橋花柳界の踊りの師でもある菊之丞先生は、東京の渋みとイキを代表する存在。その着こなしの核心をお話し頂きました。もっともっと字数がほしかったのですが、今回は1ページのみなのが残念なほど。江戸から始まり明治、大正を経て東京の中心の中心地に伝わる男のきもののイキとはどういうものなのか、そのエッセンスを感じて頂けたら幸いです。
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また、表千家で茶の湯に研鑽を積まれている安田ご兄弟様には、茶会の折にお召しになるきものをご披露頂きました。「柿傳と言えば茶の湯」と思い浮かぶくらい、ご兄弟とお茶は切っても切れない関係ですよね。柿傳ビル内の茶室で撮影させて頂いています。清新な茶の湯の男のきもの、ゼヒご覧ください。

最近は街でも男性のきもの姿をちらほら見かけることが多くなり、男きものブーム、じわじわと来ているのかなと思います。私が取材したお二人以外にも、たくさんの男きものスタイルが登場しています。男性の方はもちろん、彼・旦那様にきものを着せたい女性の方も、ゼヒご参考になさってください。
   *
そして‥おまけに、何と今号の「美しいキモノ」に、我が家の白猫・チャミも登場しています。
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じゃーん、254頁からの「ネコ模様の帯」にて、誌面のにぎやかしに4ページにわたって登場!親バカなので、きゃー!嬉し恥ずかし。かわいい猫の帯もたくさん紹介されていますので(私もほしい‥)、こちらもぜひご覧くださいね。
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…という訳で、3回にわたってご紹介しました「美しいキモノ」担当ページ、私の担当以外にも、付下げ特集、付録の「きもので京都」ガイドブック、「一枚の紬に三本の帯」特集…と、きもの好きが気になるポイントを突く記事が満載です。表紙は吉田羊さん。ぜひ皆様、書店で、電子書籍でお買い求めください!


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「美しいキモノ」秋号、3企画担当しました~その2「きもの周りの時短のコツ」 2016/08/22



発売中の「美しいキモノ」秋号、昨日に引き続き、今回私が3企画担当しているうちの2企画目をご紹介します。
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300頁からの、「きもの周りの時短のコツ」企画、全12頁のうちの後半半分を担当しました。
この業界にいると、時々、きものについての様々なアンケート調査について話を聞くことがあります。その結果を見ると、日本人女子と生まれて「きものが嫌い」「きものに全く興味がない」という人は非常に少ないらしいのですね。みんな、きものは好きだし、出来れば着てみたい、ただ、きものはどうにも難しい。面倒くさい。この「面倒くさい」問題をクリアして、少しでも手早く・簡単にきもの生活を楽しむためのコツを集めた企画です。
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着つけ、半衿付け、髪型(アップスタイル作り)、収納、お手入れの6項目から、徹底検証。毎日きもので生活されている“きもの達人”とでも言うべき皆様に取材を行って時短ワザを集めました。
私が担当したのは、髪型・収納・お手入れの3項目。
なるほど、こうすると簡単にきれいな衿足が作れるのね、こうやって畳むとシワなしで収納出来るのね、といった知恵が満載です。
特に、ヘアアーティストのおおつかみつえさん、裏千家の桂宗裕先生、小唄・地方の浅草紫沙さん、服飾絹文化研究家の富澤輝実子さん、日本舞踊「尾上流」師範で和ランジェリーブランド「Wafure」主宰の尾上博美さんには、細かくお話を伺い、写真や図でそのコツをまとめました。
皆さん、ぜひご覧頂いて、きもの楽ちん生活の参考にして頂ければと思います。私も早速幾つかのお知恵、実践しています!

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「美しいキモノ」秋号、3企画担当しました~その1「真田丸の衣装拝見」 2016/08/21



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昨日発売になった「美しいキモノ」秋号、私は3企画13ページ+おまけ1企画を担当しています。(ん、おまけって??)今日から連続3日間、ご紹介したいと思いますので、良かったらおつき合いください。
「その1」の今日は、171頁からの「真田丸の衣装拝見」をご紹介します。

三谷幸喜さんによる小気味よい、そして深みある脚本で視聴率好調の、NHK大河ドラマ『真田丸』。私も大ファンで毎回欠かさず観ていますが、何と、その一点一点手作りのオリジナル衣装を拝見+出演者インタビュー、という楽し過ぎる企画を担当することになりました。
実は、このお話を編集部から頂いた時、色々と仕事が詰まっていて大変な状況だったのですが、どこをどう考えても、編集部+外部ライター全員の中で、私より「真田丸」を見ている人は、いない!しかも私は、大の直垂(←ひたたれ・武士のきもののこと)萌え。要するに武士ファッション好きなのです。私が担当しなくて誰がやるのよー!と一人で胸熱になり、「やります!」とお答えしていたのでした。
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そんな5ページのこの企画は、2部に別れています。第1部は、じゃーん、出演者へのインタビュー!
劇中、ぞっとするほど冷酷な裏切りも辞さず、真田家のためにスパイ的な働きをして知謀をめぐらす“叔父上”こと真田信尹を演じる、栗原英雄さんにインタビューをしました。
信尹と言えば、親しくしていた春日信達という武将を騙し、春日が磔になってしまう‥という何とも恐ろしい場面がありまして、その印象から栗原さんも怖い人なのではないかと若干おびえながらインタビューに向かいましたが、もちろんそれは役の上でのこと。ご本人は、一問一問、とても真剣にこちらの質問に答えてくださる、素敵な紳士でありました。
そう、つまりそれだけ役になり切って、演じていらっしゃるということ。
これまでは、25年間所属された劇団四季をはじめ、舞台での活動が主体の栗原さんでしたが、その演技力に三谷幸喜さんが目をつけたのもむべなるかな。役者さんというのは自分の肉体を使って別の人格を乗り移らせることが出来る人なのだな、ということを改めて実感させられました。そのくらい、栗原さんと信尹は、全く違う人物でした!
インタビューでは、その役作りの裏側を、きもの雑誌ですから、特に衣装との関係からお話し頂いています。また、『真田丸』の今後の展開と信尹の関わりについてもお聞きしていますので、ぜひご高覧ください!
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また、衣装紹介のページでは、貴重な真田丸オリジナル衣装をNHK衣装部さんからお借りして、撮影を行いました。ページでは、各衣装が登場した場面のスチル写真と組みにして、どんな技法が使われているのか、どんな資料を参考に製作したのか、衣装さんに取材した解説を付けています。ぜひこちらもご覧下さい。
寧々や茶々、秀吉の豪華な衣装もあれば、地方出身武士だった主人公・真田信繁やその家族の衣装も登場します。身分や地方の違いがどのように衣装に反映されているのか、そんなところもぜひ解説から読み取って頂けたら嬉しく思います。

そう言えば、この衣装をNHK衣装部さんに借りに行った日、私たちがセレクションをさせて頂いている横で、小山田茂誠役の高木渉さんが、スタジオ入りする直前、衣装さんに着付けをつけてもらっていました。きゃー小山田がー!私の横にいるー!と大興奮。本当に、何もかもが、『真田丸』好き、歴史好きの私にとって楽しくてたまらないお仕事でした。場面解説や全体ストーリー解説のところなど、異様に力を入れて書いていますので、「もう、西端ったら」と笑ってお読みください。
「真田丸の衣装拝見」、皆様に楽しんで頂けたら幸いです♪


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「クロワッサン」誌「着物の時間」、佐藤悦子さんインタビューを担当しました 2016/07/28



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着物好きの女性ならみんな知っている人気雑誌連載に、マガジンハウス「クロワッサン」誌の「着物の時間」があるかと思います。
もう20年以上続いている名物連載で、毎回、女優さんや小説家、音楽家、ビジネスウーマン‥などなど各界の著名人の方々がご自身の着物で登場。併せて着物に関する想いを語って頂くもので、数年に一度は連載をまとめた合本「着物の時間」が発刊され、通算4冊。実際にご自分が着こなしていらっしゃるコーディネイトが拝見出来るということで、大人気なのだそうです。私自身も食い入るように眺め、読み返し、本棚にしっかりと収まっています。

この栄誉ある連載に、この度、ライターとして参加させて頂くことが出来ました。
毎回私が担当する訳ではなく、他のライターさんも書かれて行くのですが、今後も時折、私の名がクレジットに入った回が出て来るかと思います。ぜひご注目頂けたら幸いです。

私としての第一回目は、クリエーティブディレクターとして世界を舞台に活躍されている佐藤可士和さんを、妻として、そして名マネージャーとして支える佐藤悦子さんにインタビューをしました。
素敵な夏のお着物で登場されています。ぜひご覧ください。
(上の写真では、「本文は買ってお読み頂けたら」ということで、文章部分はぼかし加工をしていることをご了承ください)

今号の「クロワッサン」は、「自分でできる整体」特集です↓
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実は、一カ月半ほど前にこのブログでもご報告した謎の足の腫れがまだ少し残っていて、ウォーキングやジョギングが出来ない私。正に私のためにある企画ではないか!と涙もの。皆様もぜひご熟読&ご実践をどうぞ(#^^#)

          *

今回の「着物の時間」への起用は、着物業界の旧知の或る方からの推薦によるものでした。ご迷惑になるといけないのでその方のお名前は書きませんが、私はフリーになって以来、実はこれまでほとんど営業というものをしたことがありません。いつも周りの方々から引き立てて頂くことによって新しい舞台が開けて行くことを、涙が出るほどありがたいことだと思っています。
これからも、引き上げて下さったり、後押しをして下さった皆様に、西端を推して良かったと思って頂けるように、いつも現場で明るく、いっそうクオリティ高く仕事に取り組んで行きたいと、改めて思います。
深い深い感謝とともに、新しいお仕事のご報告でした。


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7月22日、トークショー出演のお知らせ 2016/06/23



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現在最後の手直し作業を進めているノンフィクション小説の発売に合わせて、トークショーに出演することになりました。皆さま、良かったらぜひお運びください。

日程は、7月22日(金)、夜19時から。場所は、日比谷公園の中にあるおしゃれなガラス建築の図書館「日比谷図書文化館」です。この図書館が主催されている「日比谷カレッジ」の講座の一つとして行うもので、「学術専門出版社「雄山閣」の100年 ―社史研究家と語る、その存続の理由―」と題しています。
          *
東京飯田橋に、考古学、江戸時代、庶民の生活史、刀剣史、書道、茶道など、日本史と日本文化史に特化した本を出し続けて来た、「雄山閣」という小さな出版社があります。ベストセラーを狙うことなど難しい、でもとびきりの良書をこつこつと出版し続け、大正5年の創業から今年で100周年を迎えました。
現在、私は、その100年の歩みにプラスして、創業者の長坂金雄という人物が、明治18年に生まれて山梨の片田舎から苦労に苦労を重ね、やがて東京で出版社を興す挿話も加えた131年分の歩みをノンフィクション小説の形でまとめているのですが、このトークショーでは、社史研究家の村橋勝子先生とともに、その歩みを改めて振り返ります。

「社史研究家」という肩書を、初めてお聞きになった方も多いかも知れません。先生は経団連図書室の司書を長く務めておられたことから社史に興味を持たれ、日本中の社史のほとんどを読み込んだというすごい方でいらっしゃいます。
雄山閣もそうなのですが、どの企業も、社会の動きと無関係に事業を進めていくことは出来ません。社史を読み込んで行くと、例えば戦争、例えば不況、例えば大地震、例えばバブル景気‥そういった社会の大きな変動の中で、それぞれの産業や企業がどうチャンスをつかみ、どうじたばたとあがき、どう生き延びて来たのかが見えて来る。個人の歴史と同じように、そこにはたくさんのドラマがある訳です。

今回のトークショーでは、雄山閣の歴史をひもときながら、では、その同じ時に社会の中で他の会社はどのような動きを見せていたのか。対比を語り合う中で、「小さくとも良書を出し続ける」という使命を掲げた小出版社の「生き方」を浮き彫りにしてみようと思っています。
なかなか面白い内容となると思いますので、皆さま、ぜひお運び頂けましたら幸いです。お申し込みは、下記日比谷図書文化館のページ中のカレンダーから「7月22日」をクリックしたページで受け付けています。
http://hibiyal.jp/hibiya/index.html

何しろまだ原稿を手直ししている真っ最中で、かなりお尻に火がついていますが‥当日はもちろん脱稿して、気分晴れ晴れ。馬子にも衣裳の新しいきもので皆様をお待ちしています♪


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「美しいキモノ」夏号にて「夏のお手入れ&汗対策」企画8頁を担当しました 2016/05/22



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「美しいキモノ」夏号、先週発売になりました!皆様、もうお買い求めになられたでしょうか?
私は、256ページからの「自分でできる夏のお手入れ&汗対策」8ページを担当しています。市田ひろみ先生、大久保信子先生、田家祐布子先生をはじめとする11人のきものの達人に、汗を書いた日の着物のお手入れや、そもそも汗をかかないためにどんな方法があるか、「なるほど~」と膝を打つ数々のお知恵をお聞きしてまとめたお知恵伝授ページや↓
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「やっぱり絹の襦袢が涼しいけど、何しろ絹は縮みやすいから、洗えないのが難点‥」という悩みに応え、京都の悉皆店「やま忠」さんに「絹襦袢の自宅での洗い方&干し方」を教えて頂き、詳しく解説したページも↓
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ぜひ目を通して頂けたら幸いです。絹襦袢の自宅洗いは、洗い方も大事なのですが、縮みを防ぐためには干し方が大切なのだな、そしてそのためにはこんな方法が!とこれまた膝を打つ面白いお知恵を頂いています♪

夏号はこの他に、別冊付録「ヘアスタイル20」で自分で簡単に出来るまとめ髪を特集(私も次回から実践する予定の知恵満載でした)、夏きものファッションページ、ゆかた特集、購入者だけが閲覧出来る、着付け師奥泉智恵さんによるゆかたの帯結び動画、「染織レッドリスト九州編」など、見ごたえ、読みごたえ十分です。(ゆかた特集に井浦新さんが出ているのもツボでした♪)
ぜひ、書店で、電子書籍でお求めください!
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今回のお仕事を通じて、一つ、個人的に学びもありました。
それは、お手入れと汗対策をお伺いした達人の皆様が、どなたも本当にお忙しいはずなのに、心底丁寧に、そして前向きに、明るく質問に答えて下さったこと。「昨日回答を送ったあの部分なんだけど、意味分かったかしら?」と、自ら確認のお電話をくださったりもするのです。
日本にこれだけきものを愛する人々がいる中で名前が出る方というのは、やっぱり生き方の態度そのものが一回一回真剣で、そして前向きなのだなと実感させられました。夏のお知恵だけではなく、人生のお知恵も頂いた次第です♪


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「婦人画報」3月号にて、南極で活躍する女性への10頁インタビューが掲載されました 2016/02/01



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本日発売の「婦人画報」3月号にて、10頁のインタビュー記事が掲載されました。
と言っても、もちろん私がインタビューされたのではなく、私がインタビューをして執筆した記事です。
その対象は、渡貫淳子さん。通称「南極料理人」と呼ばれ、南極観測隊に同行して1年間昭和基地で調理を担当するお仕事をなさっています。
最も寒い時にはマイナス50度以下にもなる南極。毎年5月末から2か月ほどは全く太陽が上がらず毎日夜が続くという異次元の世界です。
東京でご主人と共に知る人ぞ知る名懐石レストランで腕を振るっていた渡貫さんが、何故南極を目指したのか。そして、南極での暮らしとはどんなものなのか?女性の人生に多様な選択肢があることは当たり前の今、それでもずば抜けて特殊で、そして過酷な環境に敢えて飛び込む女性の生き方に触れて頂けたらと思います。
インタビューは、南極への出発直前、11月に2回行い、南極島直後のメールでのやり取りも含めて原稿を構成しました。「婦人画報」は、日本で最も古い女性誌。このような伝統ある誌面に女性へのインタビュー記事を10頁も担当させて頂き、大変光栄に思っています。良かったら是非ご高覧下さい。
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今月の「婦人画報」は他に、「花の旅へ!」と題して、日本全国の花の名所とその周辺にある名所旧跡・旅の宿を12カ月分紹介する大特集が!私も花好きなのでたまりません♪
その他にも、クラッチバッグの特集が素敵だったり(きものにクラッチバッグも良さそう☆)、ワンプレートブレックファースト特集も熟読。
書店で、電子書籍で、ぜひお求めください!


