西端真矢

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婦人画報ウェブ「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」五月の回が更新されました 2021/05/26



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「婦人画報ウェブ」にての連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、五月「始まりの人々」がアップデートされました。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を、私がまとめています。(画像は当該ページの携帯キャプチャー画像から)

さて、五月は、これまでとはずいぶん雰囲気が変わり、お床にはいかめしい武将のお軸がかかっています。月初に端午の節句を祝った、その凛とした気分が、ひと月の間、広間に保たれて。
しかし、千さんですから、一筋縄ではいきません。
絵に秘められたストーリー、床脇の唐櫃。幕末を皮切りに、中世の胎動、そして古代へとさかのぼる‥‥歴史という見えない川の流れを感じるしつらえを、下記のURLよりぜひお楽しみください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a36462848/sen-sooku-shikinoma-siturae-210522/

大瀧詠一憧憬 2021/05/19



昨夜の「うたコン」、藤原さくらの「君は天然色」があまりにひどく、耳直しのユーチューブ大瀧詠一めぐりが止まらない。原稿〆切を三本抱えていてまずいのだが、止まらない。
そもそも何故かCDが見つからず、隔靴掻痒、切歯扼腕している。大瀧詠一関係がごそっとないので、どこか別の場所にしまったらしいのだが思い出せない。
10年以上前、一人暮らしの渋谷から吉祥寺に戻って来た引っ越しの時に間違えて、「捨てる」の方の袋に入れてしまったのか(大の気に入りだった緑色のワンピースなど、引っ越しでなくなったものが他にもある)。もうこうなったら二枚持ちになっていもいいから再び買う気なのだが、この時間じゃCD屋も開いていない。
それにしても、「レッツ音頭アゲイン」は何と素晴らしいのか。PCの貧弱なスピーカーからも、脳内記憶のあの音の鳴りとグルーヴが再現される。
私の葬式ではこの曲を流してほしいのだ。それから、Purple Flashの「We can make it(もちろんinstrumental mixの方)」も。DJは、DJは、私より長く生きていたならあの人に‥。
成人後、四つ打ちに流れたのも、大瀧詠一が原点だったのだと改めて思う。PCのサウンドシステムに耳が耐えられず、こちらは無事CD発掘出来たラー・バンドでもかけて残りの夜明けの時間をしのごうか‥

ワクチン予約顛末記 2021/05/06



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本日、私の住む武蔵野市は、高齢者のワクチン接種受け付け開始日。
我が家では、二人の高齢者を抱えている。彼らの生命のためにも、私の安心のためにも、一刻も早く打ってもらいたい。
しかし、「要介護4」の母は、歩くことはおろか、車椅子に30分ほど座りの姿勢を保つことも難しい。接種会場に行くこと自体が、不可能。日々診て頂いている在宅診療の先生から、「在宅の方には、専門に回るチームを作り、家で打てるよう市に要望書を出しましたから」と聞いているので、その結果待ち。
今日、勝負を賭けるのは、父なのである。

その父は、昨夜、自分で電話とネットでトライするから大丈夫、と宣言した。
既に予約が始まっている自治体のニュースを見ていると、電話はパンク状態になるはず。ネットが苦手の父、大丈夫なのだろうか‥‥と案じながらも、今日、私は締め切りの原稿を抱えている。朝10時半まで頑張り、ようやく完成。しかし、あと一回、少し時間を空けてプリントアウトを読み返したいので、一旦、仮眠。12時半に目覚めると、「全然つながらないんだ‥」と、父は途方に暮れているのだった。

