西端真矢

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家康の孫娘が着た着物が、7月7日、浅草に登場!その着物の画像をご紹介します。 2013/06/27



私・西端真矢がプロデュースする着物イベント“江戸着物ファッションショー”。
6月13日の日記では武家の高位の女性が夏だけに着た“茶屋染め帷子”という夏の麻の着物が登場することをお伝えしましたが‥

今日の日記では、またまたすごい着物が登場することを写真付きで予告したいと思います。
じゃーん!
徳川家康の孫娘であり、二代将軍・秀忠の娘。そして長じてからは、御水尾天皇に嫁いだ東福門院和子。彼女が着ていたお着物が登場致します!
その後ろ姿の画像をちらりご紹介致しましょう。以前、『ふでばこ』という雑誌でこのお着物が採り上げられたことがあり、その表紙を私がスキャンしたものです↓

このお着物は、関西学院大学教授であり、日本服飾史の第一人者である河上繁樹先生とその研究室の皆様、そして京都の一流着物職人さんの共同作業により、完全復元されたもの。とんでもない技術ととんでもない情熱がそそぎこまれた、とんでもないお着物です。


復元のもととなったのは、“雁金屋 御用雛形帳”。
“雛形(ひいながた)“とは、デザインブックのことで、上の画像がまさにそれなのですが、着物のどこにどんな文様を置くのか、その際、色はどうするのか、刺繍にするのか、絞り染めで表現するのか‥デザインだけではなくそんな制作上の指示も書き込まれた、今で言う発注書のことです。
関西学院大学河上研究室と京都の職人の皆様は、この雛形に書かれている全ての指示を、忠実に再現された訳で、それがいかにすごいことか、皆様にもだんだんお分かり頂けたのではないかと思います。発注の年も分かっていまして、寛文4年、1664年に、東福門院から雁金屋に発注されたもの。それが時代を超えて、現代によみがえったのです。
ちなみに、“雁金屋”とは、この着物の発注を受けた呉服店の名前。この店、実は、江戸の大画家、国宝『燕子花図屏風』や国宝『紅白梅図屏風』の、あの尾形光琳の実家でもあります。

この東福門院の寛文小袖は、これまでに上で挙げた『ふでばこ』で採り上げられた機会、そして関西で静態展示が行われたこと以外展示の機会はなく、今回、関東では初登場。しかも、人体の上に載せた、“着るもの”である着物の本来的な姿での展示となります。
皆様どうぞお見逃しなく、7月7日、浅草へ足をお運び頂けたらと思います。
(本日記の最後に開演日時などの詳細情報を付けております)

          *

江戸着物ファッションショーの企画を始めてから、幾つもの難関がありましたが、江戸初期の着物をどう表現するのか?という問題はいつまで経っても解決策が見つからず、夜も眠れないくらい悩み続けていました。
江戸後期の着物なら、アンティーク着物屋さんなどにも在庫があり、買い取ったりレンタルすることが出来ます。けれど前期から中期の着物は、古く、あまりにも貴重過ぎて、博物館のガラスケースの向こうにしか存在していない。
一時は、現代の着物で文様付けが似ているものを使って再現しようと考え、あれこれ探していたのですが、どうしても偽物臭がただよってしまうのです。一体どうしたものか。
そんな時に、偶然、河上先生の研究室が江戸初期の着物、専門用語では“寛文小袖”と言うのですが、寛文小袖の復元に取り組まれていたことを知りました。服飾史おたくの私は河上先生のご著書や論文で日頃から勉強していたので、お名前にもどこか親しみを感じます。
「よし!ダメでもともと。貸して頂けないかご連絡してみよう!」
と決心しました。
しかし、そもそもどこに連絡したら良いのかも分からず、まずは大学の事務局に電話を掛け、受けて下さったその事務局の方のご厚意で、先生に話を取り次いで頂けることが決まりました。一生懸命、江戸着物ファッションショーの主旨を書いたメールを送信し、その日はもう、祈るような気持ちで眠ったことを覚えています。
そして、翌日、先生からお電話が。寛文の着姿を曲げずに忠実に着装することが出来るなら、貸しても良い、という許可を頂けたのです。その瞬間、じわっと涙がにじんでいました。

            *

こうしてお貸出し頂けることになった、江戸時代初期、セレブ中のセレブが着たお着物。そして帯まで含めた寛文の着姿一色を、どうぞ皆様楽しみにお待ち下さい。
江戸着物ファッションショーは、7月7日14時開演。
浅草・吾妻橋のあの金の雲を載せたビル、アサヒアートスクエアで開催します。
確実に席を確保出来るご予約は、edokimonoshow@gmail.com までメール下さい。
また、イベントの詳細は、下記URLよりご覧ください。
http://www.maya-fwe.com/4/000251_J.html
皆様のお出でを心よりお待ちしています!