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「いろはにキモノ」誌にて、3企画16ページ担当しました♪ 2015/12/02



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発売中の「いろはにキモノ」誌にて、3企画16ページを担当致しました。
ご報告とご紹介の日記です。
表紙には、新婚間もない堀北真希さん登場!
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その一、「村山大島紬 たった一人の挑戦」

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若き実力派染織作家を訪ねるルポ「村山大島紬 たった一人の挑戦」では、東京武蔵村山市で、全国でも2カ所にしか残っていない「板締め絣」の技術を守り続ける田代剛章さんを取材しています。
「板締め」と略して言われることの多いこの技法は、工程が40ほどある上に、その内容を理解するのが非常に難しい技法です。なかなかきちんと取材をした媒体はこれまでないと思われ、とても貴重なページとなっています。ゼヒご覧頂ければ幸いです。
この「板締め」の技術を使って作られる、村山大島紬。昭和の半ばまでは町中で蚕を育て、道を歩けば機織りの音が聞こえたそうです。けれど、今、その村山地域で、正統の板締め村山大島紬を作るのは、田代さんの家だけになってしまいました。
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きものに詳しい方は、村山大島と言うと、みっちりと柄を織り込んだ反物を想像されるかと思います。しかし田代さんはこれまでの伝統を引き継ぎながらも、現代のライフスタイルにふさわしいモダンな村山大島を次々と発表しています。誌面ではその最新作もご紹介していますので、ゼヒお楽しみにご覧頂ければと思います。

下の二枚の写真は、取材中のオフショット↓
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上は、田代さんを撮影中のカメラの奥陽子さんです。真剣に被写体に向かう姿、かっこいいですね♪
そして下の写真は、誌面でも詳しくご紹介している「杼絣返し」という工程を、取材中に少し体験させてもらった私のオフショットです。ただ糸巻きを回すだけの簡単そうな工程に見えて、きれいに巻き取るのがとてもとても難しかった‥
と撮影・取材は和気藹々と進みました。貴重な制作の時間を取材にさいてくださった田代さん。本当にありがとうございました!

その二 「プロに教わる 自分できものお手入れ」

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担当した企画の第二は、自宅でのきものお手入れの悩みに応える、問題解決!企画です。
きものを頻繁に着るようになると、袖口や衿元が汚れたり、時には食べ物をこぼしてしまったり‥そんなお手入れ問題の数々、もちろん悉皆屋さんに出せば良い訳ですが、何から何まで悉皆屋さんだよりではお金がかかり過ぎてしまいますよね。
そこで、ベンジンなどを使って自宅で出来るお手入れ方法や、正しいきもののしまい方、洗い方、干し方などを、プロの悉皆屋さんにアドバイス頂きながら写真図解付きでまとめた企画です。
アドバイスを下さったのは、きもの生産のメッカ新潟県十日町市の「日紋」さん。首都圏から東北まで、広範囲の呉服屋さんを顧客に持つ、東日本最大の悉皆屋さんです。何と五十人もの職人さんを抱えていらっしゃいます!他の悉皆屋さんで手に負えなかった頑固な汚れが回って来ることも多々あるという、プロの中のプロ、悉皆屋の中の悉皆屋、という存在です。
そんな日紋さんには、「自分で出来ることと、プロに任せた方が良いこと」の見きわめポイントも、しっかり教えて頂きました。これ、意外に大事なことですよね。
その上で、ふだんは非公開のプロのすごい技術の現場も、写真付きでご紹介しています。「きもの業界」と言うと染めや織りの職人さんだけを考えがちですが、出来上がったきものを長く・美しい状態で着るためには、悉皆屋さんの存在が不可欠ですよね。きものの世界の奥深さを改めて感じる取材となりました。ゼヒご覧頂けたら幸いです!

そしてこちらもオフショット‥
実は今回のこの企画のところどころに、かわいらしい白猫ちゃんが写っているんです↓
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…と書くのは実はおこがましく…そう、私のブログを読みに来て下さっている方なら覚えて頂けているでしょうか。私が目に入れても入れても入れても入れても痛くないほど溺愛している我が家の白猫チャミが登場しているんです!!!
実は、この企画の扉ページの写真など、何カットかを我が家で撮影したのですが、その時にチャミがうろうろしていたのを、カメラマンの升谷玲子さんが撮影してくださっていました。たまたまその写真がエディトリアルデザイナーの小倉万喜子さんの目に留まり…ページのにぎやかさ、フレンドリー感演出のために入れよう。実際、猫は家の中でうろうろしている動物だし、ということに…!決して私が「出せ~」とごり押ししたわけではありません。
親バカな我が家はもう、舞い上がりに舞い上がっています。この写真を見て、CMプランナーさんからソフトバンクCMへの出演依頼が来たらどうしよう、はたまた、モンプチのCMに起用されたらどうしよう‥と心配していましたが‥発売から五日ほど経つ今、まだのようです‥というのはくだらな過ぎる冗談ですが、猫バカとしてもニャンとも嬉しい思い出のお仕事となりました♡親バカすみません。

その三 中島京子先生の巻頭エッセイ

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こちらは、私が取材をしたり原稿を書いたりしたのではなく、「編集」という立場で担当したページです。「いろはにキモノ」では、毎号、きものに関するエッセイを小説家や随筆家の先生に書いて頂いています。今号では、「小さいおうち」や「かたづの!」などきものにまつわる作品も多い直木賞作家の中島京子先生にご登場頂くことに。雑誌のコンセプトをご説明して執筆依頼を行い、きもの初心者の方が多い「いろは」読者に向けて、背中を押して頂くようなエッセイを書いて頂きました。
イラストは、小春あやさんに依頼をしました。ご自身もよくきものを着ていらっしゃる、三十代の若きイラストレーターさんです。淡い水彩のタッチで、右ページに「きものへの好奇心」を表現した世界、左ページに中島先生の「小さいおうち」をモチーフにした世界とが広がる、どこかちょっと不思議なテイストのあるとても素敵なイラストです。エッセイとイラスト、併せて世界観を楽しんで頂けたらと思います。

          *

私が担当したページ以外にも、染めのきものvs織りのきものの着回し特集、自分で出来る簡単ヘアスタイル特集、ネットきものショップを利用しての5万円前後のコーディネイト特集、動画付き着付け講座など、読みごたえ・見ごたがたっぷり。2015 年版「いろはにキモノ」を、ゼヒよろしくお願い致します!

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「美しいキモノ冬号」にて、狂言野村万蔵家三代のおきもの拝見企画を担当しました。 2015/11/26



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発売中の「美しいキモノ」冬号「きものmy style」ページにて、狂言和泉流の野村万蔵さん、お父様で人間国宝の野村萬さん、万蔵さんのご長男の虎之介さん、三代の色紋付きの袴姿とふだんのおきもの姿を取材しました。
撮影は、都内にある野村家の稽古場を公開頂いて行いました。近年新築された、清々しい能舞台をお持ちなのです。
取材中びっくりしたのは、突然万蔵先生が大声で怒り出した…と思ったら、狂言の台詞を暗誦されていたこと。その朗々と通るお声と言ったら!
私たちが鼻歌を歌うように、歴史ある台詞がお口から自然に飛び出すのだなと感激した瞬間でした。
誌面では、狂言師の方々がどのようにきものと向き合われているのかをお伺いしています。また、今号で私は新潟十日町で開かれた「きものの集い」の会の皆様の周年パーティーのレポートも担当しています。初釜のきもの特集など、これからのシーズンに役立つコーディネートがいっぱいの「美しいキモノ」冬号を、ゼヒ手に取って頂けましたら幸いです!


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「婦人画報」12月号にて"力士のファッションチェック"6ページを担当しました 2015/11/01



発売中の「婦人画報」12月号「相撲道は、きもの道」特集にて、場所入りする際の力士のファッションを時に辛口に時に微に入り細に入りチェックする、「お洒落力士は誰だ!」6ページを担当しました。
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好角家で知られ、横綱審議委員も務められた歌舞伎の人間国宝澤村田之助さん。同じく好角家で名高い、女優の紺野美沙子さん。そして、NHK相撲解説の歯に衣着せぬコメントとおしゃれダンディぶりで大人気の元横綱北の富士さん…の豪華お三人に、場所入り各力士の写真100枚以上をお見せし、「この着こなしは粋だね」「おいおい論外だよ」「この鼻緒の色だけが惜しい!」など、鋭くも愛情あふれるコメントを頂いたものを、私が記事にまとめた6ページです。
くすっと笑いながら読んで頂け、さらに、なるほど、こういうポイントを見ればよいのか、と感心。更に力士用の足袋やまわしなどを製造する職人さんへの記事もあり、豆知識もたくわえられる内容になっています。ゼヒご高覧頂けたら幸いです。

           *

取材時のあれこれを少し振り返ると、紺野美沙子さんはテレビの印象通りとても柔らかく優しい女性、そして意外にもとてもユーモアあふれる方です。
もう、女子会のように、「**関の雰囲気とこのきものがぴったり!」「本当ですね♪」と盛り上がり、一方、田之助丈は何しろ人間国宝でいらっしゃるのでこちらはかなり緊張して場に臨みましたが、もう本当にお優しく、そしてお相撲が大好きでいらっしゃるのだなということが伝わって来て、和気藹々と取材をさせて頂きました。
何しろ戦前から、しかも六代目尾上菊五郎さんに連れて行かれて、最上級の升席や相撲部屋で直接昭和の名力士の取り組みや稽古を見られて来たという田之助さん。今回の記事には入れ込めなかった古き良き昭和のお話もお聞き出来、とてもとても楽しい時間でした。
そして、北の富士さんは、我が家が相撲好きで、いつも北の富士さんの解説を楽しみにしているため、お会いするのが嬉しいような緊張するような‥しかし、私のようなひよっこにも本音の楽しいコメントをどんどん頂き、笑ったり感心したりしながら、これもまた夢のように楽しい取材時間となりました。
何より、とにかくもう、ふだんの日からして北の富士さんがおしゃれなんです。ここでその時のお写真を見せられないのが残念なくらい。現役時代は「キャバレーの帝王」と呼ばれていたと聞きますが、これだけおしゃれで美男子で相撲も強いと来たら、モテない訳がないだろうなという方でした。もちろん今でもとても素敵なダンディーです。これからNHKの解説を見るのがますます楽しみになってしまいました!
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上の写真は、1月、初場所の国技館に2日間通って、場所入りの際の撮影に臨んだ際の私の重装備です。その頃FBに載せた写真なので、FBでつながっているお友だちの皆さんは覚えていて頂いているかもしれません。ダウンジャケットにアルパカのセーターワンピース、その下にヒートテックカットソーとスパッツ。更にジーンズを履いて、頭には耳当て、手袋、ロングブーツにカイロをポケットに入れて国技館へ向かいました。電車の中では暑かった…
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↑何しろ力士は上の写真のようなかんじで、まとまらずばらばらとやって来るため、3時間くらい1月の寒空の下に立ちっぱなしです。これでもまだ寒く、特に2日のうちの1日は小雪も舞う中、震えながらカメラマンさんは撮影、私は必死で力士の着こなしをメモしました。
でも、雪が降ってくれたおかげで傘の写真も撮れたのですから、万々歳。9カ月後にこうして楽しい記事として実を結び、とても嬉しいお仕事となりました。

皆様、もうすぐ始まる九州場所に備えて、一家に一冊「婦人画報」12月号相撲特集を横に置いて見て頂ける、もっと相撲が楽しくなると思います。ゼヒお買い上げをよろしくお願い致します。ちなみに私の贔屓力士は、稀勢の里関と隠岐ノ海関です♪

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「美しいキモノ」秋号発売!2企画担当しました。 2015/08/20



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「美しいキモノ」秋号、本日発売になりました!
私は2企画担当しています。一つは、素敵なあの人のきものスタイルを拝見する「きものマイスタイル」ページ、今号ではルー大柴さんを取材しています。
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ルーさんは、実は、遠州流茶道の教授でもあること、まだあまり知られていないのではないでしょうか。そんなルーさんのおしゃれなきものコーディネイトや小物使いに張りめぐらされた美意識を、ゼヒご覧頂けたらと思います。
取材・撮影中のルーさんは楽しい冗談でスタッフを笑わせてくれたり、お茶を点てるシーンの撮影ではその後、私たち一人一人にお薄を点ててもくださいました。ベリー優しくて楽しいルーさんに、エブリバディがムーブドされてしまったのでした~!

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もう一つ担当したのは、今号の大きな特集の一つ、その名も「10分で二重太鼓が完成!お太鼓結びの達人」の中の3ページ。
二重太鼓10分、なごや5分という驚異の術をこれから私も真剣にページを読み込んで学ぶつもりなのですが、その他に、そもそも帯を作り帯にしてしまうというのも、簡単にきものを着るための一つの方法ですよね。
…ということで、自宅で簡単に縫い留めるだけで出来る作り帯と、もうこうなったらプロに頼んじゃえ!なプロに頼む作り帯、この二つをご紹介する実用ページです。
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「自宅で作る」方は、私も指導の竹田和裁研究所の先生の指示書に従って自作してみたのですが、不器用なら誰にも負けない私でも1時間かからないで自作出来ました。ゼヒ皆さんも試してみて下さいね。
かわいいイラストは、岡田知子さんが描いてくださっています。

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「美しいキモノ」秋号は、このほかに、「ランチ紬とディナー小紋」と銘打ったスタイル特集、特に私は気になりました。お友だちとのお食事会やデートには、ちょっとおめかし感のある小紋、これですよね。コーディネイトの参考に、皆様ゼヒご覧になってください。
この他にも、毎号楽しみに読んでいる「染織レッドリストを救え!」が、今回は中部地方編。付録の「美智子さまのきものアルバム」は礼装の参考図書として必須だし、琳派のきもので各工房の力作を眺めるのも楽しいのです!
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「美しいキモノ」夏号、黒柳徹子さん、馬場あき子先生、鈴木登紀子さん(ばあば)のインタビューを担当しました 2015/05/20



本日発売の「美しいキモノ」夏号にて、黒柳徹子さん、歌人の馬場あき子先生、“ばあば”こと料理研究家の鈴木登紀子さんに、きものにまつわるお話を伺うインタビューページを担当致しました。

黒柳さんと馬場さんには、「戦後七十年を迎えて あのときの私ときもの」という特集で、戦前、戦中から戦後の混乱期まで、きものにまつわる思い出を中心に、どのようにあの苦しい時代を生き抜かれたのかを伺っています。謂わば、きものから語る、戦争。ゼヒ読んで頂けたらと思います。
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皆さん、黒柳さんがどんな方か知りたいと思いますので、インタビュー当日の私の印象を少し書くと、黒柳さんという方は、テレビで見る通り、とてつもなく明るい、プラスの力を、体の中心から発していらっしゃるような方です。
お背は小さく、テレビの収録の後にインタビュー場所にいらして頂いたので、たぶんお疲れでもあったかも知れないはずなのに、ひとたび黒柳さんがお話を始めると、何故だか分からないのですがその場にいる人の目が、耳が、自然とすーっと糸ででも引っ張られて行くような、そんな力をもっていらっしゃいます。
私はこれまでに仕事で様々な方にお会いし、黒柳さんと同じような、強い「惹きつけ力」をお持ちの方にお目にかかったことがありますが、或る場合には、その力は、暗く支配的であったりもします。けれど黒柳さんの場合は、心の底から明るい。これほどの陽の力を放っていらっしゃる方には、本当にお会いしたたことはありません。ああ、天はこの人に特別な力を与えたのだ、光の束のような人であり、人を幸せにする方なのだなと、しみじみと思わされました。
そして、そんな黒柳さんが当日お話し下さった内容は、あの永遠のベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」で人々の心に深く焼きつけられた天衣無縫な少女“トットちゃん”が、そのたった数年後、戦争の時代をこんな風に生き抜いて行ったのか‥と、強く心を揺さぶられるものでした。お話を聞いていて、私は二度ほど、涙が目の縁にあふれて来てとても困ってしまったほど。
そして、この、「トットちゃんと戦争の物語」を何とか読者の皆様に真っすぐに伝えられるよう、一生懸命原稿にまとめたつもりです。ゼヒお読み頂ければ嬉しく思います。
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そして、同じ戦後七十年企画でもうお一方インタビューをした馬場あき子先生は、日本を代表する歌人であり、能や日本の染織にも深く通じ、また、不朽の名著「鬼の研究」をはじめ、民俗学と文学とを統合したような素晴らしい著作を著わされている方です。
一体、これほどの文学者の言葉を、私のような者がまとめて良いものなのか?恐れに近い気持ちもありましたが、この大役を務めさせて頂きました。
今回のページを読んで頂ければお分かり頂けるのですが、優れた文学者というものは、その人生さえも文学の色彩を帯びるものなのかしら‥?そう思わされるほど、一つ一つの先生の思い出のお話が、まるで少し影を帯びたトーンの昭和期の映画の一場面のように、目の前に情景が浮かび上がって来るものばかりなのです。そしてその総ての場面を、先生が憧憬された、或る「きもの」がつないで行く‥非常に美しく、悲しい、鋭敏な感性を持った一人の少女と、きものと、戦争の物語を、ゼヒ皆様にお読み頂ければと思います。

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一方、NHK「今日の料理」や「キューピー3分間クッキング」などの人気料理番組で、“ばあば”の愛称で親しまれる国民的料理研究家、鈴木登紀子さんには、「きものmy style」というコーナーでインタビューをさせて頂きました。
テレビでは、きものに前掛け姿がお馴染みのばあばですが、では、ふだんはどんなおきものを着て過ごされているのか?コーディネイトの‘レシピ’は?愛用の和装小物や購入時のエピソードも含めてご紹介しています。こちらは、ゼヒ、楽しくお読み頂けたらと思います。

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「美しいキモノ」夏号は、私の担当ページ以外にも、夏紬や浴衣のコーディネイトが満載で、きものloverの強い味方に。
また、染織好きには必携の、徹底的な詳しさで産地を網羅する「染織レッドリストを救え!」関東編、染織研究家の富澤輝美子さんが明治から昭和まで時々の流行を解説する連載(毎回とても楽しみ)では、今回は「女子の袴」が採り上げられていたり。また、本当にきものの似合う木村多江さんの芭蕉布や麻きもののファッションページなどなどなどなど…見ごたえ、読みごたえある記事がいっぱいです。
また、地味な存在ではあるかも知れませんが、実は、「英語できもの」も、私がとても楽しみにしている連載。通り一遍ではなく、驚くほど徹底的に、英語できものを説明するための言い回しや用語を解説してくれています。外国人の友人の多い私にはもう、非常にお役立ち!の保存版。また、今は「外国の人とは接しないから関係ないわ」と思っているきものloerの皆さんも、この時代、きっと必要になる場面がやって来るはずですよ。今から購入して保存しておいてくださいませ!
‥と、大好きな「美しいキモノ」ですので、つい熱くなってしまいました。皆様、ゼヒ本屋さんに急いで頂ければ幸いです!そして、良かったら私のページも読んでくださいね♡
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「婦人画報」5月号「東京」特集にて、5ページ取材・執筆しました! 2015/04/06



ただ今発売中の「婦人画報」5月号にて、5ページ取材・執筆を致しましたので、ご紹介の日記です。
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5月号は、「東京」特集。
1960年の第1回目ほどではないにしろ、近づくオリンピックを前に変わりつつある東京の新スポット、そして、昔からあるけれど、新しい視点で眺めた時見逃せないスポットを紹介しています。
別冊付録で「東京ベストレストラン2015」も!