しかし、まずは母に昼食を食べさせ、そして、毎週木曜日午後1時には、近所の公園にお野菜、お総菜、お米などの移動販売のおじさんがやって来る。ここで今晩と明日のお総菜(とても美味しい)を、私は絶対に仕入れたいのである!
せっせと択んでいると、横では、年輩主婦の皆様が井戸端会議中。もちろん、ワクチン予約の話でもちきりだった。「全然つながらないのよ」などの声が耳に入り、気になって仕方がない。支払いを済ませて輪に入れて頂くと、
「私は8時から電話してるけどダメ」
「サイトにも入れない」
「お隣りの練馬区は明日からですって」
「NTTが一時的にパンクしたのよ(本当???)」
などなど、玉石混交の情報が手に入る。
「コンサートのチケットとは違うんだから、少し待てば必ず打てるんだし、もういいわ」
と、早々にあきらめている方もいらっしゃる。
一人だけ、「夫の分と二人分、取れた」という強者がいて、それは、自力ではなく、他県に住む娘さんに依頼して、ネットから取ってもらったのだという。
「市内からじゃない方がつながるのね」
と、うなずく皆さん。本当だろうか‥?

さて、帰宅し、父の予約番号とパスワードを確認。電話はどう考えても難しいはずなので、ネットでトライすることにする。
とは言え、まあ、無理かな、という気分。朝食兼昼食を食べつつ、鼻歌交じりでサイトのURLを入力するが、これが、異常に長い。特に目の悪いお年寄りには厳しいはずだ。どうしてもっと簡単なものに出来ないのか、と眉間にしわが寄って来る。
それでも、とにかく入力終了。ところがそれは予約ガイドページで、「今回のワクチン確保数5347、現在の予約数2734」などというリアルタイム情報も掲載されている(数字はおおよその記憶で書いています)。
そして、本当の予約サイトは「ここをクリック!」という仕組みになっていた。しかしその「ここをクリック!」が、かなり見つけにくい。このようなやり方では、インターネットに慣れないお年寄りには、訳が分からないのではないだろうか? また非常に心配になってしまう。

それでも、とにかく私は予約サイトを、クリック。出て来たトップページに予約番号とパスワードを入れると、すっと違うページに遷移した。え?え?これはもしや、予約ページでは??100回は連打することを覚悟していたのに、何と、たった1回で予約ページに入っていたのだった。
しかし、あまりにスムーズなことが信じられず、「きっとここは、ただ名前を登録するだけのページなのかもね?」と疑うが、希望の接種日時や、会場を選ぶタブがある。れ、れっきとした予約ページ!初めての宝くじで一等当選パンパカパーン!だった。

こうして首尾よく予約を完了し、まだ信じ切れないので、何度も出来上がったマイページに出たり入ったりしてみるが、毎回ちゃんと予約がされていた。とにかく、これで一人、心配を軽減出来るのだ、と心からほっとする。

その後、母の摘便(もう自力で便が出せないので、浣腸で出してもらう)のため、訪問介護ステーションの看護師さんがやって来る。予約が取れたことを報告すると、
「ええ!」と大きくのけぞっていた。「今日、朝から回ってますけど、初めて取れた人を聞きました」
とのこと。やはり本当に激戦だったらしい。
「予約開始の朝8時から1時間くらいは、市内全体のネットがつながりにくくなって、私たちのタブレットからの報告も打てなかったりで、困ったんですよ。1回で入れたなんて信じられない」
とのことで、少し前に訪問したお宅では、わざわざネット予約のために八王子に住む娘さんが遠征して来ていて、それでも取れていなかったそうだ。

ああ、ふだんビンゴやくじなど、ほとんど当たることがないのに、今日は本当に運が良かった。
コロナ時代のリモート会議で時にカクカクしがちな我が家のj:com回線を不甲斐なく思っていたけれど、今日は頑張ってくれたのだろうか。それとも、1時20分頃、という、ちょうどおじいちゃんおばあちゃんたちがお昼ご飯を食べて、うとうと眠くなっていた時間帯にトライしたのが良かったのか。いやいや、日頃まじめに母の介護に走り回っているので、天からのご褒美だと思うことにしよう。
こうして何か一大事業を成し遂げた気分。こういうことの悲喜こもごものディテールも、コロナの流行が収束すればあっという間に忘れてしまいそうなので、書き留めておく。