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江戸時代の日本髪、完全再現を目指す稽古場を訪問 2013/06/26



 先日、江戸時代の髪型を完全再現する髪結い稽古の現場にお邪魔して来ました。
 私がプロデュースして7月7日に行う“江戸着物ファッションショー”では、“自分結い大江戸和髪隊 和髪研究会”の皆さんに、江戸時代の髪型を再現して頂きます。
 登場するのは、公家の髪、大奥の髪(冬、夏)、町人の髪(未婚、既婚)、芸者の髪。時代も、江戸初期から後期までの代表的な髪型スタイルが登場。
 全ての髪が勢揃いした姿を眺めることを、プロデューサーである私が一番楽しみにしています。

          *  

 この“自分結い大江戸和髪隊 和髪研究会”は、約1年前に結成。
 日本髪と言うと結婚式や日舞など、特別なシチュエーションでしか結わないものになってしまっているけれど、もともとは江戸時代の女性たちが自分で結っていたもの。今だってそれは再現出来るはずだし、もっと気軽に自分で日本髪を結って楽しんでしまおう!そんなコンセプトで始まった会ということです。
 月に一度、銀座のサロンに集まって自分結いを実践。
 その他に、着物の染め物屋さんが集まる町・中井のサロンでも、自分結いの講習会を開いています。
 毎回の詳しい情報は下のURLにアップされるので、ご興味ある方はチェックしてみて下さい。
http://www.wasoubi.jp/

          *

 私が“自分結い 大江戸和髪隊 和髪研究会”の皆さんと出会ったのは、2か月ほど前のことでしょうか。江戸着物ファッションショーの髪型をどうするか、模索を続けている中で、今回履き物監修をお願いしている浅草・辻屋本店の当主・富田さんにご紹介して頂いたのが和髪隊の皆さんだったのでした。
 その日の記念写真が下の写真です。まだ袷の季節で、浅草での会合ということで、私は粋っぽい歌舞伎縞の袷を着て行きました。皆さん、ふだんから日本髪を結われているのがお分かり頂けると思います↓

 その後、何度かのミーティングなどを経て、どの髪型を再現するかを決定。ふだんは自分の髪を自分で結う皆さんですが、今回はショーということで、特別に、一人の結髪に二人がつき、チームで江戸時代の髪型を再現することになりました。
 これまでは、時代考証は格別気にせず、思い思いに好きな髪型、或いは江戸時代の髪型を自分なりにアレンジした新日本髪を結っていた皆さんですが、私から、「今回は完全に江戸時代を再現してほしい」とお願いをしました。
 それはつまり、江戸時代の身分、年齢、時代区分ごとのそれぞれの髪型を研究し、再現するということ。無謀にも近いこのリクエストに、皆さんは炎のような情熱で応えて下さっています。ふだんはそれぞれにお仕事を持ち忙しい皆さんが、歌舞伎座の床山さんの所へ見学に行かれたり、日舞を通じて江戸日本髪の結髪を完璧に習得している或るメンバーを講師に据えて特訓会を開いたり‥短い時間の中で、めきめきと本格的な江戸結髪を習得されました。そのスピードと熱意に、稽古場を見学に行った日、目頭が熱くなる思いでした。

 下の写真たちは、その特訓会の様子をパチリ撮らせて頂いたものです。
 本番の日はもちろん出演者の頭で結髪を行いますが、稽古の時はマネキンで練習しています。皆さんの真剣な表情をご覧ください。

非常に難易度の高い、江戸中期の“元禄島田”という髪型に挑戦しているメンバーさんです↓

こちらのメンバーさんは、ふだんは結婚相談所を経営。“仲人マダム”の愛称で有名な方です。日本髪がとてもお似合いで、何だか江戸時代の女将がタイムスリップして現代の東京へ登場。髪結いをしているみたいですよね↓

日本髪の結髪は、まず、前髪、鬢(びん・横の部分)、髱(たぼ・衿足の部分)など髪をブロッキングすることから始まるんですよ↓

髪型資料を見ながら研究を続けるメンバーさんも↓

こちらのチームは、大奥など、武家の位の高い女性の髪形を再現します。とてもレアな髪型で、ふだん時代劇でもきちんと再現されていることはほとんどない髪型なんですよ↓

ずらり並んで何をしているか‥は秘密。当日の髪型を成り立たせるために必要なある小道具を作っているところなんです↓

 そんな小道具も、江戸時代とさして変わらないものを使用します。どんな小道具を使うとどういう髪型が出来上がるのか‥当日はそんなご説明も致します。目から鱗が落ちまくること請け合い!

