西端真矢

ARCHIVE:

新仕事道具 キャノンの電子辞書 2011/04/27



%E6%96%B0%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%8E%E3%83%B3%E9%9B%BB%E5%AD%90%E8%BE%9E%E6%9B%B8sfws.jpg

6年間使っていた電子辞書が、昨夜、突然動かなくなった。
中国語の「結構」という単語の正確な使い方を確認しようとして「jiegou」と入力していたら、何故か突然「何とか髭」という単語になって、「え?」と思ったらもう動かなくなっていた。電池を抜いて初期化しても、何も反応しない。さようなら、SEIKO辞書。6年間も使っていたのだから寿命だったのだろう。

で、辞書なしでは一日も過ごせないので、早速一夜明けた今日、新しい電子辞書を買いに行った。
3~4万円の出費を覚悟していたけれど、6年間辞書市場に触れていないうちに機能を絞り込んだ軽くて安い辞書が生まれていることに驚喜する。
Canonのwordtank S503という機種。
日中、中日、中中、大辞林、漢字、和英、英和、中英、英中
‥が入っていて9800円。安い!しかも薄くて軽いので、重度肩こり症の私には鞄が軽くなるのがとてもありがたい。日中辞書と中日辞書が小学館ではないのが玉に瑕だけど、中国で一番ポピュラーな辞書、商務院の中中が入っているのでカバー出来るかなと踏んだ。

中国語や英語で行う仕事が動き始めていたり、中国語圏の友だちと頻繁にメールのやりとりもしているので、これからの毎日、ヘビーユーズになるだろう。
どうぞよろしくネと、早速「結構」から引き始めた。

にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

黒留ナイト、行って来ました。 2011/04/26



この間の日曜日、六本木ミッドタウンで開かれた着物イベント「黒留ナイト」に参加して来ました。
明治初期に発布された法律「太政官令」で、女子の第一礼装に定められたのが黒留袖。男子が紋付き袴。まあ、なかなか呼ばれることもないと思いますが、例えばオバマ大統領やエリザベス女王に晩餐会に招かれた場合にも堂々と着て行ける、日本の最高礼装です。
‥が、それゆえになかなか着る機会がないのも事実。今回のパーティーの主催者竹姐さん(と皆さんが呼んでいたので私もそれに倣います)は、リサイクル着物のネットショップを経営していらっしゃる方。買い取りの際に多くの家の黒留袖がカビたり色焼けしてしまったりしている悲しい姿を見て、今回のイベントを思いついたのだそうです。

         *

さて、染色家だった祖母のおかげで我が家には黒留袖が何と四枚も!迷った末に、当日は梅松文様の一枚を着て行くことにしました。着姿はじゃじゃーんこちらです↓
%E9%BB%92%E7%95%99%E8%A2%96%E7%9D%80%E5%A7%BFsfws.jpg

ちょっと衿を開け気味にしたこの着付け。着付けのみならず、髪も全部自分でやりました。比翼付きを着付けたのは初めての経験でしたが、ちゃんと着ることが出来て大満足。何だかちょっと自分に自身がついて来ました~。

今回は別に正式な晩餐会に呼ばれた訳ではないので、帯は少し遊んで、振り袖用の派手な帯を二重太鼓に結んで行きました。年齢的に、そろそろこの帯が顔に合わなくなって来ると思うで、今のうちに着ておこうという選択です。立涌に菊竹文様のにぎにぎしい袋帯。衿を開け気味に、ちょっとヤクザの姐さんっぽい雰囲気を出してみましたがいかがでしょうか?

         *

それにしても、総勢六十人ばかり、黒留袖の人々が揃うとかなり壮観でした。
下の写真は、集合写真を撮ったときの様子(私は前列右から3番目・パーティー主催者作成のアルバムから閲覧&DL出来ます)
%E9%BB%92%E9%9B%86%E5%90%88%E5%86%99%E7%9C%9Fsfws.jpg
今回の会の様子は、着物サイト「キモノのこころ」で後日レポートされるそうです。そのときにはこの集合写真の本格版と、一人一人の参加者それぞれの留袖着姿写真も同時掲載されるとのこと。「一口に留袖と言ってもほーんと様々なんだなー」と会場で私が感じたことを、きっと写真からも感じ取れると思います。アップを楽しみに待ちましょう~。

それにしても当日は、お着物を愛する方々と夢中で着物話が出来て大満足。「これ、祖母が染めた留袖なんです」と一言言った瞬間に、皆さんがわらわらと私の周りに集まって来て下さって仔細に文様を眺めて下さる‥という嬉しい一幕もありました。
おそらく、祖母はあくまで自分の趣味として着物を染めていたので、やっぱり一般的に呉服屋さん経由で作る着物とはどこか雰囲気が違うのだと思います。たとえ古典文様を染めていたとしても、ちょっと自由な空気がある。着物通の人たちには、それが言わなくても通じるのだと思います。「その文様いいですね」と話しかけて来て下さったり、「えっ、おばあ様作なんですか?ずっと最初から気になってたんですよ」と言って下さる方も何人もいらっしゃいました。ああ、祖母が生きていたらどんなに喜んでくれただろう‥。「おばあーちゃーん、そっちの世界で見えてるー?お着物好きの皆さんがこんなに褒めてくれてるよー!」と叫びたくなってしまいました。
秋葉原にはオタクたちのイベントがあるように、クラブにはアンダーグラウンドカルチャーを愛する人々が集まるように、着物というこの深い深い魅力を備えた衣服文化を愛する人々のマニアックイベントが、これからもどんどん増えて行くといいなと願う‥そんな一夜でした。

