西端真矢

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きものスタイルマガジン「いろはにキモノ」発売!私も3企画を担当しました 2013/10/24



またまたブログ更新の日にちが空いてしまいましたが‥それには訳がありました。
夏の半ばからずっと、きもの雑誌「いろはにキモノ」の取材・撮影・原稿書き・校正に走り回っていたのです!
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その「いろはにキモノ」が昨日、発売になりました(上の画像がその表紙です)。30代から40代のきものloversと、きものに興味を持ち始めた皆さんに向け、若々しく、けれど品格あるスタイルをご提案しています。皆様、ゼヒ書店に走って下さいませーーー!

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その「いろはにキモノ」で、私は3企画を担当しました。ページにすると実に24ページ分。特に9月半ば頃が原稿書きのピークで、その頃、たくさんの楽しいお誘いを全てキャンセル致しましたが、このお仕事に奮闘していたのでした。お友だちの皆様「そうだったのか、仕方なかったね」とお許しくださいませね。

私が担当したページを、ここで少しご紹介したいと思います。
まず一つ目が、巻頭の「原由美子さんが提案する“大人キモノ”」。そのコーディネートを下にちら見せ致しますね↓
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原由美子さんのことは、ご存知の方も多いと思います。「anan」の創刊にも携わった日本のスタイリストの草分け。洋服のスタイリングの第一人者であられると同時に、幼少期から日本舞踊に親しまれるなど、和文化が常に身近にあった方。おきものも大好きで、「FIGARO」で連載も持たれています。
その原さんが2010年代を生きる30代40代に向けて、きものスタイルを提案。洗練とはんなりが全くぶつからずに共存している五つのコーディネートを現場で見られた私は、本当に幸せ者でした。
特にはっとさせられたのが、帯揚げと帯締めの色使い。ここにその色を!とうならされる挿し方に、私は原さんより年齢は若いけれど、全然冒険していなかったな、と反省しきりだったのでした。
‥とこんな風に書いたら、皆さん、もう見たくてたまらなくなって来ましたよね?そうです、見なければ損です!ゼヒ本屋さんで手に取ってページをめくってみて下さいね。(そしてご購入頂ければもっと嬉しいです^^)

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さてさて、私が担当した第2企画目は、「きもの好きのこだわりをチェック 着こなしおしゃれスナップ」です。
ふだんのきものは自分の感覚で着て楽しく過ごしているけれど、正式なパーティーやお茶会のお呼ばれなど、きまりごとの多いフォーマルな場面となると、とたんにどんなきものを着ればいいのか迷ってしまう。そんなこと、ありませんか?
かく言う私もいまだに茶会の前日など部屋中をきものだらけにして大騒ぎしていますが、だったら、フォーマル場面でみんながどんなきものを着ているのか、見せ合いっこしようよ!そんな主旨のページです。
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ご登場頂いたのは、お仕事や趣味の活動、プライベート行事でふだんからフォーマルきものを着ることの多い七名のきものloversの皆さん。パーティー、茶会、レセプション、お子さんの入卒式など、具体的なシーンで実際に着たきものを再現して頂きました。とても参考になると思いますので、皆さん、ゼヒ、ガン見してくださいね!
そして‥このコーナーでは、私のお友だち三名にもご登場を頂きました。手銭さん、ゆかさん、しおさん、ありがとうね。LOVE

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そして、私が担当したもう一つの企画は、「おしゃれ店員さんの1weekコーディネート」。
女性ファッション誌を開くと、必ずと言っていいほど載っている「1週間着回しコーデ」のページ。それから、「人気ショップのカリスマ店員さんのお洋服拝見」。あれをきもの雑誌でもやってしまおう!という意欲企画です。ご登場を頂いたのは、東京と京都の人気きものショップ7店の皆様。じゃーん、ここでお店とご登場頂いた皆さんのお名前を発表したいと思います。

awai(六本木)――女将の木下紅子さん
花想容(目白)――スタッフの田中由起さん
きもの和處 東三季(南青山)――店長の小宮たつみさん
銀座庵(銀座)――副店長の神崎まりえさん
銀座かわの屋(銀座)――スタッフの小野知花さん
くるり(青山・表参道・吉祥寺など)――プレスの大川枝里子さん
西村兄妹キモノ店(京都)――オーナーの西村美寿穂さん