 こうして、江戸着物ファッションショーの準備は着々と進んでいます。
 ブラウン管越しでもなく、博物館のケース越しでもなく、生身の人間が生身の髪で、江戸時代の着物をまとって現れる姿を、皆さん、ゼヒ体感しに来て下さいね!

“江戸着物ファッションショー”
7月7日 14:00~開催

詳しい情報は下記URLにて
http://www.maya-fwe.com/4/000251_J.html

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江戸時代の特殊な帯を再現する試み。 2013/06/26



今日はこれから帯打ち合わせ。
江戸着物ファッションショーで、私がどうし
ても再現したいとこだわっている特殊な帯がありまして、それは、現状、博物館にしかない。
日本中のどこのアンティーク着物業者さんにもレンタル衣裳業者さんにもないようなので、作ってしまうことにしました。
素晴らしい和裁専門家のお力を借りて、再現作に取り組みます。皆様楽しみにしていて下さい!

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染織の名門“しょうざん”の単衣+組紐帯“ひなや”の帯でウェブTV出演 2013/06/25



今日の着物日記は、この季節、大の気に入りの単衣コーディネートをご紹介したいと思います。下の写真、新装なった歌舞伎座の前で撮影していますが、歌舞伎を観に行った訳ではなく、通り過ぎただけ。でも、せっかくなので新歌舞伎座の前でパチリとしてみました。

*着物は、京都“しょうざん”の単衣です。紬地の、訪問着です。
しょうざんはとにかく凝った作りで有名ですが、このお着物も、まず、素材は生紬のはず‥なのですが、証書がどこかに行ってしまい、今、確認出来ず。申し訳ありません。そして文様は‥

↑上の写真のように、型染めで草花を表現しています。そして、一部に摺り鹿の子。
そしてそして、よく見ると‥↓

これは裏側から生地を撮ったものなのですが、雲取り文様の部分は織りで表現されていることがお分かり頂けると思います。
‥と言うことは、織りの段階でまず雲取りを色糸(しかも複雑な色構成)で織り出し、その上で文様を型染め。さらに摺り鹿の子も加えたもの、ということになります。
うーんさすが、しょうざん。手が込んでいます。昨年、母が吉祥寺ふじやさんの衣桁に掛っていたのを一目惚れして買ったものです。日本の職人さんの技が感じられて、着ていてとても楽しい一枚なのです。

*帯は、京都の“ひなや”製です。ひなやの帯は機ではなく組紐の技法で織られているのが特徴です。織りの帯にはない独特の軽やかさが魅力。春の終りから夏にかけて締めるのにふさわしい帯。これも母が求めたものを貸してもらいました。作り帯にしています。

*そして、上の写真でお分かり頂けたように、帯留を入れています。これは、祖母の形見の珊瑚の帯留。白の三分紐に通してすっきりとまとめてみました。
この日、帯揚げはややベージュかかった白の縮緬地のものを入れていました。本当は絽の方が軽やかですが、色の合うものがなかったので、帯揚げだけはまだいいかなと縮緬を入れてしまいました。この季節、全体的に袷のものと単衣のものが混在しますね。

*この日は、ウェブTV「大江戸八百八町わそうび情報局」に出演して、江戸着物ファッションショーに賭ける意気込みについてお話ししました。
番組は、下記youtubeで閲覧頂けます。
「大江戸八百八町わそうび情報局」は毎月1度の放送だそう。和の情報、暮らしを楽しくするプチお役立ち情報満載の番組ですので、皆様チェックしてみて下さいね。
http://www.youtube.com/watch?v=yh4zZ_Wz_K8&feature=player_embedded
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本日ウェブTVに出演します! 2013/06/22



本日、江戸着物ファッションショーのお話をするために、ウェブTVに出演致します。

“ジャパンアクターズTV” 
14:00~『大江戸八百八町わそうび情報局』

和に関する情報、毎日をちょっと楽しく過ごす情報満載の番組です。
よろしかったら下記のURLから生放送でご覧下さい!
http://actorstv.net/
私はとっておきの単衣を着て行く予定です!