私が担当したのは、三つのテーマ。
第1は、3D写真館
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写真館で写真を撮ると、自分そっくりのフィギュアを作ることが出来る!という3D写真館。この最新分野に写真家の桐島ローランドさんが参入されていると聞き、そのスタジオ「AVATTA」を訪ねてお話を伺いました。
ページにはローランドさんそっくりのフィギュアもご紹介しています。写真は、升谷玲子さん。

第2のテーマは、ハイブリッド・ギャラリー
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がらんとした白い空間に絵がかかっていて、マルジェラか何かを着た気難しそう~なギャラリストがしかめっ面で控えている‥といった従来のギャラリーのイメージを裏切り、最近の現代アートギャラリーは、場自体が“たくらみ”を持っている。
そんな四つのギャラリーをご紹介しています。

*白金アートコンプレックス(白金/児玉画廊、山本現代、ARATANIURANO、ロンドンギャラリーの四つのギャラリーが一つのビルの中に)
*バー・ジンガロ(中野/村上隆さん率いるカイカイキキがプロデュースする四つのギャラリー+カフェが中野ブロードウェイに登場!)
*イマコンセプトスタジオ(六本木/写真芸術に特化したギャラリー兼カフェ)
*カネザンマイ(高円寺/アート集団Chim↑Pomが自ら経営・展示するギャラリー)

実は私は6年ほど前から「日本の現代アート、ほんっとつまらない」と思い、一切見るのを止めていたのですが、今回各ギャラリーを回って・作品を見て・ギャラリストの方とお話をして、いい作品がいっぱいあるし、面白くなって来ているなと思いました。
皆様もゼヒこのページをご参考に回って頂けたらと思います。

そして最後、第3のテーマは、プレミアム予防医療
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プレミアム人間ドッグ、寺院の中で受ける漢方治療、遺伝子検査、スーパー精緻な血液検査‥病気になる前に病気の芽を摘む、新しいコンセプトの元に運営されているクリニックをご紹介しています。
どんな夢も野望も健康でなければ達成は難しいことを考えれば、何よりも体のメンテナンス、そして病気の予防に投資するべきなのかも知れない‥そんなことを思い知らされた取材でありました。

私のページは、全体の中のごくごく一部。他にもたくさんの見所が、「婦人画報」ならではの一ひねりある視点でピックアップされています。ゼヒお手に取ってご覧ください!

***応援しているイベントです。こちらもゼヒご覧ください***
きものと和のイベント「わーと日本橋」
5/2~5/10・ コレド室町にて
https://www.facebook.com/wanihon

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「婦人画報」3月号にて、インタビュー2ページ担当致しました【お仕事ご報告】 2015/02/01



昨日発売になった「婦人画報」3月号にて、2ページ担当致しましたので、ご報告の日記です。
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今回の第一特集は、「最新のギフト、最新の手土産」。
例えば、目上の方にお贈りするには…?お詫びの時にお持ちするには…?親しい友だちに気の利いたものを贈りたいなら?
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…様々なシチュエーションごとに珠玉のお品が紹介されているのでゼヒご参考になさって下さい。私も既に心のメモ帳に記しました‥♪
そんな贈り物特集の中で、私が担当したのは、大切な方から心に残る贈り物を頂いた、そのエピソードを伺うページです。
武者小路千家家元にお生まれになり、茶懐石への深い造詣をベースに家庭で出来る料理を提唱されている料理研究家の後藤加寿子先生と(撮影は、鍋島徳恭さん)↓
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横尾忠則美術館などを手掛ける気鋭の建築家、永山祐子さん(撮影は、宇壽山喜久子さん)↓
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後藤先生の取材はご自宅の茶室へ、そして、永山さんは引っ越されたばかりの新事務所へ伺い、お話をお伺いしました。さて、二人が贈られたのは‥?
とても素敵なお品とエピソードなので、ゼヒご高覧ください!

そう、こんな風に、お品の紹介だけではなく“日本人の贈り物”について様々な角度から光を当てているこの特集。例えば下のページの贈り物なんて、ちょっと驚きです↓
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何と、平安時代の貴族、卵や瓜に歌を書いて恋する相手に贈っていたのですって‥!バレンタインの原型でしょうか‥笑

その他にも、祇園特集、生け花(今回は小原流をクローズアップ)特集、現代作家が琳派に寄せて制作した作品特集、有元葉子さんのキッチン史(うっとり)などなど。別冊の桜の季節の京都ガイドも、JR東海の「そうだ、京都行こう」の名写真をフィーチャーしていて、ただのガイドブックではありません‥!

↓更に、今回はこんな素敵な付録が‥!!!
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何と、志ま亀とコラボレーションしたミニトートバッグ!
贈り物特集とからめ、ちょうど贈り物を一つ入れてお持ちするのにピッタリの大きさ。白地に主張し過ぎない上品な柄なので、きものはもうどんなきものでも大丈夫。洋服にもマッチしそうです。
↓嬉しいのは、内ポケットにもかわいく柄がついていること♪
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‥という訳で大充実の「婦人画報」3月号、ゼヒお買い求めください!

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「美しいキモノ」本日発売、3企画担当しました! 2014/11/20



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本日発売になりました「美しいキモノ」2014年冬号にて、3企画を担当致しましたのでご報告の日記です!

担当企画1)帯〆BOOK

まず一企画目は…何と、帯〆だけで16ページ!めくってもめくっても帯〆と組紐の話題が載っているBOOK in BOOK、「帯〆BOOK」です!

その内容を駆け足でご紹介すると…

Part1「帯〆の歴史」では、「道明」当主夫人にして文化学園大学名誉教授(服飾・染織史)であられる道明三保子先生による、帯〆と組紐の歴史解説を、4ページ!
これまで、帯〆が登場したのは文化14(1817)年、亀戸天神の太鼓橋の渡り初めに深川芸者がお太鼓橋をかたどった“お太鼓結び”を発明して登場。それ以来帯〆を締めるようになった…と言われて来ましたが、そうじゃなかったんです!ということが分かったりします。
服飾史好きの方、必読ですよ!

Part2「きもの別帯〆コーディネイト術」では、4ページにわたり、帯〆を中心としたコーディネイトをご提案します。
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上の写真でもお分かり頂ける通り、帯〆にぐっと寄った写真が付き、帯との関係性がよく分かるレイアウト。かなり画期的ではないかと思います。
登場する帯〆は、総て、道明の逸品ばかり。道明三保子先生がコーディネイトされました。
この10年ばかり、きものは、シンプルスタイルが流行。帯〆も、単色無地のものをすっと入れるスタイルが多かったと思いますが、今回ご紹介する20コーディネイトでは、何と、無地は一本も使っていません!
そう、「単色無地帯〆で、無難に」ではなく、多色の配色で組んだ帯〆を置くことで、ぐっと複雑で面白みのある、突然武士になって「おぬし、やるな」と言いたくなるような“一枚上手のコーディネイト”が誕生します。
「この帯ときものに、この配色の帯〆かー!」
と目から鱗のコーディネイトが続々ですので、皆さまゼヒ目を凝らしてご覧ください。

Part3は「帯〆図鑑」です!
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帯〆に使われることの多い組み方を、その由来や組み法とともに解説。
また、正倉院や厳島神社、中尊寺など数々の歴史的名品組紐の復元を手掛けて来た「道明」が、その技術を帯〆に応用したシリーズも、由来や組み方と共に解説。おきもの好き同士で集まった際、すっと「**組の帯〆ね」なんて言えたらちょっと素敵ですよね。ゼヒこちらも熟読ください。

Part4は「代表的な作り手を取材しました」、そう、工房訪問ページです。
日本を代表する帯〆ブランド3社、「道明」「龍工房」「渡敬」(アイウエオ順)の工房を訪ね、皆さんも何となく耳にされたことがあるでしょうか、丸台、角台、高台、綾竹台、内記台という五つの台で帯〆を制作する過程をご紹介します。

最後、Part5は「男性の羽織紐のおしゃれ」と「遊び心のある房あれこれ」。
「龍工房」の福田隆さんが、江戸っ子が好む粋な羽織紐の結び方を伝授してくださいます。これからは歌舞伎座周辺などで、「ん、あの方、粋な結び方をしてるわね」とチェック可能に!
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「遊び心の房のあれこれ」は、今までこんな企画なかった!な超豆知識系コラムです。
撚り房、小田巻房、いちご房、輪房、四本原という五つの変わり房の作り方を「渡敬」に取材。これはかなりなきもの通の方でもご存じない情報だと思います。ゼヒご覧になって下さいね♪

…と、盛りだくさんの「帯〆BOOK」だけではなく、もちろん、連載の「お仕立てのツボ」も掲載されています。

担当企画2)連載「お仕立てのツボ」

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今号は、読者の皆様からいただいたご質問に「竹田和裁研究所」の講師陣がお答えする、お仕立てQ&A特集です。
「雨コートの前合わせがどうもぶかぶかしてしまうんですが、対処法は?」
といった正統派な質問はもちろんのこと、
「ぶっちゃけ、手縫いとミシン縫いの差って何なのでしょう?随分金額がちがいますけど!」
といった、ちょっと意地悪目線、ぶっちゃけ系の質問も!こちらもゼヒ皆さんのきものライフの参考にして頂ければと思います。いつものように、岡田知子さんのかわいらしいイラストと共にお送りします!

担当企画3)歌手・川中美幸さんのおきものを取材、「きものマイスタイル」

そしてそして、三つめの担当ページは、今号、拡大版でお届けする人気連載「きものマイスタイル」。演歌歌手・川中美幸さんのおきものを取材しました。
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上の写真からも、そのゴージャスさ、美しさ、そして楽しさが伝わって来るのではないかと思います。
全3ページにわたって(注*実はあともう1ページあるのです。それはご購入なさってご確認くださいね♪)、心からきものを愛し、一枚一枚、こだわりを持って作られた川中さんのおきものを四枚、帯を六本ご紹介しています。一作品一作品、川中さんのこだわりがぎっしり詰まった、名工の手による逸品ばかり。見ごたえ、読みごたえたっぷりです。ゼヒお楽しみになさってください。
そうそう、取材でお会いした川中さんは、若輩の私がこんなことを申すのは僭越かも知れませんが、とてもチャーミングな方でした。そして、本当にきものを愛していらっしゃるお気持ちもじわじわと伝わって来て…皆さん、これからはテレビで川中さんのおきものを見かけたら要チェックですよ!

…と、総て、夏の終わりから秋のはじめにかけて心血をそそいだページばかりです。
皆様、良かったらゼヒ書店で、電子書籍で、ご高覧下さいね。
裏エピソードを一つお話しすれば、「帯〆BOOK」のためにあまりにも毎日毎日組紐の資料と首っ引きで組紐のことを考え続けたため、最後、原稿を書いている頃には、家中のものが組紐に見えて来るというマジカルゾーンに突入してしまいました。
格子柄のブランケットを見れば、“安田組”(いやいや織物だから…)。何と、最後には愛猫チャミのしっぽを見て、「これは…“鎌倉組”ね」と思う始末。
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上の写真がそのチャミのしっぽを撮ったものなのですが、何ていうことのない雑種猫のため、黒いしっぽのところどころに白い毛が混じっていて、ちょっと鎌倉組風なのですよ!…って、「鎌倉組ってどんな組だっけ?」と思った皆さま、ゼヒ「帯〆BOOK」でご確認くださいませ!

       *

もちろん、私が担当したページの他にも、「結城紬紀行」「京都・加賀・東京 三都友禅」「年末年始お出掛けきもの」など、読みごたえたっぷりです。
「美しいキモノ」2014年冬号、ゼヒご覧ください!
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きものスタイルマガジン「いろはにキモノ」本日発売!3企画担当しました&メーキング写真もご紹介! 2014/10/23



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毎年秋に発売される、きもの雑誌「いろはにキモノ」(「美しいキモノ」別冊)。2014年号が、今日、発売になりました!

私はその中で3企画を担当しておりまして、今日の日記ではその内容と、メーキング画像などもご紹介したいと思います。
振り返れば、今年の夏から初秋にかけては、ひたすらこちらのお仕事に全力投球する日々。ゼヒ書店で、電子雑誌で、ぱらぱらとページをめくって頂き、そして出来ましたなら、購入頂けたら大変嬉しいです!

          *

担当企画1:
江戸小紋染め師・廣瀬雄一さんの工房を訪ねて
その制作哲学を伺い、そして、最新作もご紹介!

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今年、名工への登竜門と言われる「日本伝統工芸展」に初入選された江戸小紋染め師、廣瀬雄一さん。
大正時代から続く江戸小紋染めの家に生まれた、四代目。年齢はまだ三十代で、これからの日本の染色界をしょって立つ人材です。

江戸小紋と言うと、くすんだ藤色や墨黒色など、地味ないぶし銀のイメージが強いと思いますが、廣瀬さんはその精神を受け継ぎつつ、新しい江戸小紋の世界を打ち出しています。
その挑戦の裏にはどんな思いがあるのか、そして、技法的にはどのような革新を行って、“新しい江戸小紋”は生まれて来るのか、

「江戸小紋新時代
廣瀬雄一」  
     (このコピー、もちろん私が考えました♡)

と題して、6ページにわたってお届けします。
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写真は、今年の夏の取材時の様子。フォトグラファーの奥陽子さんが、“板場”と呼ばれる江戸小紋の工房で、廣瀬さんの姿を追っています。二人とも、何てかっこいい!
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↑そして、上の写真は、撮影の前に私が描いたラフ。フォトグラファーの奥さんや、現場で帯や反物の整えを担当して下さる、編集部所属の中嶋さんに、私が持っているページのイメージを伝えるために描いたものです。
その結果が、現在のページに結実しました↓
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今回のこの廣瀬さんのページは、私が本格的に染織に関する文章のお仕事をさせて頂くようになって以来ずっと目標として来たことが、初めて実現した企画となりました。
それは、ただ単に染織の情報を伝えるのではなく、その裏側にある作り手の悩みや苦しみや喜び、また、制作哲学を、質の高い文章で届けること。つまり、読み物としてもクオリティの高い文章、構成で、読者の皆様に伝えて行くこと。ずっと、そういう仕事をしたいと思って来ました。

もちろん、今回のページが、客観的に見て本当に質の高い読み物となっているかどうかは、読者の皆様の評価を俟たねばなりません。けれど、自分として、その目標に向かい、渾身の努力をしたことは事実です。

染織について書く場合、もちろん、書き手の側に技術や流行に対する深い知識がなければなりません。そしてそれを読者の皆様に正しく伝えることが、第一の使命である。これは絶対的なことだと思います。
だから、もちろん、私も日々染織について勉強を重ね続けて行く決意なのですが、ただ、所謂“きものライター”“染織ライター”と呼ばれる人々が、全員同じことをやっていても仕方がないのでは?とも思っています。

私自身が染織の勉強を重ねることは大前提ですが(←しつこい)、それに加えて、その裏側にある心や思想の部分を、時に格調高く、時には情熱深く、時には全女子男子の皆様の紅涙を誘うように…そんな、誰よりも質の高い文章と構成方法で、世の中に伝えて行く。私はそういう存在になることを、目指して行きたいと思っています。
題して、染織ノンフィクション宣言。
今回のお仕事は、その第一歩となるものでした。ゼヒ皆様に読んで頂けることを願っています。

担当企画2:
昨年大好評につき今年も登場!
おしゃれ店員さんの1weekコーディネイト拝見

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昨年私が担当し、読者アンケートで人気の高かった「おしゃれ店員さんの1weekコーディネイト」ページが帰って来ました!
今年は、東京5店、京都2店のおしゃれ店員さん、オーナーがさん登場。私は東京の5店を担当させて頂きました。
ご登場頂いたおしゃれショップは、

*東京*
銀座 いち利、銀座 かわの屋、くるり、komamono玖、ころもや
*京都*
kannon日音衣、京都一加

皆さん、細部までおしゃれ心を張り巡らせたコーディネイトで、もちろん、その細部まで取材しています!
上に写真で上げたのは、komamono玖の渡邊英理子さんのページ。こちらは、青山に今年オープンしたばかりの、上質な和装小物を扱う専門ショップ。恐らくメディアで大々的に採り上げられるのは、「いろは」が初めてではないかと思います。
こんな風に、これからもきもの業界の新しい動き、ニューフェイスをご紹介出来るように、情報収集に励みたいと思います。
他のページの皆さんももちろんとても素敵なので、ゼヒ、「1week」企画もご覧くださいね!

