西端真矢

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今さらですが‥年頭抱負 (2013/01/27 )

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今さらですが‥年頭抱負 2013/01/27



 皆様、本当に本当に今さら‥なのですが、新年明けましておめでとうございます。
年明けからばたばたと忙しく、また、この冬大流行中のインフルエンザ(A型)にかかって寝込んでいたりしたため、なかなかブログを更新することが出来ませんでした。
 しかし、こんなに遅くなってではありますが、今年最初のブログであることは間違いないので、今回は昨年の自分を振り返りつつ、今年の抱負なども書いてみたいと思います。

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 さて、昨年の私にとって一番大きな出来事は、前回のエントリーにも書きましたが、9月に発表した日中関係についてのブログがとてつもなく大きな反響を呼んだことでした。昔からの友人たちは皆、私がいかにIT音痴かを知っているので、そんな私がSNS時代の恩恵を最も受けるというのも(自分でも言うのも何ですが)天然の馬鹿力というかんじで不思議な思いがします。
 右翼の方からも左翼の方からも、そしてそのどちらにも属さない大多数の市民層の方からも、たくさんのシェアやメールを頂き、「中国とどう向き合うべきなのか」という、この問題が、今の日本人にとってどれほど大きな課題であり、棘であるか。私自身も改めて実感させられました。そしてそのことの意味を今も考え続けています。

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 また、昨年の私にとって、もう一つ印象深かった出来事は、某エンタテイメント企業様のクレドとクレドブックの文章制作を担当したことでした。いつもブログを読んで下さっている皆様ならご存知の通り、私の特徴は“長過ぎるにもほどがあると文句を言いたくなるくらい長い文章”ですが、この仕事では、一行、或いは数行で読み手の心をとらえる必要があり、広告コピー制作に近い文章作りに取り組むことになりました。
 野球のバッターにホームラン型とヒット型があるように(とあまり分かっていない癖に知ったかぶりして野球比喩を使っています!)、文筆も、長文型と短文型に、もしかしたら分けることが出来るのかも知れませんが…、いざ取り組んでみると、意外にも生きのいいコピー的文章が次々と浮かび、いい仕事になったと思います。クライアント様からも高評価を頂き、並みいる取引先様の中から“年間最優秀パートナー”に選んで頂いた上に、全社会議で表彰もして頂いたことは、本当に嬉しい出来事でした。そして、短文で勝負することの面白さにも目を開かされたのでした。
 また、これは、文章自体を書いたのは更に前年の2011年だったのですが、三島由紀夫についての論考を歴史書籍の老舗出版社・雄山閣様のホームページに発表することが出来たことも、大変に嬉しい出来事でした。
(この論考は現在も下記のURLで読めるので、ご興味を持って頂けた方にはゼヒご高覧頂ければ幸いです。前半が文学理論系、後半が、9月の日中関係ブログの内容にもつながる、“三島を軸にして現代日本を考える”といった内容となっています。文学理論に興味のない方は、前半は飛ばし読みして下さい)
http://www.yuzankaku.co.jp/test/untitled/fuhen.pdf          

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 さて、このようにかなり実り多い一年だった昨年を通過して、では、今年は何をするつもりなのかと言えば、よりアクセルを踏み込んで、力を出し続けて行く、ということに尽きると思います。
 私はこれまで、何が世の中に受けるかということは全く考えたことがなく、むしろ、「中国なんか行ってどうするの?イギリスに留学しなよ」「あなたのブログは長文過ぎるのがいけない」「ウェブやゲームの世代に複雑な論考を投げかけても彼らは解読出来ない」などなど、「そんなことやっても無理!」と言われることがどうしてもやめられませんでした。自分がそこに心を引きつけられるのだから、半ばやけくそ的にもうどうにでもなれと、徹底的に(でも本当は時に弱気でしたが‥)取り組んで来たつもりです。そして、そうやって択んで来たことは、結局、今、多くの日本の方の心に突き刺さるテーマ、そして方法論になって来ていると思うのです。
 だから、私は少々の自信を持って確信しています。今、私が強く心引かれること…そう、きっとこれから着物も見直されて行くと思うし、日本人は明治以降の、我々の現代史の負の部分に向き合わざるを得なくなって行くと、そうとしか私には思えません。そして日本の女はもっと自立せざる得なくなって来るだろう、とも思います。
 一つ一つはばらばらの事象に見えるだろうし、恐らくどれも今、誰に話してもほとんどの方には鼻で笑われるだけなのだろうとも思います。けれど、私は、自分の嗅覚を信じています。その嗅覚が引き寄せられることを、徹底的に追求したい。そういう一年を歩いて行きたいと思います。

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