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江戸着物ファッションショー、当日モデルが着用する江戸着物を一枚ご紹介 2013/06/13



今日の日記では、7月7日の江戸着物ファッションショーに登場する着物の一枚を思わせぶりCM的に予告ご紹介したいと思います!

江戸時代、大奥の女性や高位の武家女性が、夏の間だけ着用した着物があります。
素材は、麻。その上に染められた文様は藍色を基調とし、水辺の楼閣や草花などの風景を描き出します。
そう、着物好きの方ならきっとご存知ですよね。茶屋染め、或いは茶屋辻。服飾史の本でもよく採り上げられています↓
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今回の江戸着物ファッションショーでは江戸着物モデルが、その茶屋染めを江戸時代と同様に完全復元した着物を着て、舞台に現れます。
しかも染めだけではありません。布も、当時の上流武家女性が着ていたものと同じレベルの最高級の麻布(上布と言います)を、わざわざこの作品のために織り上げ、その上に、現代の名工が茶屋染めを復元したのです。

このお着物を貸与下さるのは、京都の栗山工房という染織工房です。
紅型と同じ手法で京都の人々の心の中にある“色”を染め出す工房!
下にホームページのURLを掲出致しましたので、ゼヒご覧になってみて下さい。
http://www.kuriyamakoubo.com/

このホームページをご覧頂いても分かる通り、型染めで多様な染めを繰り広げている工房です。この技術を用いて、上の写真の本の中に見えるような茶屋染めを再現する訳です。
そう、現代の名工による江戸時代へのオマージュ。しかも江戸時代と同じ着装方法で現れる!江戸着物ファッションショーをゼヒお楽しみにお待ち下さい♪

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ラジオ出演の日の着物 2013/06/10



今日の着物日記では、先日、FMラジオに出演のため、スタジオへ収録に行った日の着物をご紹介します。
先週このブログで情報公開以来、大きな反響を頂いている“江戸着物ファッションショー”、その企画主旨と、着物を着ることの楽しさについて、2回にわたってお話しさせて頂きました。
放送は、
6月11日(火)深夜25:00~
6月18日(火)深夜25:00~
FM NACK 5 (79.5hz)
番組名「ストロボナイト」の中の、「ストナイDreaming’」というコーナー。
沖縄出身のロックバンドozのボーカルNARUMIさんがパーソナリティをされている番組で、中でも「ストナイDremin’」は、夢を形にしようと頑張っている人をスタジオに呼び、応援しよう!というコーナーです。
NARUMIさんは沖縄出身ということで紬にとても親近感をお持ちで、その日していた革のブレスレットも、沖縄のミンサー織りの文様が刻印されたもので、ビックリ致しました。
トークもとても盛り上がりましたので、ゼヒ皆様、今週、来週とお聞き頂ければと思います。

さて、その日の収録中のショットが下のお写真。

すごくリラックスしているように見えますが、これでも最初は緊張していたんです。
NARUMIさんがとても上手にリードして下さったので、だんだん私も調子が上がって行きました。
さすが、いつもステージをこなされている方は違います。

そして、収録終了後、NARUMIさんと一緒に撮った1枚が下の写真です。
ディレクターさんには「異種格闘技!」なんて冗談を言われましたが、恐らくNARUMIさんが元気のいいお洋服でいらっしゃると思ったので、私もちょっと派手目のお着物にしたのでした。

*お着物は、夏の花が染められた単衣小紋です。これは、手描きで染められています。ちょっととうもろこしのように見える花。それにしても単衣は軽くて楽ですね。

*帯は、紗の博多帯。いわゆる“紗献上”と言われるものですね。収録は6月の本当に頭ったので、本当は紗にはまだ早かったのでしたっけ?でも、色も紺と濃い色目なので、あまり透け感もないし、いいでしょう、と締めてしまいました。

*帯締と帯揚げは白を入れています。この帯締には実はうっすらと水色の線が入っているのですが、写真では分かりにくいですよね。本当はお写真を別に撮りたいところなのですが、何しろ今、江戸着物ファッションショーの準備で時間がなく‥説明だけで申し訳ありません。
帯揚げは、絽を入れています!