担当企画3:
イケメンきもの男子―――!

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きもの女子の憧れ、それは、素敵なきもの男子ときものでデートすること…ではないでしょうか。自分だけきもので相手が洋服では、ちょっと残念よね…と思ってらっしゃる方がとても多いのではないかと思います。
そんな全きもの女性の皆様の想いを背負って?役得のワタクシ、きもの姿が素敵な男子の皆様をレポートしています。題して、「うるわしきもの男子」!

玉川屋呉服店若旦那の石井竜彦さん
色無地着物 千花オーナーの木下恭兵さん
銀座 いち利店長の小島慶治さん
新進気鋭の書家、鈴木猛利さん
村山大島紬工房・田房染織の田代剛章さん
西村兄妹キモノ店店主の西村ヒロカズさん(こちらは、京都のライターさんが取材)、
帯〆と帯揚げの老舗・龍工房の組紐士、林茂樹さん

が登場。役得過ぎてごめんなさーい♡の取材でした。
下の2枚の写真は、その中で、村山大島の田房染織の工房内をスナップさせて頂いたもの。
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上が、機にかける前の糸と、その糸を機にかけられる状態にするための作業をする台。
下は、村山大島紬の最も大きな特徴である“板締め”で、糸を挟んだ板を重ねてぎゅーーーっとボルトを締める、そのボルトの写真です。撮影の合間に大変貴重な作業道具を見せて頂けることも、この仕事の役得ですね。

          *

もちろん、「いろはにキモノ」は、私の担当ページ以外にも読みごたえたっぷり。
例えば、

まずは手頃なお値段できもの生活を始めたい方を、強力応援、
「5万円コーディネイト」企画!

つまみかんざしと言うと七五三まがいの
かわい過ぎるものばかりで使えない!
そんな不満を解消!の、
「大人のつまみかんざし」手作り企画!

虎の門ヒルズなど、新しい東京名所を
最新のきものスタイルで歩く、
「KIMONO新東京ガイド」!
(撮影大変だっただろうな~)

人気きものブロガー朝香沙都子さんの
お誂え指南ページ!

そして、表紙にもご登場の優香さんをモデルにお届けする
「ワンピースみたいにきものを着よう!」企画!

ワンピースみたいにきものを着る。
とてもいいキャッチフレーズだと思います。きものを、ファッションの選択肢の一つとして楽しむ女性が、もっともっと増えますように。
そして、そんな女性たちに何度も読み返して頂ける企画がギュッと詰まった「いろはにキモノ」、ゼヒ応援をよろしくお願い致します!

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“儲からないけど好きな仕事”で儲けるために何をすれば良いか?――農業コンサルタント・片平晋作さんへのインタビュー 2014/10/01



 お金持ちになりたいなら、業界を吟味しなさい、とよく言われます。
 これから発展する業界、或いは波に乗っている業界で勝負すれば、風は順風で利益を上げやすい。一方、斜陽産業を選べば、風は逆風。同じだけの努力をしても、手に残る利益は少ない、と。
 そう考えると、今の時代、順風に乗ってザックザック儲けたいなら、おそらく、IT分野、バイオテクノロジー、或いは国際金融取引に関係する仕事をするのが、賢い選択なのでしょう。
 けれど一方、ただお金儲けだけをして終わる一生はむなしい、という考え方もあります。
 たった一度の人生、自分がやりたいこと、好きなこと、人の役に立ったという充実感を得られること…そういう仕事に携われるなら、儲けはそこそこでも全然構わない。でも、全く儲からないのでは困る訳で、“楽”、“充”、或いは“自尊”の感情を得られる仕事で生きて行けるようになるためにはどうすれば良いのか、ということが、多くの人にとって永遠の課題となるのだと思います。

 私が担当している連続インタビュー、“HAPON人インタビュー”。  農業コンサルタント・片平晋作さんに聞く2回目では、今回、この課題を中心に据えてお話をうかがっています。
  「現代の日本で農業をする」ということ自体が、まさに“儲からない”選択。跡継ぎがなく消えて行く農家が山のようにあることからはっきりしている通り、労苦の割に利益の少ない、片平さんの言葉で言えば“衰退産業”そのものなのだと思います。
 けれど、本当にそうなのか?やりようによっては逆風の中にある業界でも、ちゃんと生きて行けるだけの利益を生み出せるのではないか?
 実体験に基づく片平さんのお話は、ただ農業だけではなくどの分野で働く人にとっても参考になり、実践出来るヒントが散りばめられていることを、お話を聞いていて実感しました。是非ご高覧頂ければ幸いです。

「農業=食べて行けない? マーケティング手法で農業を変革する
 農業コンサルタント・片平晋作さんへのインタビュー」
http://hapon.asia/shinjuku/news/post3949/

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「婦人画報」10月号にて、京博出品の国宝56点についての記事、執筆しました! 2014/09/02



お仕事ご報告の日記、第3弾です。
昨日発売の「婦人画報」10月号で、10ページ、担当致しました。
今回の婦人画報の第一特集は、「京都の宝」。京都国立博物館=京博で9月13日より開催される名品に次ぐ名品揃いの展覧会「京へのいざない」展と「鳥獣戯画」展を、大々的にご紹介しています。
表紙は、その、みんな大好き「鳥獣戯画」のウサギとカエルをフィーチャーした銀色で登場↓
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そして、この銀色の「婦人画報」を購入すると、中から金色の別冊が出て来るのです!
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この金色の別冊こそ、「京都の宝」特集。「え?これが付録?」とつぶやいてしまいそうなほどの充実の内容で、今回の展覧会の楽しみ方を様々な角度からご紹介しています。

その中で、私が担当したのは、「京へのいざない展出品 全国宝ガイド56」です↓
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今回の展覧会には、京博が所蔵する国宝が56点も!出品されるのですが、その全作品について、京博の精鋭学芸員の皆さんが、独自の解説や作品への愛を語る…!そんな企画です。
学芸員さんに取材したりコメント文を頂いたものに、作品解説と時代解説の要素を加え、全10ページにまとめました。
下の写真は、この原稿を執筆中の或る日、私の部屋の片隅を撮ったもの。原稿を書くに当たって使っていた資料が並んでいます↓
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この写真は、その日の仕事を終えて、夜(と言うより明け方近く)、眠る前に撮ったもの。実際に原稿を書いている時は床にばーっとこれらの資料を広げ(美術書は何せ大きいですから)、図版や解説を参照しながら書いていました。
かなり大変な仕事だったこと、お分かり頂けるでしょうか…

今回の別冊付録では、他に、とにかく老若男女、全世代に大人気(私も大好き!)の「鳥獣戯画」の全場面を一望出来る楽しいページがあったり…↓
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杉本博司さんと武者小路千家若宗匠が、出品作品についてディープな感想を述べ合う贅沢な対談があったり…
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かと思うと、京博付近の素敵なカフェやレストランガイドが8ページ、国宝が実際に床の間に掛けられている、普通“あり得ない”風景を特別に撮影したページがあったり…(これは実際に「婦人画報」を購入してご覧になって下さい!)
…と、本当に、しつこいようですが「これが付録でいいの?」という充実の内容となっています。
皆様ゼヒご購入下さい!そして京都と京博展にも行きたくなりますね♪

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福島311 原発事故で総てを失った農家が東京でコンサルタントとして復活するまで 2014/09/01



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お仕事ご報告日記、その2。唐突ですが、一つ質問をさせて下さい。
或る日、突然、自分には何の落ち度もないのにも関わらず、深く愛してやまない仕事をやめさせられることになったら…皆さんならどうするでしょうか?
311、そしてそれに続いて起こった原発事故は、福島で農業や飲食業を営んでいた方々にとって正にそのような出来事だったのだ…ということを、これからご紹介するインタビューで私は改めて思い知らされました。

          *

私が担当している連続インタビュー、『HAPON人インタビュー』。
3回目の今回は、日本一の売り上げを誇ったジェラート店(1日4千カップ!)とその原料となる高級牛乳を生む牧場とを、311原発事故によってあっけなく失うことになった人物にインタビューしています。

その人の名は、片平晋作さん。
けれど片平さんは福島の民芸品“起き上がりこぼし”のように、しぶとく再起を果たします。
現在の片平さんは、東京に移住。農業コンサルタントとして、全国、そしてアジアを飛び回り、人気ジェラート店時代をしのぐほどの活躍を見せていらっしゃるのです。

その根底にあるのは、″マーケティング″の視点。
およそ人が人生で経験する中で最も厳しいものであったはずの逆境を、マーケティング手法という“知恵”の力で切り拓いて行ったその生き方は、私たちに大きな勇気を与えてくれるとともに、仕事をして行く上での数々の知恵をも授けてくれそうです。
是非、インタビューをご高覧下さい。
前篇の今回は、原発事故直後から、東京進出への足掛かりをつかむまで…の軌跡をお届けします。

HAPON人インタビューvol.3:
福島3.11 すべてを失った酪農家が東京で復活するまで~~ネイチャー・シンフォニー代表 片平晋作
http://hapon.asia/shinjuku/news/post3888/

(HAPONは、東京・新宿にあるシェアオフィス。木の床、木の家具に囲まれた居心地良いスペースに、個性的な面々が拠点を構えています。「HAPON人インタビュー」ではそんなHAPONな人々の新しい働き方、仕事観に焦点を当ててお話をお聞きしています)
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「美しいキモノ」での連載「お仕立てのツボ」第3回掲載になりました! 2014/08/31



今日から三日間のブログでは、最近掲載になった私のお仕事を三本、ご紹介させて頂きたいと思います。
三つとも全く違った内容で、様々な領域の方に興味を持って頂けるのでは、と思っております。

          *

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本日ご紹介致しますのは、「美しいキモノ」での連載「お仕立てのツボ」の3回目。
今回は、裏地と表地との組み合わせの妙を楽しむ袷の季節到来ということで、“袷のお仕立てのツボ”をお届けします。
ポイントは、2点。表地と裏地、別々の布を合わせることで生じる問題をどう克服するか?また、すっきりとした着姿を作るために、特に丈に注目。
大正時代から続く山形の老舗和裁所“竹田和裁研究所”の先生に、極意を教えて頂いています。
秋からお正月にかけて、新しいきものを作られる方も多いのではないかと思います。是非ご参考頂けたら幸いです!

             *

「美しいキモノ」秋号は、「紬&小紋で旅支度」「絞りの至芸」など見所たくさん。
中でも私は下の三つのコーディネイトがいいな~♡と思いました。すっきりシンプル系より、ちょっとぼってり感がある取り合わせが好みです。
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表紙は柴咲コウさん。
皆さまはどんなコーディネイトがお好きでしょう?それぞれの好みがありますよね。是非お手に取ってお好きなコーディネイトを探してみてくださいませ~。あ、今は、電子版もありますね!
明日はガラッと変わって硬派な社会派インタビューのお仕事のご紹介を致します!

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『婦人画報』7月号・人間国宝特集で執筆しました! 2014/06/05



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1日発売の『婦人画報』7月号にて、人間国宝の先生方の作品と制作哲学を紹介する企画で、取材・執筆を致しました。
本号の『婦人画報』は、“日本の手仕事”大特集号。特別付録として、小冊子『買える人間国宝』と題し、数万から数十万円で買える人間国宝の作品と、その制作哲学をご紹介しています。
美術館のガラスケース越しに“自分とは関係ないもの”として人間国宝の作品を眺めるのではなく、ちょっと背伸びして、最高水準の美術品を生活の中に取り入れ、愛でながら暮らそう…!という企画です。
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私が担当した飯塚小玕齋氏のページ。先生作の花入れをご紹介しています。


民芸のスローガンである“用の美”という言葉の通り、工芸品とはそもそも、日常生活の中で使用出来るもの。その一つ一つが美しいものであったり、自分が愛着を持てるものであれば、自然と美しく、快い暮らしが出来ますよね。食器、花器、茶器、布地、和紙、楽器の分野から、総勢二十七名の作家の作品をご紹介しています。

        *

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こちらも私が担当した、松井康成氏のページ。酒呑をご紹介


その中で、私は、六人の人間国宝の方々のページを担当しました。

竹工芸の、飯塚小玕齋氏
漆芸・蒟醬(きんま)技法の、太田儔氏
金工・鍛金の、谷口壽恒氏
染織・正藍染めの、千葉あやの氏
和紙・土佐典具帖紙の、濵田幸雄氏
陶芸・練上手の、松井康成氏

装丁デザインもとても美しい小冊子ですので、ゼヒ皆さんお手に取ってご覧ください。

      *

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こちらも私が担当した、千葉あやの氏のページ。布巾をご紹介。


今回、原稿を書くにあたって資料を読み込み、また、取材で実際に作家や関係者の方々にお話を伺う過程を通じて、一人一人の作家の方々が人間国宝と認定されるまでに自身の技を磨いた、その日々の鍛錬が、いかに真剣ですさまじいものであるのかを改めて思い知らされました。
『婦人画報』本誌では、その、世界に誇るべき日本の伝統技術が、後継者不足などで危機に瀕している状況も「レッドリスト」として紹介しています。
人間国宝の作品も、そして、人間国宝には選ばれなくても確かな技術を持って活動しているたくさんの工芸作家の作品も、買うことで応援して行きたいですね。

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「美しいキモノ」連載第2回掲載!+しょうざん訪問着で出かけた日のコーディネートご紹介 2014/05/20



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本日発売の「美しいキモノ」2014年夏号に、私が担当している連載「お仕立てのツボ」、第2回が掲載になりました。
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今回のテーマは、“単衣と薄物のお仕立て”です。
新しく、単衣や薄物をお仕立てしたいと思った時に、どんなことがポイントになって来るか、そのコツとなる豆知識をまとめました。
キーワードは、強度と収縮率。
ただでさえ暑く湿気の多い夏は、少しでも薄く、スマートに着こなしたいというのが全きものloverの願いだと思いますが、それは一方で強度を弱めることにつながってしまう…
ざっくばらんに言って、びりっとどこかが破れたりすることなくスッキリ涼しく着こなすには、どんなことに気をつければいいのか?…そんな“夏物お仕立てのツボ”を名門和裁所・竹田和裁研究所にお聞きして探っています。
ゼヒご高覧ください!(掲載頁は、308~309頁になります)

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また、「お仕立てのツボ」では、冬号で皆様のお仕立ての疑問にお答えする特集を組みたいと思っています。仕立てに関して訊いてみたいことがある方は、ゼヒ、ご質問をお寄せください。
私のアドレス、contact@maya-fwe.comに直接メールを頂いても、また、頁内に掲載している編集部宛てにお手紙を頂いて結構です。皆様からのご質問をお待ちしています!