どうでしょう、この豪華ラインナップ。シンプルきものからはんなりきもの、ビンテージきもの屋さんまで!正真正銘きものloversに人気のお店ばかりです。
そして、ご登場頂いた皆さんは当然、毎日おきものでお店に立たれたり、仕入れのために展示会を回ったりされています。毎日きもので過ごす中での着回しアイディアや、ちょとした工夫を余すことなくご紹介。もう、これも見るしかありませんよね!(書店へゴー!デジタル版もあります!)

そして、もう一つ。私がこの企画を担当出来て本当に良かったと思ったのは、撮影の合間に各ショップの皆さんとたくさんのお話が出来たことでした。
ご存じの通り、きものを取り巻く環境は決して順風満帆とは言えません。私はライターのお仕事で、ベンチャービジネスを興して大成功を収められた方々のインタビューを何度も経験していますが、その方たちが成功の秘訣について、「成長産業で勝負すること」と仰るのを幾度も耳にして来ました。同じ実力を持っていても、逆風の環境で闘うのと成長産業で闘うのでは手にする果実は全く違って来るのだ、と。その言葉は確かに真実だと思います。
そして、ひるがえってきもの業界のことを考えてみれば、まさにその真逆。けれど、それでもきものを愛してやまない、きものから離れられない30代、40代のきもの業界人が、今、この業界の中心に立ちつつあるのだということを、私はこのお仕事を通じてはっきりと感じました。
大きなお金儲けをしたいならば、ITやソーシャルゲーム、金融取引を仕事にすればいい。或いは同じ服飾業界でも、ファストファッションブランドでディレクターを目指すのもいいかも知れません。けれど、そうはしない。いわゆる成長業界に行けば必ず成功出来るだろうという実力を備えた人たちが、それでもきものを選んでここで踏ん張っている。
‥だから、そういう皆さんたちがお店にセレクトする商品、或いは別注で作り出す商品は、新しいアイディアや新しい感覚に満ちています。店は隅々まできれいに掃き清められ、皆さん「きものが好き!」と太文字フォントで書いたみたいににぎにぎしくきものへの愛が顔に現れていました。その情熱を感じられたことが、本当に本当に刺激になりました。ライター、或いはイベントのディレクターとして、私も何とかこの業界を盛り上げて行く役目を果たしたい!と思いを新たにしたのでした。
そして――ここでもう一度誌面の話に戻りますが――そんな情熱のきもの店員さんたちは毎日どんなきものを着ていらっしゃるのか、そこにはどんな小さな工夫があるのか、根掘り葉掘りお聞きしてページにしているので、ゼヒご覧頂けたら嬉しく思うのです。

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もちろん、私が担当したページ以外にも‥

*木綿きものコーディネート特集(個人的に、きもの産業の復活は木綿きものにかかっているかもしれない、と思ったりもしています)

*スタイリッシュな今の気分のきものコーディネートってどんな姿?スタイル提案ページ

*付録には、刺し方解説&図面付きの“手作りこぎん刺しコースター”。解説を参考にオリジナルのコースターを作って“こぎん刺しコースター誌上コンテスト”に応募すると、「美しいキモノ」に掲載されるかも!手先の器用な皆様、是非ご参加くださいませ!

*人気きものブロガー・朝香沙都子さんによるきもののお悩み回答コーナー

‥などなど、読み応え・見応えたっぷりの記事が揃っています。最近めきめき人気急上昇中の古川雄輝さんと波瑠さんもきもので登場していますよ!

「いろはにキモノ」(ハースト婦人画報社)雑誌版・デジタル版、ゼヒ皆様のお手元で末永く愛されることを願っています!

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