江戸着物ファッションショーの準備、着々と進んでおります。
京都の素晴らしい工房さんから素晴らしいお着物をお貸出し頂くことも決まり、そのお知らせ日記も近々致したいと思います。
お楽しみに!

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江戸着物をまとい、女たちが現れる。“江戸着物ファッションショー”開催のお知らせ 2013/06/03




皆さま、大変長らくお待たせいたしました。
今日のブログでは、私、西端真矢がプロデュースして7月7日に行う時代着物イベントの詳細を発表したいと思います。

“江戸着物ファッションショー”

それが、イベントのタイトルです。

読んで頂いた文字そのままの通り、
江戸時代の着姿をした女性たちがまるでタイムマシンに乗って現代にやって来たように、7月の東京に現れるファッションショーです。
時には舞台を降りてあなたのすぐ横を歩いたり、ふと隣りに座ったりもする。江戸の女たちの着姿を、本当に間近に見つめられる七夕の午後。そんなイベントです。

そして、実はただそれだけでもないのです。

江戸着物の歴史をしっかり学んでしまう
帯締の名門“道明”。
着物好きで知らない人はいない“道明”の当主夫人であり、日本服飾染織史の第一人者でもある道明三保子先生が、それぞれの女たちの着物、帯、帯結び、髪型が江戸時代のどの時期のもので、どんな背景から生まれて来たのかをしっかりとレクチャーくださいます。
“レクチャー+ファッションショー”という全く新しいスタイルが、このイベントの最大の特徴なのです。

ところで江戸着物って一体どんな着物?
そもそも皆さんは江戸時代の着物に、どんなイメージを持たれていらっしゃるでしょうか?
豪華?それとも渋好み?
確かに、『大奥』や『さくらん』を思い浮かべれば、豪華絢爛。
でも、江戸の着物は茶色や鼠色が一世を風靡した、“粋”や“渋好み”でもあったはず‥?

そう、江戸時代は、約260年間。
それは明治から今までよりもずっと長い時間でした。
その間に着物のスタイルはめまぐるしく変化して、たとえば帯を前に結んでいた時代もあったし、そもそも江戸時代がスタートした頃は、今よりもずっと細い帯を締めていました。
そんな、江戸着物の色、素材、着装スタイルのさまざまな変化の歴史を道明先生がレクチャーくださると、今、先生が語ったその着物や帯を本当にまとった女性たちが、皆さんの前に現れる‥それが江戸着物ファッションショーなのです。

着物初心者にも、着物通にも楽しめる!
毎週末に着物を着る着物好きの方でも、意外と着物の歴史は頭の中でごちゃごちゃになっているもの。
また、たとえばきもの文化検定を受けられている着物史好きの方にとっては、勉強していたスタイルを実際に目に出来るまたとない機会となることうけあいです。そう、着物初心者から着物通まで。そしてきもの文化検定対策にもバッチリという、幅広い方に楽しんで頂けるイベントなのです。

“江戸着物ファッションショー” 詳細

開催日:7月7日(日) 

時間:13:30開場 14:00開演(16:00終了予定)

場所:浅草・アサヒアートスクウェア
(屋上に金色の雲を載せたあのビルの中のホールです!)
http://asahiartsquare.org/ja/

料金:2,500円

出演(レクチャー):道明三保子先生(文化学園大学名誉教授、上野“道明”当主夫人)

江戸着物モデル出演・結髪:自分結い大江戸和髪隊 和髪研究会の皆さん

着装:公益社団法人 全日本きものコンサルタント協会 協会員

履き物監修:浅草“辻屋本店”

予約:edokimonoshow@gmail.com
    お名前、人数を明記の上、上記アドレスへメール下さい。
    また、下記でご紹介しておりますクラウドファンディングで3,500円以上のご寄付を頂くと、
    自動的に予約完了となります。

Facebookページ:http://www.facebook.com/events/367876803313361/?ref=ts&fref=ts

皆さま、ゼヒ足をお運びください。
また、上に挙げた出演者やスタッフの皆さんの詳しいご紹介は、後日このブログにて行って行きます。どんな人々が江戸着物ファッションショーを作り上げようとしているのか?どうぞ楽しみにお待ちいただければと思います。