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ところで、この1か月半ほど、全くブログを更新出来ず、昔から読んでくださっている方には「どうしたんだろう?」とお気にかけて頂いていたかもしれず、申し訳ありませんでした。実は、もうただただ単純に、PCに向かう時間が全く取れないほど仕事に追われておりました。
その一つが、この連載の準備であり、また、或る書籍の編集に関わったり、そして、もうすぐ発売される別の或る雑誌のお仕事も担当させて頂き、息つく暇もないような毎日だったのです。
そんな中でも、茶会など、ごくたまにはきもので外出していまして、その一コーディネートを今回の日記ではご紹介させてください。
横浜にあるshuhallyという現代茶庵で、これもまた現代陶芸作家の器を楽しみながらお茶を頂く…という趣向の茶会に参加した時のコーディネートです。(茶会の様子はまた別の機会にご紹介します)
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きものは、京都・しょうざんの訪問着。しょうざんの得意とする生紬の生地に、型染めで流水と小花を染め出した一枚です。
真っ白な生地に染めているのではなく、写真ではわかりにくいのですが、実は地紋にも薄い灰色で氷のひび割れのような模様が染められています。細部が凝っていて、いかにもしょうざんらしい、楽しいおきものだなと思います。紺を基調に、細縞と幾何学模様を織り出したしゃれ袋帯を合わせて。

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またまた忙しい日々が続きそうではあるのですが、ブログも更新出来るように頑張ります。ゼヒまた遊びにいらして下さい!
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伊勢丹会員誌にて、注目の職人さんを取材・執筆いたしました! 2013/12/30



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今年最後のお仕事ご報告です。

伊勢丹アイカードの顧客様向け会員誌「アイカード通信」2014年1・2特別号で、取材・執筆を致しました。
1月2日から伊勢丹新宿店1階ザ・ステージで始まるイベント「IKESHOKU展」に出展する作家さんと、その作品をご紹介するページです。

“IKESHOKU”とは、イケてる職人、のこと。
綿々と続く日本伝統工芸の技と美意識を受け継ぎながら、今、21世紀のこの世界を生きている現代感覚をも反映させた作品作りに挑戦する若手職人たちのことを、伊勢丹がこう命名しました。
今回、5人の職人と気鋭のスタイリスト・山口壮大さんがコラボレーションした作品が出展される中、特に、江戸時代から続く染色技法“江戸小紋染め”の染め師・廣瀬雄一さんの工房を訪ね、インタビューをさせて頂きました。

実は、廣瀬さんと会うのはこの時が初めてではありません。きものを頻繁に着るようになって1年くらい経った頃だったでしょうか、同じ伊勢丹の、その時は7階の呉服売り場で廣瀬さんが染めの実演をされているのにたまたま出くわしたことがありました。
そして、これもたまたまあまり他のお客様のいない時間帯だったため、私は「チャンス!」とばかり根掘り葉掘り染めについてあれこれお話を伺ってしまい、その一つ一つへの誠実なご対応に、「いつかこの人を取材出来たらいいな」、と思ったのでした。

今回、数年越しのその夢を実現することが出来、また、やはり伊勢丹さんは日本を代表する百貨店の一つだと思っているので、その大切な顧客様向けの雑誌で仕事をさせて頂くことが出来、感無量の思いです。

「IKESHOKU展」は、1月2日から7日まで。
江戸小紋染め・廣瀬雄一さんのストール
銀細工・松原智仁さん/岡部俊哉さん/岡部由美さんの帯留
博多織・木下勝弘さん(awai)の帯
型友禅・寺本幸司さんのきもの
草履職人・小川浩之さん(神田胡蝶)/泉さやかさん(菱屋カレンブロッソ)の草履

が出展。
伝統をしっかり表現していながら、現代そのものでもある。
そんな新しいきものと、きもの雑貨たちを、ゼヒご覧になってください!

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きものスタイルマガジン「いろはにキモノ」発売!私も3企画を担当しました 2013/10/24



またまたブログ更新の日にちが空いてしまいましたが‥それには訳がありました。
夏の半ばからずっと、きもの雑誌「いろはにキモノ」の取材・撮影・原稿書き・校正に走り回っていたのです!
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その「いろはにキモノ」が昨日、発売になりました(上の画像がその表紙です)。30代から40代のきものloversと、きものに興味を持ち始めた皆さんに向け、若々しく、けれど品格あるスタイルをご提案しています。皆様、ゼヒ書店に走って下さいませーーー!

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その「いろはにキモノ」で、私は3企画を担当しました。ページにすると実に24ページ分。特に9月半ば頃が原稿書きのピークで、その頃、たくさんの楽しいお誘いを全てキャンセル致しましたが、このお仕事に奮闘していたのでした。お友だちの皆様「そうだったのか、仕方なかったね」とお許しくださいませね。

私が担当したページを、ここで少しご紹介したいと思います。
まず一つ目が、巻頭の「原由美子さんが提案する“大人キモノ”」。そのコーディネートを下にちら見せ致しますね↓
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原由美子さんのことは、ご存知の方も多いと思います。「anan」の創刊にも携わった日本のスタイリストの草分け。洋服のスタイリングの第一人者であられると同時に、幼少期から日本舞踊に親しまれるなど、和文化が常に身近にあった方。おきものも大好きで、「FIGARO」で連載も持たれています。
その原さんが2010年代を生きる30代40代に向けて、きものスタイルを提案。洗練とはんなりが全くぶつからずに共存している五つのコーディネートを現場で見られた私は、本当に幸せ者でした。
特にはっとさせられたのが、帯揚げと帯締めの色使い。ここにその色を!とうならされる挿し方に、私は原さんより年齢は若いけれど、全然冒険していなかったな、と反省しきりだったのでした。
‥とこんな風に書いたら、皆さん、もう見たくてたまらなくなって来ましたよね?そうです、見なければ損です!ゼヒ本屋さんで手に取ってページをめくってみて下さいね。(そしてご購入頂ければもっと嬉しいです^^)

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さてさて、私が担当した第2企画目は、「きもの好きのこだわりをチェック 着こなしおしゃれスナップ」です。
ふだんのきものは自分の感覚で着て楽しく過ごしているけれど、正式なパーティーやお茶会のお呼ばれなど、きまりごとの多いフォーマルな場面となると、とたんにどんなきものを着ればいいのか迷ってしまう。そんなこと、ありませんか?
かく言う私もいまだに茶会の前日など部屋中をきものだらけにして大騒ぎしていますが、だったら、フォーマル場面でみんながどんなきものを着ているのか、見せ合いっこしようよ!そんな主旨のページです。
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ご登場頂いたのは、お仕事や趣味の活動、プライベート行事でふだんからフォーマルきものを着ることの多い七名のきものloversの皆さん。パーティー、茶会、レセプション、お子さんの入卒式など、具体的なシーンで実際に着たきものを再現して頂きました。とても参考になると思いますので、皆さん、ゼヒ、ガン見してくださいね!
そして‥このコーナーでは、私のお友だち三名にもご登場を頂きました。手銭さん、ゆかさん、しおさん、ありがとうね。LOVE

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そして、私が担当したもう一つの企画は、「おしゃれ店員さんの1weekコーディネート」。
女性ファッション誌を開くと、必ずと言っていいほど載っている「1週間着回しコーデ」のページ。それから、「人気ショップのカリスマ店員さんのお洋服拝見」。あれをきもの雑誌でもやってしまおう!という意欲企画です。ご登場を頂いたのは、東京と京都の人気きものショップ7店の皆様。じゃーん、ここでお店とご登場頂いた皆さんのお名前を発表したいと思います。

awai(六本木)――女将の木下紅子さん
花想容(目白)――スタッフの田中由起さん
きもの和處 東三季(南青山)――店長の小宮たつみさん
銀座庵(銀座)――副店長の神崎まりえさん
銀座かわの屋(銀座)――スタッフの小野知花さん
くるり(青山・表参道・吉祥寺など)――プレスの大川枝里子さん
西村兄妹キモノ店(京都)――オーナーの西村美寿穂さん

どうでしょう、この豪華ラインナップ。シンプルきものからはんなりきもの、ビンテージきもの屋さんまで!正真正銘きものloversに人気のお店ばかりです。
そして、ご登場頂いた皆さんは当然、毎日おきものでお店に立たれたり、仕入れのために展示会を回ったりされています。毎日きもので過ごす中での着回しアイディアや、ちょとした工夫を余すことなくご紹介。もう、これも見るしかありませんよね!(書店へゴー!デジタル版もあります!)

そして、もう一つ。私がこの企画を担当出来て本当に良かったと思ったのは、撮影の合間に各ショップの皆さんとたくさんのお話が出来たことでした。
ご存じの通り、きものを取り巻く環境は決して順風満帆とは言えません。私はライターのお仕事で、ベンチャービジネスを興して大成功を収められた方々のインタビューを何度も経験していますが、その方たちが成功の秘訣について、「成長産業で勝負すること」と仰るのを幾度も耳にして来ました。同じ実力を持っていても、逆風の環境で闘うのと成長産業で闘うのでは手にする果実は全く違って来るのだ、と。その言葉は確かに真実だと思います。
そして、ひるがえってきもの業界のことを考えてみれば、まさにその真逆。けれど、それでもきものを愛してやまない、きものから離れられない30代、40代のきもの業界人が、今、この業界の中心に立ちつつあるのだということを、私はこのお仕事を通じてはっきりと感じました。
大きなお金儲けをしたいならば、ITやソーシャルゲーム、金融取引を仕事にすればいい。或いは同じ服飾業界でも、ファストファッションブランドでディレクターを目指すのもいいかも知れません。けれど、そうはしない。いわゆる成長業界に行けば必ず成功出来るだろうという実力を備えた人たちが、それでもきものを選んでここで踏ん張っている。
‥だから、そういう皆さんたちがお店にセレクトする商品、或いは別注で作り出す商品は、新しいアイディアや新しい感覚に満ちています。店は隅々まできれいに掃き清められ、皆さん「きものが好き!」と太文字フォントで書いたみたいににぎにぎしくきものへの愛が顔に現れていました。その情熱を感じられたことが、本当に本当に刺激になりました。ライター、或いはイベントのディレクターとして、私も何とかこの業界を盛り上げて行く役目を果たしたい!と思いを新たにしたのでした。
そして――ここでもう一度誌面の話に戻りますが――そんな情熱のきもの店員さんたちは毎日どんなきものを着ていらっしゃるのか、そこにはどんな小さな工夫があるのか、根掘り葉掘りお聞きしてページにしているので、ゼヒご覧頂けたら嬉しく思うのです。

          *

もちろん、私が担当したページ以外にも‥

*木綿きものコーディネート特集(個人的に、きもの産業の復活は木綿きものにかかっているかもしれない、と思ったりもしています)

*スタイリッシュな今の気分のきものコーディネートってどんな姿?スタイル提案ページ

*付録には、刺し方解説&図面付きの“手作りこぎん刺しコースター”。解説を参考にオリジナルのコースターを作って“こぎん刺しコースター誌上コンテスト”に応募すると、「美しいキモノ」に掲載されるかも!手先の器用な皆様、是非ご参加くださいませ!

*人気きものブロガー・朝香沙都子さんによるきもののお悩み回答コーナー

‥などなど、読み応え・見応えたっぷりの記事が揃っています。最近めきめき人気急上昇中の古川雄輝さんと波瑠さんもきもので登場していますよ!

「いろはにキモノ」(ハースト婦人画報社)雑誌版・デジタル版、ゼヒ皆様のお手元で末永く愛されることを願っています!

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【動画付き!】江戸着物ファッションショーを振り返って思うこと 2013/09/18



今年7月、私が企画・制作して行った江戸着物ファッションショー。
お蔭様で大好評のうちに幕を閉じ、「またやって下さいね!」という声もちらほら頂いていて嬉しい限りです。
先日は、雑誌『隔月刊 装道』でも、当日の着装を6ページにもわたり大々的に採り上げて頂きました(下の写真参照。動画は更に下で出て来ますのでお間違いなきようご注意下さい)↓
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そんな江戸着物ファッションショーの様子を、当日お仕事などでご来場頂けなかった方、また、今になって初めて江戸着物ファッションショーの情報を知った方にも少しでも体験して頂きたいと思い、5分ほどのPV映像にまとめました。もちろん、当日会場にお出で頂いた方には、現場の臨場感をなつかしく思い出して頂ければと思います。
このPV映像は、数々の劇場映画やミュージックビデオの制作・撮影・編集を手掛ける信田眞宏さんと大江利哉さんのご協力により制作頂いたものです。とてもかっこよく仕上がって頂いて感無量。今日からyoutubeで公開しましたので、皆様、下のplayボタンをクリックして、ゼヒご覧になって下さい!

この映像を見て頂くとお分かり頂ける通り、江戸着物ファッションショーは、道明三保子先生による“江戸着物ナビゲーション”講義と、着装モデルによるショー。二つのプログラムが交互に現れるスタイルを取っています。
このような構成に関して、少し話は変わりますが、実は、準備を始動した当初、資金や技術のお願いに回っている際によく言われた“二大アドバイス”がありました。

「講義なんていらないんじゃない?勉強的な小難しい話なんて、誰も聞こうとしないと思うな。それよりも、江戸着物を着たモデルを一人でも多く増やして、ショーをバーンと華やかにした方がいいよ」

「江戸着物の再現はそんなにしゃかりきになって追求しなくても平気なんじゃないかな?そこをちゃんとしようとすると途方もない労力とお金がかかるでしょ。今回はあなたにとって初めての“自分で運営するイベント”なんだから、まずはそこそこの再現でいいじゃない」

こんなアドバイスをあちこちで頂いたのです。
表面上はにこにこありがたくお話をうかがっている風を装っていましたが、実は内心では全く納得していませんでした。
私は、専門家による解説は、絶対に不可欠だと考えていました。
もしも解説がなく、ただ再現着装があるだけなら、結局は「今日古い着物を見た~」で終わってしまう。それは「今日珍しい金魚を見た」と同じレベルで、娯楽情報がこれほど氾濫する時代には、一瞬のうちに脳の中で消費されてしまうだけと思えたのです。
江戸着物ファッションショーの準備のために様々な情報を集めている中で知ったのは、全国の市町村で、「こんなにもたくさんの時代行列イベントが行われているんだ!」という事実でした。また、テレビを点ければ昔より減ったとは言え、一日一つくらいは時代劇を観ることだって出来ます。それでも、これらの出演者が着ている着物は、ただ“昔の着物”というぼんやりとした情報でしか人々の頭の中に残らない。戦国時代の着物と江戸時代の着物では全く違うことが多々あるのに、何が違うのか、どういう美意識で着ていたのか、何がおしゃれポイントだったのか‥そんな楽しい情報は全て霧の中に埋もれたまま。だからこそ、絶対に解説は外せない!と確信していました。

また、「今回が初めての試みなんだから、大体の再現でいいじゃない」という二つ目の意見。これも私には絶対受け入れられないものでした。
もちろん、どうしても出来ない部分も出て来るだろうし、そもそも江戸時代の流行について当時の人が書いた文献を当たっても、文献甲と文献乙では見解が違っている事柄もあります。タイムスリップでもしない限り、当時を完璧に再現するのは不可能なこと‥ということは、企画を動かす前から分かっていました。

でも、だからと言って、最初から「大体でいいじゃない」というのではあまりにも志が低過ぎる。
それにハッキリ言ってこの数年、“自分解釈の”“今の要素も取り入れた”、“なんちゃって江戸着物”は、もう世の中にあふれ過ぎていて全然新しくも何ともないと感じていました。やろうと思えば誰でも今日から、“江戸時代アレンジ着物”を楽しむことは出来ます。
むしろあらゆる努力をして当時を再現し、その立体的な臨場感を体で感じる。その上で、新しい目で浮世絵などの資料を見て、我々の祖先の美意識をじっくりと咀嚼する。その咀嚼と、グローバル時代の今を生き抜く中で自然に身に着けている現代の美意識。二つの混交を経て、今を生きる私たちならではの新しい美の感覚が生み出されるはずだ。そんな道行きの方が、私にははるかに刺激的に思えたのです。

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もちろん、そのための準備は、本当に血反吐を吐くような苦しいものでした。
日本全国のアンティーク商や美術館、工房に連絡を取って、多くの所にはけんもほろろに断られ‥「全部で三体しか再現出来ないのではないか」と追い詰められていた時期は、夜も眠れないこともありました。そして、資金面で行き詰まっていた時期も、やはり眠れない夜を何度か過ごしました。
「江戸時代の着物を再現したーい」と口で言うのは簡単です。でも、何かを成し遂げるためには必ず資金が必要であり、その仕組みをどう作り上げるのか。ただの“着物好きの女の子たち”が投げ出してしまうこの一点を突破するための試行錯誤とその苦しさは、やってみた人にしか分からない、まあ、寿命が縮むような苦しいものだと断言します。
それでも、少しずつ、理解を示して下さる方々と出会え、2時間という、初めに決めていた時間枠を十分に楽しんで頂ける、八体の着装を再現することが出来たのでした。

もちろん、まだまだ完璧でない部分は幾つかありました。
あそこにはもう一つあの小物を加えたかった‥。あの帯は本当は草木染めのもので揃えたかった‥などなど、どうしても力及ばなかった部分も存在しますし、そもそも江戸時代の既婚者は本当はお歯黒をしているはずですが、今回は、江戸時代の美意識のうちでも“現代にも通じやすい美”の部分に最もクローズアップしたかったので、「不気味~!」と取ってしまう方が多そうな要素は敢えて避けた、という側面もあります。また、私の勘違いで、小さな間違いを犯しているところもあると思います。その点はどんどんご指摘を頂き、その結果を次に反映して行きたいと思っています。

