西端真矢

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染織の名門“しょうざん”の単衣+組紐帯“ひなや”の帯でウェブTV出演 2013/06/25



今日の着物日記は、この季節、大の気に入りの単衣コーディネートをご紹介したいと思います。下の写真、新装なった歌舞伎座の前で撮影していますが、歌舞伎を観に行った訳ではなく、通り過ぎただけ。でも、せっかくなので新歌舞伎座の前でパチリとしてみました。

*着物は、京都“しょうざん”の単衣です。紬地の、訪問着です。
しょうざんはとにかく凝った作りで有名ですが、このお着物も、まず、素材は生紬のはず‥なのですが、証書がどこかに行ってしまい、今、確認出来ず。申し訳ありません。そして文様は‥

↑上の写真のように、型染めで草花を表現しています。そして、一部に摺り鹿の子。
そしてそして、よく見ると‥↓

これは裏側から生地を撮ったものなのですが、雲取り文様の部分は織りで表現されていることがお分かり頂けると思います。
‥と言うことは、織りの段階でまず雲取りを色糸(しかも複雑な色構成)で織り出し、その上で文様を型染め。さらに摺り鹿の子も加えたもの、ということになります。
うーんさすが、しょうざん。手が込んでいます。昨年、母が吉祥寺ふじやさんの衣桁に掛っていたのを一目惚れして買ったものです。日本の職人さんの技が感じられて、着ていてとても楽しい一枚なのです。

*帯は、京都の“ひなや”製です。ひなやの帯は機ではなく組紐の技法で織られているのが特徴です。織りの帯にはない独特の軽やかさが魅力。春の終りから夏にかけて締めるのにふさわしい帯。これも母が求めたものを貸してもらいました。作り帯にしています。

*そして、上の写真でお分かり頂けたように、帯留を入れています。これは、祖母の形見の珊瑚の帯留。白の三分紐に通してすっきりとまとめてみました。
この日、帯揚げはややベージュかかった白の縮緬地のものを入れていました。本当は絽の方が軽やかですが、色の合うものがなかったので、帯揚げだけはまだいいかなと縮緬を入れてしまいました。この季節、全体的に袷のものと単衣のものが混在しますね。

*この日は、ウェブTV「大江戸八百八町わそうび情報局」に出演して、江戸着物ファッションショーに賭ける意気込みについてお話ししました。
番組は、下記youtubeで閲覧頂けます。
「大江戸八百八町わそうび情報局」は毎月1度の放送だそう。和の情報、暮らしを楽しくするプチお役立ち情報満載の番組ですので、皆様チェックしてみて下さいね。
http://www.youtube.com/watch?v=yh4zZ_Wz_K8&feature=player_embedded
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