更なる深まりを目指して、皆様の寄付を募集しています
そして、もう一つ、皆様にお伝えしたいことがございます。
実は、本イベントは、クラウドファンディングに参加しています。
クラウドファンディング‥?と、ご存じない方のために少しだけ説明させて頂くと‥(実は私も今回のプロジェクトを始めるまでは知りませんでした)
クラウドファンディングとは、ネット上のファンドを指します。
起案者が自分が行いたいプロジェクトや起業の計画をプレゼンし、それに必要な資金の金額を公表し、寄付を募る
    ↓
それに賛同して下さった方がネット上から支援を行ってくれる
    ↓
着安者は支援を下さった方に何らかのお礼や特典をお返しする。そのお礼や特典のことを“リターン”と言う
    ↓
資金が集まったら、プロジェクトや起業を実行
もちろん、集まった資金の使い道は明朗に公開する

そんな、インターネット時代の新しい資金調達の仕組みのことなのです。

今回、もちろん予算計画を立ててイベントの準備を行っていますが、資金が潤沢であればあるほど、小物など細かい部分の作り込みが出来、また、今予定しているより更に多くの江戸着物モデルに登場してもらえるようになります。

“江戸着物ファッションショー”が参加しているのは、“GREEN GIRL”というクラウドファンディング。
特に、女性たちの夢を、活動を、後押ししているファンドです。(上のGREEN GIRLという文字をクリックするとGREEN GIRLのホームページへ飛びます)

そして、今回、“江戸着物ファッションショー”では、次のような“リターン”をご用意させていただきました。

500円支援くださった方へ
お礼のメールをお送りします。
「江戸着物ファッションショーを楽しむための5つのポイント」をメールにて配信します。この5つのポイントを頭に置いてイベントに参加頂くとより楽しんで頂けると同時に、5つのポイントはそのまま、江戸着物をしっかり理解するための5つのポイントとなります!


1,500円支援くださった方へ
お礼のメールに加え、5日に1回、「江戸豆知識」をメールにて配信します。
実は、私・西端真矢の母は、江戸時代の美術史を専門とする大学教授。専門は江戸中期の大画家・尾形光琳です。
このようなバックグラウンドから日々私が耳にして来た江戸時代に関する豆知識、また、ふだんライターとしても活動する中で日本各地へ取材に出向く折に知った、ちょっとした江戸時代こぼれ話を配信いたします。
ラインナップ予定は‥
「宮仕えはつらいよ‥大画家・光琳の意外なぼやき」
「え?殿様が我が家に宿泊?ありがた迷惑町人奮闘記」
など。日程途中から支援を頂いた方にも、支援以前の回もお送りいたします。

3,500円支援くださった方へ
お礼のメール・「江戸豆知識」に加え、7月7日当日のイベントにご招待いたします。

5,000円支援くださった方へ
お礼のメール・「江戸豆知識」・7月7日のイベントご招待、に加え‥
当日の道明先生の講義をまとめた手作り小冊子「江戸着物の歴史」を後日送付いたします。

10,000円支援くださった方へ
お礼のメール・「江戸豆知識」・「江戸着物の歴史」・7月7日のイベントご招待、に加え‥
一番見やすい花道近くの席をご用意し、江戸着物ガールズのお酌付きで、江戸大店の女将・旦那気分を味わえます!

30,000円支援くださった方へ
お礼のメール・「江戸豆知識」・「江戸着物の歴史」・7月7日イベントご招待・花道席ご案内・江戸着物ガールズお酌、に加え‥
江戸の文化の粋な華、義太夫公演に無料ご招待!
7月20日の「お江戸日本橋亭 女流義太夫」公演か、8月21日の「国立演芸場 女流義太夫」公演、どちらかをお選びいただけます。

江戸着物ファッションショーに賛同して頂ける皆様、ゼヒ下記のURLより支援をよろしくお願い致します。
https://greenfunding.jp/greengirl/projects/389-

     *

以上、少しばかり長くなりましたが、着物を愛する皆様、日本文化を愛する皆様、そして、新しいムーブメントを起こそうとする者を応援する心を持った皆様からのご支援を、心よりお待ちしています。
今回、7月2日までに、15万円の資金調達を目指していますが、上にも書きました通り、資金はあればあっただけ、より豊かな江戸着物世界の再現が可能となります。
皆様とご一緒に、粋で、豪華で、大胆で、繊細な、世界に誇る日本の衣文化、江戸着物の世界を作り上げられたらと願っています。
皆様の熱いご支援と、そして、当日のご来場を、心より心よりお待ち申し上げています。
どうぞよろしくお願い致します。

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