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以前、養老孟司先生のインタビューを拝読した際、先生の或るお話に大変感銘を受けました。先生は大体このようなことを仰っていたと記憶することを、以下に再構成してみますのでご一読ください。
「僕は、東大で成績をつける際、こんな基準を用いています。
僕が課題を投げかけた時に、まず一番に手を挙げて意見を言った学生。この学生には無条件でAの評価を与えます。たとえその意見が幼稚なものだったとしても、です。
その後、最初の発言者の荒削りな意見を様子見して、おもむろに手を挙げ、より洗練された見解を述べる学生たち。例えその意見がより正しく洗練されたものだったとしても、僕の評価はBです。時々、このような評価を見て僕に文句を言って来る学生がいますが、そういう人は、誰も先人がいない中で最初に考え、発言する時に必要とされる創意と勇気。その重要性を理解していない」

私は養老先生のこの意見に大変感銘を受けました。
私自身も、後から安全でスマートなものを提出する人間であるよりは、誰もやっていないことを最初に思いつき、勇気を持って世の中に問いかける人間でありたいと思います。また、初めから、「まあ、大体こんなところでいいんじゃない?」と低く目標を設定するのではなく、可能な限り最高のものを追求する人間でもありたい。そうも願っています。
その上で、一方、こんなことも思うのです。

私の父方の祖父は学者で、父も母も学者です。学者の家で育った人間だからこそ実感として思うことは、学問上の定説は常に進化、或いは変化し続けて行くものである。そういう厳とした事実です。
最初に誰かが新しい学説を打ち立て、他の学者がそれに衝撃を受ける。そして或る一つの分野の研究が盛んになる。すると、最初に提出された学説の誤った部分が発見され、大小の修正が加えられる。一見、最初の学説は古びた、価値のないものに成り下がったように見えるかも知れませんが、しかし、そもそもそのような修正を行うことが出来たのも、最初に新しいものの見方が提出されたからこそであり、人類の知見はそのように道筋でしか進化し得ないものなのではないでしょうか。

残念ながら着物文化はこれまで徐々に縮小の道をたどり続け、私たちの先祖が持っていた独自の美意識は、ファストファッション、或いは洋服の美意識に塗りつぶされようとしています。過去の美意識を探求することは、もはや学問の領域に近くなってしまったと言っても良いのではないでしょうか。
けれど、同時に、“着飾る”ことは、石器時代からおそらく変わらない(貝殻で作ったアクセサリーなどが発見されますよね)、俗っぽい、人間の生活に根差した最も根源的な娯楽の一つでもあるとも思います。
着物を愛し、同時に、学ぶことを愛する人間の一人として、これからも、誤りを恐れず、しかし目標は常に高く置いて、過去の美意識を探りながら新しい美意識を産み出す、そんな「温故知新の道」を追求したいと思います。その道は単に服飾の領域にとどまることを越えて、自分の育ったこの国の文化を愛し、誇りを持つことにつながる道だと確信しています。
幸いにも、複数の団体様から、「またあなたの企画で時代着物イベントをやってみませんか」というご提案を頂いています。今すぐという訳ではありませんが、また必ず新しい企画を皆様にお届けする日が来るよう、資金・技術・知識、全ての面での厳しい努力を続けて行きたいと思っています。

江戸着物ファッションショーに、技術協力、服飾貸与協力、資金協力、宣伝協力、人脈のご紹介の協力をたまわった全ての皆様。当日会場にいらして下さった皆様。応援を頂いた皆様。そして、新しくこのような企画に興味を持って下さった皆様に、心からの感謝を捧げます。そして、これからも応援をたまわれる自分であるよう、精進を続けてまいりますので、変わらぬご贔屓をどうぞ何卒よろしくお願い申し上げます!


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「季刊きもの」誌で私のきもの生活を紹介して頂きました 2013/09/08



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 「季刊きもの」193 秋号で、私の着物生活をご紹介頂きました。
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 皆さんは、繊研新聞という新聞をご存知でしょうか?
 アパレル業界の老舗専門紙で、パリコレの速報から新しい繊維の開発情報、小売店の四半期ごとの売上速報など、布地や服、いわゆる糸偏(いとへん)業界のニュースを毎日発信している業界新聞です。
 「季刊きもの」は、その繊研新聞が発行するきもの専門雑誌。ふだんは呉服業界で働く方たちに向けた情報が載っているのですが、時に一般の方に向けた特別号を発刊することがあり、今号がそれに当たります。
 大御所着物スタイリスト大久保信子さんのインタビュー、きくちいまさんと秋月夕子さんの対談、目白の人気着物店・花想容のオーナー中野さんのインタビューなどなど、錚々たる顔ぶれがご登場になっている中、私は「きものライフスタイリスト」というページで、呉服業界の人間ではないけれど着物を愛してふだんの生活に取り入れて暮らしている人々‥の一人として2ページにわたりご紹介頂いています。

              *

 当日着た着物はと言うと、上の写真で何となくお分かり頂けるでしょうか、祖母が染めた土器色(かわらけいろ)の丸紋つなぎの単衣に、破れ七宝の八寸帯を締めています。
 本当はここでそのコーディネートを大々的に載せたいところなのですが、そこはやはり本誌を手に取って見て頂けたらと思います。
 それにしもて、前々回の日記でお知らせした「美しいキモノ」に続き、祖母の着物を広くご披露出来たことが嬉しく、また、江戸着物ファッションショーのことや私のきものへの愛!について深く掘り下げてインタビュー頂け、大きな励みになりました。ますますきものにまつわるあらゆることを吸収し、そして、アウトプットもして行きたい、と思いを新たにしています。

              *

 そう言えば、この日の写真は、いつも私が親しく出入りさせて頂いている新宿のシェアオフィス・HAPONで撮影しました。
 HAPONには「富士の間」という、富士山の絵を壁に描いた畳敷きのミーティングルームがあって、右ページの大きなメイン写真はそこで撮影しています。
 大好きな着物と、気のおけない友人たちの経営するオフィス。思い出の記事となりましたので、皆様も良かったら書店で手を取って頂けたらと思います!

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「美しいキモノ」で採り上げて頂きました♪ 2013/08/21




江戸着物ファッションショー終了後、毎日山のように仕事が押し寄せ、全くブログを更新出来ないまま1ヶ月半程が過ぎてしまいました。
忙しさはまだもう少し続きそうなのですが、今日は一つお知らせをしたいと思います。
じゃーん!昨日発売になった「美しいキモノ」2013年秋号で、私のことを採り上げて頂いたのです!

             *

掲載されているのは、311ページ。「毎日キモノ派生活」というコーナーです。これは、日々着物で生活している人にフォーカスを当て、その着物生活をレポートする!というもの。
ふだん、私はライターとしてインタビューをする側にいるので、自分がインタビューされることに何だかどぎまぎしてしまいましたが、何と言っても私自身が「美しいキモノ」の大ファンなので、楽しい経験になりました。

それにしても嬉しいのは、祖母が染めた着物と帯をご紹介出来たことです。
やっぱり何と言っても、「美しいキモノ」はキモノ雑誌の女王。一つ一つの写真は小さなものなのですが、その誌面に祖母の着物を滑り込ませることが出来、生きていたらきっと喜んでくれただろうと、しみじみと涙があふれそうになりました。
今年の夏は忙しくてまだお墓参りに行っていないのですが、お墓は明大前にあり我が家から近いので、今度この号を持参して見せてあげようと思います。「あら、嬉しいわあ。まやちゃんありがとう」という祖母の声が聞こえて来るようです。

そして、皆様も良かったら311ページをご覧になって下さいね。とても丁寧に取材して頂いたので、私の秘めたる(秘めてないかしらw)着物愛が伝わる内容になっています。
着物でお出かけ前の空き時間にちょっと家事をしたい時に愛用している、“すぐれもの上っ張り”の写真もありますので、これもゼヒご覧になって下さい。

             *

そして、他のページを見ていたら、素敵な着物の写真がたくさんあって、ああ、着物って楽しい!もっともっとおしゃれになりたい!といつも熱い着物魂に更にぼっと火がついてしまいました。
忙しいことは忙しいのですが、箪笥から着物を引っ張り出して床の上に並べ、この帯がいいかな?いや、こっちの色?とあれこれ悩んでみたいと思います。やっぱり着物が本当に大好きです。


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“江戸着物ファッションショー”を終えて 2013/07/08



江戸着物ファッションショー、昨日午後、満員御礼、お立ち見の方も多数ご来場頂いた中、大成功の裡に終了致しました。ご来場頂いた皆様、ファンドに寄付を頂いた皆様、準備期間中を通じあたたかい応援を頂いた皆様、無償のお手伝いをして頂いた皆様、そしてスタッフ、出演者の皆さま、本当にありがとうございました。

             *

一夜明けて、もうぐっすり眠って良いのに、毎日、
「終わったら寝る。とにかく寝る」
と思っていたのに、もう生活習慣になってしまったのか、3時間ほど眠ったらぱっちり目が覚めてしまいました。そして、
「もうとにかくしばらくは、江戸時代のことは考えたくない」
「毎日毎日こんなに吐き気がするほど浮世絵を眺めて着姿を研究して、1年くらいはもう浮世絵は見たくない」
と思っていたのに、先ほど気づいたらついうっかり春信の浮世絵集をまたぱらぱらとめくっていました‥!

そして、今、一人、部屋で昨日流した音楽のうちの一曲(会場にいらした皆様‥最後の墨黒のお着物の時に流していた曲です♪)に耳を傾けながら、これまでの全てのことを振り返っています。
やはり一番に思い出されるのは、つらかった時のことです。
「そんな企画で人が入るの?」
と言われたり、そもそも、
「それをあなたがやるの?へー(無理でしょ)」
と斜めに見られたり、
「助けるよ」
と力強く言って頂けたので頼みの綱と祈る気持ちで待っていると梨のつぶてだったり、借りられるはずのお着物や小物が色々な事情で突然借りられなくなってしまったり。眠れない夜も何度もありました。
中でも、やはり、一番苦しかったのは、着物をどう集めるか、というこの一点でした。私に実績があればもっと快いご協力を得られたと思うのですが、何しろ着物企画に挑戦するのは今回が初めてのこと。どこの馬の骨とも分からない“着物好きのライター兼広告代理店出身のプロデューサー?”確かに怪しさ満載です。私だって協力をためらうかも知れない、という状況でした。
そんな中、私という個人の人間を見て下さり、よし、あなたを信頼てお貸ししましょう、と、言って下さった皆様。その方々のご恩によって、昨日の成功があります。
また、それは、お持ちの技術や知識、人的ネットワークを、やはり私という一人の人間そのもの、肩書ではなく人間そのものを見て、信頼下さり、提供して下さった皆様も同様のご恩だと思っています。
今、全ての皆さんの、その、信頼を下さった時々の笑顔、真剣な表情、声、メールの文章が、映画のエンドロールのように次々と脳裏に浮かびます。涙が流れるのを止めることが出来ません。

              *

今後、私がこの江戸着物ファッションショーを思いついた時から昨日までに体験した全てのこと、考えたことの全てを、文章にしてまとめて行きたいと思っています。それは何のためかと言えば、今、夢やアイディアを持ってはいるけれど一歩を踏み出すことをためらっている方々。また、一歩を踏み出してはみたもののあまりにも大きな困難や無理解に苦しんでいる方々に、勇気を持って頂く‥そのために書きたいと思うのです。
たった一人で始めた企画であっても、真剣な思いと夢に対する献身的な努力があれば、必ず実現は可能です。そのことを、多くの方に知って頂けたらと思っています。そして、日本の様々な場所で様々な方の夢が、野に咲く花のようにつぼみを花開かせることを願っています。


              *

これからしばらくは、さすがに疲れたので少し休憩して、そして特にこの1カ月ほどは文章の仕事がかなり滞ってしまったのでそちらのリカバリーに集中して、でも、その後は、また、次の着物企画に向かおうと思っています。やりたい企画が頭の中にどんどんどんどん浮かんでいて形にしたくたまらないのです。また苦労すると分かっているのに。

              *

イベント直前の7日、午前3時頃、徹夜で衣装の最終チェックをしていた時、不思議なことが起こりました。その時、大河ドラマ『篤姫』のサントラを部屋に流していたのですが、不意に、篤姫の時代、幕末に生きた江戸時代の人々の気持ちが理解出来たような気がしたのです。
江戸が、純粋な日本伝統文化の時代が終わってしまおうとしていた時。長い長い苦労と江戸時代服飾に対する徹底的な勉強を終えていよいよ本番に向かおうとしている時。その“時機”というものの近さが私の中に何かを発火させてくれたのかも知れません。とても不思議な、シンクロニシティとしか言いようのない体験でした。
その時何を思ったのか、そんなことも、先ほど予告致しました江戸着物ファッションショープロジェクトの記録の中に書きたいと思っています。良かったら読んで頂けたらと願っています。

私は、文章を書くことと、頭の中に浮かんだイメージや企画を、現実世界にプロデュースすること(それには予算管理と人との折衝、資金調達が含まれます)、この二つのことが、心底好きです。これからも、文章と、プロデュース。この二つの道を、誠心誠意究めて行きたい。
文章についてはこれまでそれなりの実績を作って来ましたが、プロデュースについては、単独で行うのは今回がほぼ初めての大型プロジェクトでした。そんな江戸着物ファッションショーを応援下さった皆様、ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで江戸着物ファッションショーはこの世に出て来ることが出来ました。心より心より感謝申し上げます。

(ショーの画像は、また後日のブログで発表致しますので、今回はご来場頂けなかった皆様、お楽しみにお待ちください!)


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やりがいと収入。どちらも実現する働き方――気鋭の仕事人へのインタビューが掲載されました 2013/05/26



私、西端真矢が担当する、気鋭の仕事人に自身のお仕事についてお話をうかがう連続インタビュー、「HAPON人インタビュー」。
現代アート、音楽、思想、そして地方活性化にも取り組むプロデューサーズ・カンパニーEpiphany Worksの林口砂里さんと信田眞宏さんへのインタビューの第3回目がアップされました。下記のURLから、ぜひご一読頂けたら幸いです。

今回のお話の柱は三つ。
一つ目は、シェアオフィスという職環境独特の面白さとは何か。
二つ目は、HAPONが位置する新宿という街の魅力。
そして最後、三つ目に、アートや思想・地方活性化という、やりがいはあるけれどいかにもお金にならなさそうな領域をプロデュースの対象にしながら、でも、しっかりと事業を継続出来ている、その秘訣はどこにあるかをお聞きしています。

今回まで全3回分の取材を通じて私自身もとても勇気づけられ、今、色々と困難の多いプロジェクトに取り組んでいるのですが、あー困ったなと落ち込んだ時には林口さんの言葉を思い出して、また次の一歩を頑張ろう、と思う‥そのくらい、心に残るお話を頂いた取材になりました。
皆様ぜひご高覧下さい。
第3回「クオリティと収益、どちらも失わない働き方を目指して」
http://hapon.asia/shinjuku/news/post2756/

第2回「地方、伝統、置き去りにされていたものの中に可能性がある」
http://hapon.asia/shinjuku/news/post2471/
第1回「現代アートの精神でジャンルレスにプロデュース」
http://hapon.asia/shinjuku/news/post2261/

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最近の忙しさと、仕事についてのご報告~~気鋭の仕事人への連続インタビュー、始まりました! 2013/03/13



 先日、或る和文化関係の勉強会に出席したところ、参加メンバーの中にこのブログを読んで下さっている方がいらっしゃり(本当にありがたいことです)、
「最近更新がないですよね。お忙しいのか、それとも、中国関係のエントリーで何か右翼の人から攻撃されたりとかしてお休みしてるのかと思ってました」
 と言われてしまいました‥!
 大丈夫です。西端真矢、元気に生きています!むしろ右翼の方からは励ましのメールなど頂いたりしています!左翼の方からも!‥と、自分の周りに起こっていることを見渡すだけでも、今の日本が対処すべき問題が従来通りの右・左の考え方からははみ出し始めているのだなと感じるこの頃なのですが‥
 
 そんな中、年明け以来、仕事が本当に忙しく、朝から晩まで、取材、勉強会、ランチミーティング、原稿書き、資料読み、プレゼン、ビジネスメール、打ち合わせ‥とぐるぐるぐるぐる働く日々が続いています。ごくたまに親しい友人たちとお食事するのが唯一の息抜き。あ、それから、イ・ビョンホンさんの写真を見ることでもかなり癒されています。他に、猫と遊ぶ、資料以外の本を読む‥そんな時間以外は毎日毎日一生懸命働く日々が続いています。
 でも、一つ一つのお仕事、全て、意義深いお仕事だったり、自分から企画しているものだったり、前からずっと発注して下さっている方からのお仕事だったりするものばかりなので、毎日は充実しています。なかなかブログまでたどり着けないことだけが残念ですが、あと少しでピークを脱する予定ですので、気長にお待ち頂ければと思います。書きたい話題も頭の中のネタ帳に満載していますので!

             *

 さて、そんな中、最近のお仕事のご紹介です。
 以前、このブログで、新宿にあるシェアオフィスHAPONをご紹介したことがあるのを覚えていらっしゃるでしょうか。HAPONもオープンから1年以上が経ち、様々な方が入居されるようになりました。
 そこで、HAPONのホームページで、HAPONに拠点を構えてお仕事をされる方々の、そのお仕事の内容と仕事観、更には社会観なども含めてお話を聞く連続インタビューが設けられることになり、私がその取材・執筆を担当することになりました。
 題して、「HAPON人インタビュー」。下のURLでそのページに飛んで頂けます。
http://hapon.asia/shinjuku/news/post2261/
 第1回目のゲストは、Epiphany Worksの林口沙里さんと信田眞宏さん。
 数名のプロデューサーが集まってプロジェクトを企画・制作する会社をプロデューサーズ・カンパニーと言いますが、Epiphany Worksはその代表格のような会社です。
 しかも特徴的なのは、音楽、映像、美術展、写真展のプロデュース、アーティスト・マネジメント‥ここまではごく普通のプロデューサーズ・カンパニーの業務内容なのですが、その他に、脳科学者が出演するイベントをプロデュースしていたり、ダライ・ラマと共に般若心経を学ぶアプリを制作していたり、かと思えば、富山の小さな里山への旅行ツアーや富山の伝統工芸を生かしたプロダクトのプロデュースも‥と、相当な異領域を自在に行き来してお仕事を展開されているのです。
 
 想像出来るのは、恐らく、好きなこと・興味を惹かれることを手繰り寄せて行くうちに自然にこの業務内容になったのだろうな、ということですが、実はそういう風に仕事をして生計を立てて行くのってなかなか難しいことだな、とも実感します。
 そこでお二人へのインタビューでは、好きなことを仕事にして、しかもいい仕事をする。更に生活も成り立って行く。更に次のプロジェクトへ投資するお金も残す。そういう風に仕事をして行くためには、どんな秘訣やどんな意志が働いているのか?そんなことをお聞きして行こうと思いました。今回は、全3回のうちの1回目です。どうぞお楽しみください!

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福島直後の東京をつづった散文詩、香港のアート雑誌に掲載 2012/07/24



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香港のアート雑誌『麻雀』に、散文詩『世界の未来』が掲載されました。
日本語で書き、日本語で掲載。次ページに中国語の翻訳も掲載されていて、その翻訳の監修も私が行いました。中国語では、『世界的未来』という題に翻訳しています。

この詩は、昨年5月のはじめに書いたものです。
5月と言えば、311震災からまだ日も浅く、街を歩けば隣りを歩く人の会話から、「親戚が津波に巻き込まれて…」といったつらいフレーズが聞こえて来たり、金町の浄水所から放射性物質が検出されたことを受けて、毎日、自分の住む武蔵野市水道局の放射性物質検査結果をチェックしなければならなかったり、スーパーの棚から生理ナプキンや水のペットボトルが一瞬のうちに消えて、やっと少し回復して来たような…そんな、混乱が続いていたあの苦しい日々です。
今読むとつらくなるので、実は掲載誌をまだ読み返せていません。

そして、実は、本誌は執筆・入稿からすぐに――昨年7月頃に発行の予定だったのですが、印刷資金調達で問題が生じたため、約1年伸びた、という経緯があります。もしも今依頼が来たら、また違った内容の詩を書くと思いますが、一つの記録として、入稿時そのままの原稿を掲載しています。
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『麻雀』は、ドキュメンタリー写真をメインに構成される、不定期発行のインディペンダント・アート雑誌です。参加メンバーは全員香港人で、香港で発行されています。
台湾と同様、香港も親日派が多く、311で日本が負った傷の深さに胸を痛めた『麻雀』の参加メンバーたちは、チャリティの写真展を企画。そして、『麻雀』で「日本特集号」を発行することを決意してくれました。
私は、『麻雀』メンバーのドキュメンタリー・フォトグラファー・岑允逸(Dustin Shum)と以前から親交があり、今回の「日本特集号」の企画が持ち上がった時、彼の写真+私の文章でページを作ろう、という提案をもらいました。長年の友人と作品作りが出来たことを嬉しく思うと同時に、このような未曾有の災害がそのきっかけになったことを心から悲しく思います。

私の作品の題『世界の未来』は、現在、福島事故の災禍にもだえる日本の苦しみを、中にいる人間の苦しみとして語りかけると同時に、世界各国で原発が増設される現在、必ず、また事故は起こること――人間、というこの不完全な存在を全く信頼出来ない私は、必ず事故が起こると予言せざるを得ません――その時、その、未来のX国で、Y国で、起こる苦しみを、そう、世界の未来を、現在、私たち日本人はこの身に浴びて生きている、ということを述べています。
この私の詩の内容と呼応するように、岑允逸(Dustin Shum)は『世界之過去』と題し、311以前に来日して撮影した日本の日常風景を映した写真を掲載しています。

他に、香港の新聞社の特派写真家として来日し、311の被災地を撮影した余偉建(Vincent Yu)の作品、311以前より新潟在住の黄勤帯(Wong Kan Tai)の、震災前の東北を写した写真作品、国際教養大学(新潟県)准教授・黎加路(Carol Lai)のエッセイ、やはり震災前の東北を撮った楊徳銘(Paul Yeung)と趙嘉栄(Karl Chiu)の写真作品が掲載されています。
ご興味のある方は、下記のURLから是非ご購入下さい。

最後に…一言一句に注文を出す私の神経症的な翻訳指示に粘り強く対応を頂いた、中国語翻訳者の汪次麗さん(彼女は香港人ではなく、中国大陸在住)に、心からの感謝を捧げます。

<asiaonebooks ここからネット購入可能です>
http://www.asiaonebooks.com/productDetails.php?&bookID=00000257
<『麻雀』のFacebookページ>
https://www.facebook.com/groups/191089824916/

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三島由紀夫と私 2012/05/14



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 先ごろ出版された三島由紀夫に関するノンフィクション書籍『ヒタメン 三島由紀夫が女に逢う時』(岩下尚史著・雄山閣刊)で、構成とリサーチを担当した。
 実は私は三島由紀夫とは――大したものではないが――少しだけ縁がある。
 一つは、私の祖母の弟、つまり私にとっての大叔父が、三島と小学校から高校まで、学習院で同級生として過ごしているのだ。
 また、もう一つ前の代へさかのぼると、私の曾祖父と三島の父親が東京帝国大学法学部の独法学科にやはり同期で通い、高等文官試験(=現在の国家公務員総合職試験)も同じ代で受けている。三島本人と三島の父親の代で、私の血族と多少の縁があったということになる。
 もちろん、曾祖父も大叔父も祖母も皆故人となってしまった今では、三島に関する思い出話を聞くことは出来ない。どうやら大叔父はそれほど三島と親しかった訳ではないということは分かっているけれど、ただ、或る時――その時もう祖母は結婚していて三島が有名作家になった後の出来事だけれど――祖母が街で偶然三島に会ったことがあるそうだ。その時、「すみちゃん」と三島の方から声を掛けてくれたのよ、と祖母は話していたので、もしかしたら三島は学習院時代、同級生の家ということで時々祖母の実家に遊びに来ていたのかも知れない。つまり、大人になった後でも祖母の顔を覚えている程度の交流はあった、ということだ。三島の実家も祖母の実家も同じ四谷にあったので、そのような推理が成り立つ可能性は高いのだが、ともかく、そんなこんなで三島には多少の“近さ”のようなものを感じていた。

            *

 そんな私に旧知の雄山閣の編集者Kさんから、三島に関するノンフィクションの裏方役=編集協力者として、著者の岩下先生をお助けする仕事をしてみないかというお話を頂いた。
 そのとき私が思ったことは、「三島の全作品を読破しなければいけない」ということだった。それまでに私が読んでいたのは、『金閣寺』『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』『午後の曳航』『愛の渇き』『青の時代』『美しい星』のみだった。作り手の側が三島の著作を読み込んでいないのでは話にならない。明日から早速、これまで読んだ作品も含めて、全作品を読破しよう。そう思った。
 ――と、こう書くと簡単そうに聞こえるかも知れないが、一度でも図書館に行って三島由紀夫全集をご覧になれば、それがどれほど大変なことか分かって頂けると思う。新潮社から出ている全集は44巻に及び、そのどれもが6センチほどの分厚さ。とにかく三島由紀夫というのはあきれるほどに多作な作家なのだ。
 それでも、私はそのほぼ全ての作品を読んだ。ごく初期、三島十代の頃の短篇と、あまり有名ではない戯曲、それから、それほど重要ではないと思われる対談は省いたけれども、それ以外の作品は全て――長編作品は、当然、全て。中編、短編もほとんど全て。戯曲も代表作は全て読み、対談やエッセイの7割くらいにも目を通した。
 また、小説と同様に重要な、三島の思想書。例えば、『太陽と鉄』『林房雄論』『革命哲学としての陽明学』『文化防衛論』など。これらの著作も当然、全てを徹底的に読み込んだ。全集第43巻に付いている詳細な年表を活用して、三島十代から最晩年に至るまでのほぼ全ての著作と対談を、その執筆・発言の時間順通りに読んだのだ。
 更に、三島の四谷の実家があった場所、三島の最後の家、墓所、市ヶ谷の“自衛隊見学ツアー”にも参加して、三島があの衝撃的な自決を遂げた東部方面総監室も訪ねた。もちろん三島が役者として出演した映画も全て観たし、三島の両親が出した随想録も読んだ。ジョン・ネイサンの『三島由紀夫――或る評伝』など、三島論の著作にも幾つか目を通した。読み、訪ねる。これらのことを全て完遂するのに、大体1年半ほどの時間を使っただろうか――
(冒頭の写真は、当時の私の机の前の壁を撮ったもの。毎日三島の写真を見て過ごしていた!)

 もしかしたら、著者でもない、単に構成とリサーチを担当するだけの編集協力者に過ぎない私が、ここまでの努力をする必要はなかったのかも知れない。でも――と私は思っていた。いやしくも三島由紀夫という怪物と少しでも関わりを持つ以上、いいかげんなことはしてはいけない。いや、出来ない、と。
 私の三島的くそ真面目さの故か、或いはDNAに刻まれたかすかなかすかな縁のつながりに無意識に叱咤激励されたのか。とにかくそのようにして私は、三島由紀夫と格闘する日々を過ごしたのだった。

             *

 この書籍『ヒタメン 三島由紀夫が女と逢う時』は、紆余曲折を経て、昨年暮れにようやく発売された。そして好評のため、このたび早くも増刷されたことを嬉しく思う。更にそれを祝して特設ホームページが開設されることになり、編集協力者として、私もコラムを一篇と論説を一篇、寄稿させて頂いた。下にそのURLを記すので、お時間のある時に読んで頂けたら嬉しいのだが、今日、このブログでは、三島との格闘を通じて私が何を得たか、そのさわりに当たることを少し書いてみたいと思う。本論は下のの論説で書いた訳だが、このブログではその概略をまとめてみるということだ。
 そしてまた、あのような生き方、或いはあのような死に方をした三島由紀夫という人間について、今、どのような感慨を抱いているかについてもまとめてみたいと思う。

 まず、二篇の原稿のご紹介をしたい。
 コラムの方は、題名を『ヒタメンの時代』と言う。
 http://www.yuzankaku.co.jp/test/untitled/9784639021971-2.htm 
 今回の書籍『ヒタメン』は、三島・二十代後半の秘められた恋――それも、女性との恋――に光を当てているが、このコラムでは特に若い読者の方々へ向けて、その時代背景を解説している。
『ヒタメン』で初めて解き明かされた三島の恋は、彼の人生にとってどのような時期に当たり、そしてまたそれは日本にとってのどのような時代に当たるのか?そんなことを簡単にまとめたコラムだ。

 一方、論説の題名は、『三島由紀夫との約束』という。
 http://www.yuzankaku.co.jp/test/untitled/fuhen.pdf 
 ここに私は、私が取り組んだ三島との格闘の全てを、結実させた。先ほど「三島の著作をその順番通りに読んだ」と書いたが、それはつまり、三島由紀夫という偉大な作家の思想遍歴を、そのままたどる旅にほかならなかった。
 その旅の果てに私が到達した結論はこうだ。三島という作家は、生涯一つの命題を追究した作家だった。その命題とは、「人生と芸術、その対立の解消」という命題である。このパースペクティブのもとに三島の思想の変遷を全て見通すことが出来る、と、今、私は考えている。或いはそれは、「現実と虚構」と言い換えても良いかも知れない。或いはまた、「現実と夢」と言うことも出来る、と。

 そう、今、ここで食事を取り、排泄し、眠り、人を憎み、人を恋する生活者である自分と、そのような自分を超越して、虚構の世界を紡ぎ出そうとする、芸術家である自分。芸術、或いは創造というこの奇怪な行為とは一体何であるのか?
 或いはまた、現実に、今目の前にある、薄汚れ自尊心を見失い文化的に政治的に強国に(三島の時代では、アメリカに)こびへつらい引きずられて行く日本と、観念の中に凛として存在する、美しく、強い日本――このように、私たちの現実、私たち一人一人の人生の前にいつも立ち現れ、私たちの現実を駆り立てる、夢のような何か。また、その夢そのものを紡ぎ出そうとする創造という行為。この、対立し合う二項の関係性そのものに向き合い、オリジナルな措定を与えること。それが三島が生涯取り組んだ命題であり、幼少期から青春期、壮年期へと彼が年輪と経験を加えて行くのに伴って、その内実も少しずつ変化する。このことを、私は三島の著作の跡を追うことでつぶさに観察することが出来たと思うのだ。

 注意しなければならないのは、「人生と芸術」、或いは、「現実と夢」、この非常に形而上的な命題は、三島の場合その根本では、彼の身体的条件に強く結び付いているということだ。
 実は三島に限らず、「芸術という行為とは何か?という問いそのものを芸術のテーマにする」というこの自己撞着的な命題は、フロベールやマルセル・デュシャン以来、現代芸術の根本テーマの一つだった。だが三島のユニークネスは、それが情けないくらいに表層的な、彼の身体的条件に強く影響されているという点にあるのではないだろうか。思想家、小説家として三島の偉大性は言う間でもないが、だからと言って三島を黄金の神殿の中に閉じ込めてしまっては、彼を真実理解することは出来ないというのが私の考えだ。
 三島由紀夫。本名・平岡公威という男は、特別に優れた頭脳と特別に虚弱な体質を持ってこの世に生まれ落ちた。この身体条件が彼を生涯、強迫観念的に支配し続けたという事実から、決して目をそらしてはならないと思う(三島自身は目をそらしてくれることを望んでいたと思うが)。だから、上に挙げた「人生と芸術」という命題はある側面では、西洋哲学を学んだ者にならおなじみのあの命題「肉体と精神」という対立項として現れて来るだろう(そして三島もまた西洋哲学を血肉化している)。
 しかし三島は超人的な努力で、その劣位の身体条件を克服した。ここにも三島のユニークネスが存在する。学習院時代、「あおじろ」という屈辱的な仇名をつけられた病弱な痩せた体を徹底的なワークアウトで鍛え上げ、ボクシングを学び剣道で段位を獲得し、晩年の自衛隊体験入隊時には、二十代の新入り隊員に混じって全く同じ厳しい訓練を完璧にやり遂げている。
 私が今回三島の著作を時間順に読み通すことで得た新しい知見は、三島のこの肉体改造=現実改造の意志が、「芸術と人生の関係性」という現代芸術の根本命題にオリジナルな回答を導き出そうとするまさにその時期――『金閣寺』を執筆する時期――に始まっているという点にある。そしてその時期、つまり『金閣寺』という達成を境にして、三島の思想と行動は前期と後期と言って良い程にはっきりと線引きがされるという点にある。
 その詳しい分析は上に挙げた『三島由紀夫との約束』を読んで頂ければと思うのだが、三島由紀夫、或いは平岡公威という男は、自身のひ弱な体と目も眩むばかりの思想の高みの間を誰にもついて行けないほどの激しい振幅で往復し、その結果、『金閣寺』という不朽の著作をこの世に産み落としたのだ。その激しさに、私は、恋心のような思いを抱かずにはいられなかった。そう、私は激しい人間が好きなのだ。

          *

 そしてもう一つ、私が今回三島と取り組む中で目を啓かされたことがある。それは、『金閣寺』以降の三島=後期三島との格闘の中で得た気づきだった。
 多くの方がご存知のように、この時期以降の三島は次第に、そしてやがて加速度的に国粋思想へと接近して行く。それはつまり三島が、「身体と精神」という所与の条件のもとに「人生と芸術」という命題に取り組んみそれを達成した後、新たな「現実と夢」の問題=「現実の日本と理想的日本」という命題に取り組み始めたということ。そう言って良いのではないだろうか。
 この点についての詳しい分析も『三島由紀夫との約束』の中で書いたので詳細はそれを読んで頂くとして、三島の思想と行動をたどるうちに私は彼の一種の先見性というものに驚嘆せずにはいられなかった。

 三島が国粋思想へと近づいて行った時期というのは、多くの方がご存知のように、世界的に学生運動が盛り上がりを見せた時期である。それはまた日本人にとっては、今に続く問題、日米安保条約を維持するか否か?という問題を喉元に突きつけられていた時期でもあった。
 その結果を今、私たちは知っている。
 学生運動は結局失敗に終わり、日米安保条約は締結・延長され、日本はアメリカの軍事力の庇護の下に、「平和国家」の看板を今も掲げ続けている。その看板が、自分一人の力で達成されたのなら確かに立派なものだろう。しかし現実にはそれは“アメリカの軍事力”というスカートの中に大人しくかしこまったことによって達成されたのであり、安保闘争の運動家たちが当時掲げていた激しい危機感、「日本は安保条約を締結することによって明確にアメリカ陣営入りすることになり、ソ連を代表とする東側陣営との戦争に巻き込まれる」という見通しは、とんだ見込み違いだったことが明らかになっている。そう、彼らがあれほどまでに毛嫌いした日米安保条約こそが現在の平和国家日本の根本を支える土台となったのであり、更にまた、当時彼らが盲目的に良きものとした社会主義国家、ソ連、中国、北朝鮮、その政治体制がいかに暴力的な抑圧を伴うものだったのかも、今、明白に白日のもとにさらされている。

 思うのだが、安保闘争を境にして、日本というこの国には、常に奇怪な“ねじれ”と奇怪な“恥ずかしさ”がつきまとっているのではないだろうか。
 それは、したり顔で平和や民主を語りながら、その理想はアメリカの軍事力によって担保されているという強いねじれであり、更にそのアメリカ様が軍事力を抑止力としてのみ使い、本当に公正に世界の警察官だか司法官だかの役を務めているのならまだ良かったかも知れないが、しかし現実にはアメリカは、自国の利益を恥ずかしいほどむき出しにして各地へ武力進出を続けている。そして我が日本はそれに見て見ぬふりを決め込み、今も無口にかしこまっているしかないというのが残酷な真実だ。自らのこの振る舞いをごまかしながら平和だの市民社会だのと語ることにつきまとう、強い“こっ恥ずかしさ”、強いねじれ。
 しかし日本も処女の顔をして生きることは出来ず、二つの奇怪な落とし子をこの世に産み落としている。そう、それこそが沖縄基地であり、また、自衛隊であるだろう。三島由紀夫は日本のねじれと日本の恥が生起する60年代という渦のそのまっただ中で、自衛隊という、極限の矛盾、矛盾の落とし子の中へ命を賭けて飛び込んで行ったのだ。


           *

 『金閣寺』以降、三島は一時期、時代の寵児だった新人・石原慎太郎をライバル視していた時期があったが、その対象をすぐ別の新人作家へと移して行く。確かジョン・ネイサンも書いていたと思うが、三島が本当に敵視したのは大江健三郎であるだろうと、私も思う。

 大江健三郎的な、夢。
 私自身は食わず嫌いで大江の小説作品を読んでいないので完全に確定的なことは言えないが(ああ、今後は大江も読まなければいけないのだろうか…)、新聞・雑誌などで彼の政治的発言は或る程度把捉して来た。
 その大江の夢。「理性的な市民による、理性的な社会運営」という夢は、確かに人類共通の、永遠の夢であるだろう。けれどこと日本に限っては、その夢が別の超大国の暴力性によって担保されているということは、上に書いた。
 そして翻って世界を見渡せば、一体どこに、完全に清廉潔白な国家があると言うのだろう?或る国は今この瞬間にも他国に武力攻撃を仕掛け続けているし、武力は行使しないまでも、日々経済上の激しい“奪い合い”という闘争の中にいる。この世界に生まれて来た以上、暴力性から逃れることなど出来はしない。人類普遍の理想を追求することは良い。しかしそれは自らの中にも存在する暴力性を直視し、コントロールすることによって達成されるのであり、日本の現在の状況は、そのコントロールのレッスンを始めることすら出来ていないと言って良いのではないだろうか。それを無視して平和を、民主を日本人が語ることの恥ずかしさを、私は感じずにはいられないのだ。
 もちろん、その背景には、明治維新以降の日本人が行った朝鮮半島及び中国大陸への進出、その致命的な失敗という、圧倒的な恥と暴力の記憶が存在する。しかし敢えて大胆に言うのなら、この記憶を恥じることはないと私は思う。何故ならそれは特に日本人だけに固有のものではないからだ。この地球上の全ての国家、いや、我々一人一人の存在の奥底に、暴力性は必ず存在する。日本人は特に優秀な国民でもなければ特に野蛮な国民でもない。ごく凡庸な、一つの民族だ。だから、他の諸民族と同様野蛮な暴力性を有している。しかしそれを直視しなければ、それを飼い慣らすこともまた出来ないのではないだろうか。

 
 さて、翻って現在の日本が置かれた状況を冷静に見つめてみれば、三島の時代とは大きく異なる明らかな変化が表れている。それは、アメリカの衰退、という多くの日本人が直視したくない事実だ。もちろんそれはもう一つのもっと認めたくない事実、中国の台頭という事実と表裏一体になっている。
 この大きな変化を受けて、永遠不変にすら思えた終わらない日常=日米安保条約の存在も今、揺らぎ始めている。経済的な要因、そして地勢学的な要因から、沖縄に海軍を駐留するべきではない、日本は自国の軍隊を持つべきだ、という主張が何とアメリカの側から出始めているのだ。ああ、あの国の何と言う恥知らずの身勝手さ!しかしこれが国際政治の現実であり、これが私たちの戦後平和の後ろ盾となっていたアメリカ様の素顔なのだ。この新しい現実に直面して、私たちはこれからどう行動するべきなのだろうか?オペラ『蝶々夫人』のようによよと泣き崩れ、行かないでください、アメリカさんと泣くのか、一体どうするのか?
 いずれにしろ、私たちの前に突きつけられているのは、「国防」という命題だ。私たちは1945年の敗戦以来本当に初めて、日本人、この民族の中にひそむデモーニッシュな力、私たちの暴力性を直視する時期に入ったのではないだろうか?

 42年前、1970年11月25日に、三島由紀夫は自衛隊に突入し、自決した。天皇制に関する彼の思想は意見の別れるところでありここでは不問にするが、三島の死にざまが放つ、圧倒的に奇怪で不可解な力!彼がその死で示したものは、スカートの下で「夢」を語る時に巧妙に隠蔽されてしまうもの、私たち日本人の奥底に潜む圧倒的に不可解な力、圧倒的に危険な、暴力性そのものなのではないだろうか。
 1970年当時、多くの日本人はその行動をどう受け止めて良いか分からず、失笑とともに忘れ去ろうとした。しかし現在、変わりつつあるこの世界情勢を前にして、三島を本当に笑える日本人がいるだろうか?三島由紀夫、或いは平岡公威。彼以外の誰が、「夢」と「現実」が奇妙にねじれるその結節点へ突撃し、自らの腹をかっさばくことでそこに裂け目を入れることが出来ただろうか?その途方もない激しさに私はまた心惹かれずにいられないのだ。
 今回のブログの題名を私は『三島由紀夫と私』と書いた。これは私、西端真矢というこの個人の「私」を指すと同時に、この長い日記を読んで下さった一人一人の皆さん自身を指す「私」でもある。三島由紀夫はあの、狂気と見えながらその実論理的に十分考え抜かれた究極行動によって、「私」たち一人一人に或る「現実と夢」の問題を突きつけている。間違いなく私たちはこれから、その問題に巻き込まれて行くだろう。

             *

 三島由紀夫。或いは平岡公威。
 彼の一生をつぶさにたどることによって、私はこの男の激しい生き方に恋に近いような感情を抱かずにはいられなかった。もしも私があの時代に生まれ、自分の前にこのような激しい男が現れたら、必ず恋せずにはいられなかっただろう。しかし三島は男色であるから、もちろんその恋は永遠の片想いに終わったはずだが、そもそも私は三島が自決した年にこの世に生まれて来た。今、私にとって銀幕の輝かしい偶像のような存在に変わったこの男と、同時代に生きることすら出来なかったのだ。三島由紀夫。或いは平岡公威。あなたに、私の永遠の片想いを捧げる――

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神の手を持つ男――世界的心臓外科医へのインタビュー原稿、掲載されました。 2012/04/05



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『チーム・バチスタの栄光』のモデルにもなった、日本が世界に誇る心臓外科医、須磨久善先生をインタビューした記事が、JALの機内誌『SKYWARD』4月号(国際版)に掲載になりました。

今では医学の教科書にも載るほどのスタンダードになった心臓バイパス手術法を発明し、また、難手術中の難手術であるバチスタ手術という新心臓手術法を日本で初めて成功させ、後にその改良術式を編み出し…その他にも、ここには書き切れないほど数々の世界的業績を挙げ続けて来られた須磨先生。
もちろん、体のどのような部位の手術も患者さんの健康を預かる重い重い責任を負っていますが、特に心臓手術は、1ミリレベルの手元の狂いがそのまま命に直結する恐ろしさと背中合わせだということを、今回、取材前の資料読みで戦慄とともに理解しました。
先生はその手術を5000回近く行われ、それはつまり、その5000回の全てにおいて、人の命と死のそのぎりぎりの淵に立ち、命の側に引き戻す、そんな、私には到底、1度でも行うことが難しいような責任と闘い続けて来られた方なのです。
しかも、ただ心臓外科医であるだけで偉大なことだと私などは思うのに、先生はそれだけでは満足されず、もっと多くの患者さんを救いたい!と、常に新しい術式、新しい概念の病院、新しい医学普及の方法を模索され続けて来ました。そして今また新しいクリニックを設立し、驚くべきことに今回は心臓ではなく「再生医療」という新分野へ、六十代にして挑戦を始められています(詳しくはインタビューにて!)。

       *

もう私は資料読みの段階でどんどんどんどん緊張が高まってしまい、こんな偉大な方に一体私などが本当に良いインタビューが出来るのか?と、当日は決闘会場にでもおもむくような心境でした。(きっと電車の中では悲壮感がただよっていたと思います。何しろ緊張のあまりコートにクリーニング店のタグをつけたまま電車に乗っていました!もー誰か声掛けてよー!)

しかし実際にお会いした先生は、天才ならではの圧倒的なカリスマ光線を放ち、そう、人間は、たとえばダイヤモンドがきらきら光っているとそれで手を切ってしまうかも?などとは考えずに思わず近づいて行ってしまうように、緊張も一瞬のうちに吹き飛び、「この人とお話ししたい!」そんな気持ちでインタビューをさせて頂きました。
そして帰り道、私、編集長、フォトグラファー一同、全員須磨先生ファンに。その後編集長とランチに行ったときも、気がつくと1時間くらい、熱で浮かされたように須磨先生の話をしていたほどでした。
そんな渾身のインタビュー、JALに乗られると席の前のポケットにある、あの機内誌に載っています。ゼヒ読んで頂けたらと思います。

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今回、先生とお会いして一番感動したことは、先生のご努力、先生の圧倒的な才能、その全てが、「人に喜んでもらえると、自分が嬉しい」そんな、幼い子どもと全く変わらない素朴な喜びから生まれているということでした。
その、単純で、純粋で、もしかしたらすれた大人ならふふんと鼻で笑ったりするようなたった一つの想いが、多くの人の「命」を本当に救い、圧倒的に人々の心をつかみ、医学界に新しいムーブメントを起こし続けているのです。自分の仕事の進め方、生き方について、改めて見直すきっかけになった須磨先生との出会いでした。
このインタビューの題は「A Good Heart」。JALで旅される方、ゼヒお読み頂けたら嬉しいです!

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中尊寺について書いた紀行エッセイ、雑誌掲載 2012/01/18



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お仕事ご報告の日記です。
昨秋、岩手県平泉市・中尊寺を訪ねて書いたエッセイがJAL機内誌『SKYWARD』国際版1月号に掲載されています。
JALで旅される方、良かったらページをめくって頂けたらと思います。
  
        *

このお仕事の裏側を少し書きますと‥、歴女ではあるものの東北史、そして奥州藤原氏史には詳しくなかった私はこれを機に猛勉強。入間田宜夫先生、高橋富雄先生、斎藤利夫先生などの著作を読破し、すっかり古代東北史に魅せられてしまいました。
その魅力の理由は、これまで「ど田舎の地方史」とないがしろにされて来たが故に、新発見が多く、まるで推理小説の謎を解くように「東北の地の古代のあり方」が垣間見えて来るところにあるのだと思います。
現在も東北は日本の米どころですが、古代においても同様。それに加えて豊かな山、海、川の幸。鉄や金鉱、名馬の産地でもあり、文明のない「野蛮な蝦夷地」という見方は、肥沃な東北の地を狙って度々侵略を繰り返した中央朝廷側の「戦略的蔑視」だったことがだんだんと分かって来ています。
その東北の地に、父・母・妻・子を失うなど、幾多の悲劇と危機を乗り越えた後、覇者として君臨した藤原清衡。彼は朝廷側にぶざまに屈することもなく、かと言って表立って反抗してわざわざ戦乱を呼び込むこともせず、実に知的に政治力を駆使して、東北を実質上の独立王国に仕立て上げたのでした。この知将っぷりに私は心から敬服してしまったのです。

平泉の地を歩くと、まだここにも、ここにも、ここにもきっと歴史的遺産が埋まっているに違いないと思わされる「史跡の予感」をそこここに感じます。実際、藤原氏の宮殿があった柳之御所すら、発掘は完全に終わっていないのです。
今回、諸事情で編集者とフォトグラファーは先乗りで取材に向かい、私は一人で平泉を回りましたが、町の中で私と同じように、一人、歴史の跡、そう「兵どもが夢の跡」にじっとたたずむ歴男・歴女を見かけました。
世の趨勢に抵抗し、やがて勝ち抜き、そして百年の栄華の後に滅びて行った東北の覇者・奥州藤原氏の町は、一人しみじみ歩くのに最もふさわしい町なのかも知れません。

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着物の魅力について語ったエッセイが、雑誌に掲載されました。 2011/08/03



着物の魅力について語ったエッセイが、JAL国際線機内誌「SKYWARD」8月号に掲載になりました。全5ページのうち、扉ページと次の見開きページが下の写真です↓
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このエッセイのタイトルは、「夏季――触模日本的最好時刻 COOL BEAUTY YUKATA」
中国語で執筆し、英訳も監修しています。
スタッフをご紹介しますと…打ち合わせを経て、素晴らしい着物コーディネートをして下さったのは、奥泉智恵さん。「美しいキモノ」などで活躍されている第一線の着物スタイリスト/着付け師さんです。写真は、ファッションフォトの第一人者、熊沢透さん。ヘアメイクは浩平さん。モデルは大原里絵さん。そして編集のM嬢。一流の方々とクオリティ高い仕事を、とても楽しい雰囲気の中で進めることが出来ました。

少し内容をご紹介致しますと…
週に2~3回は着物を着る私。しかし、残念ながら現在の日本では、着物を日常的に着る人は少数派。たとえばお食事会の席でも、「一人で着物」ということがほとんどです。そう、そっと噛みしめざるを得ない孤独感。これは、着物好きの方なら誰でも日々感じていることではないかと思います
このエッセイでは、そんな私の日々の悔しさや淋しさから話を始め、でも、最近少しずつうねりを見せ始めている着物復活の兆しに言及。特に浴衣がその起爆剤になるのでは?と論を進めています。それにしてもそもそも着物を着ることの面白さって…?

ここで、スタイリストさんと連携して織りや文様に関してストーリー性のあるコーディネートを展開。詳しく解説も加えました。(↓下の写真をご参照ください)。
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着物には、文様にまつわるストーリー、織りにまつわるストーリーがふんだんにあり、そのストーリーは日本人の暮らしの長い長い伝統と密接に結びついている。今少しずつ芽をふき始めた着物復活のうねりは、実はリーマンショックや震災・原発事故を経て変わりつつある日本人の意識の変化と、どこかでつながっているのではないか?…ということを示唆してエッセイを終えています。

まあ、何と言いますか、日頃の私の思いのたけをぶちまけたような内容。日本の衣服文化って、日本の伝統文化って、こんなにも素晴らしいんだよー!というメッセージを、中国語圏、英語圏の方に強く強く発信するエッセイとなっています。もちろん、日本人の方にも読んでほしい。
JALの国際線に乗る機会がありましたら、ゼヒ手に取って頂けたらと思います。8月いっぱい、鶴の翼と共に世界をめぐっています!

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「タイ、バンコクにて『パブの中』写真展」  2010/09/15



今週末、タイ・バンコクにて私の写真展が開かれます。
昨年スチール写真で参加した映画『パブの中』の上映会&ティーチインに伴うものです。
バンコク在住のお友だちなどいらっしゃったら、是非お知らせください。

9月18日-19日 19:00~
於:NOSPACE GALLERY
tel:081-700-0322
入場料:200バーツ

『パブの中』上映、松之木天辺監督とのティーチイン、
ダンサーでもある監督のソロ・ダンスショーを含みます。