ブログランキングに参加しています。よろしければ下の二つのバナーのどちらかをクリック下さい。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村

余震危機、それでも着物で出かけるための七つ道具 2011/04/17



震災発生から一カ月余り。東京では数日おきにそこそこ大きな余震が起こり、原発問題と併せて、いつも頭のすぐ上辺りのどこかに不安と言う名のあいまいなかたまり(色は灰色)が浮かんでいるのをぼんやりやり横目で見ながらやり過ごしているような毎日です。
それでも生活には日常が戻りつつあり、友人と出かけたり、仕事の打ち合わせがあったり。私は着物が好きなので、そんなときにもなるべく着物で出かけたい!
‥でも、数々の媒体で発表されているように、東北から中部地方にかけて、現在、M7、M8規模の地震が発生する確率は非常に非常に高いようです。それでも着物で出かけようと思うなら、自分の安全と、そして着物のせいで足手まといになって他の人に迷惑をかけることのないよう、最低限の備えが必要と考えました。そこでこんな袋を作ってみたのです。↓
%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E8%A2%8Bsfws.jpg
これは、祖母が染めた反物の余り布で作った巾着袋です。ミシンも使わず手縫いで30分くらいで作ってしまった簡単なもの。残念ながらこの布と同じ文様の着物は紛失してしまって手元にないのですが、蝶と雨だれ、或いは風船?が染められた華やかな文様です。柔らかもの、紬、どちらの着物にも合いそうですよね。
恐らく、これは祖母オリジナルのデザイン。もっとシンプルな色合いで染めた方の着物は残っていて、3月11日の日記でご紹介しています。
http://www.maya-fwe.com/2011/03/000118.html

さて、この巾着袋の中に何が入っているのかと言うと‥
%E5%BE%92%E6%AD%A9%E5%B8%B0%E5%AE%85%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BAsfws.jpg

一、 ジョギング用スニーカー
二、 洗濯バサミ
三、 ジョギングパンツ

この三つのスペシャルグッズ?が入っています。
そう、七つ道具ならぬこの三つ道具が着物女子を救うのです!

東京都心で被災する場合、まず確実に電車は1日か2日止まります。家に帰るためには、場所にもよりますが、数時間歩くことを覚悟しなければなりません。また、電車が動くのを待ってその日はどこかの避難所で過ごすとしても、その避難所まで長めの距離を移動する可能性も考えられます。長時間の歩行に耐えられる靴が、必須になって来ると思うのです。
もともと草履は西洋の靴とは違い、足の形を規制しないので足には楽なもの。ただ、震災が起こると窓ガラスなどが割れ、街中に破片が散らばっていることが考えられます。草履では足がむき出しになるので、やはりスニーカーに履き替えることが必須になると考えました。
ドキュメンタリー写真を撮っている私は、時に、一日中ほとんど座ることなく撮影をすることがあります。その経験から言って、とにかく底がエアー状になっているスニーカーが一番楽だし、足に来る疲れが半分くらいに軽減される。
バレエシューズ型のファッショナブルなスニーカーを履いて撮影した経験もありますが、あれは数時間動けばもう相当に足に疲れが出てしまいます。そう、ハイヒールより少しましなレベル。今回のような目的なら、しっかりウォーキング、或いはジョギング用に作られたスニーカーが最適だと思います。

洗濯バサミは、着物をまくり上げ、帯の中に裾を挟むために使います。写真では2個しか写していませんが、あともう2個入れていて、重ための生地の着物の場合でもしっかりと支えることが出来ます。
そして、着物の裾を帯に上げてしまえば、下着である襦袢の裾がむき出しになりますが、襦袢の生地はとても薄いので、ジョギング用のシャカパンの中に入れてしまえばOK。サクサク歩けるようになる‥という訳です。
‥まあ、何と言うか、戦時中のもんぺみたいなスタイルですね。いやもんぺより更にひどい。相当ダサイと言うか奇妙奇天烈な着姿ですが、非常時、誰も私のかっこなど気にしていないでしょう(たぶん‥)。
何より、私がもたもたしていることで誰かが私につまづいて逃げ遅れたり、将棋倒しになったり‥そんな迷惑な存在になることが嫌なのです。余震がなければ好きな着物で楽しく時を過ごして、ひとたび余震が起これば臨戦態勢。そう、地震との戦い、これはもう戦争ですよ。進め一億火の玉だ!地震なんかに女子お洒落魂は負けないのであります。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村

黒留袖ナイト!!! 2011/04/11



%E9%BB%92%E7%95%99%E5%9B%9B%E6%9E%9A2sfwss.jpg
来る4月24日日曜日、六本木で「黒留ナイト」というイベントが開かれます。
年々カジュアル化する結婚式。また、派手婚であっても仲人を立てるしきたりが激減したため、女性の第一礼装「黒留袖」を着る機会はほとんどなくなってしまいました。そんな、正に箪笥のこやしになっているかわいそうな黒留袖さんを着てあげようじゃないの!というのがこのイベント。六本木にズラリと黒留袖女子が大集合する一夜になりそうです!(男性の参加もOKとのこと。紋付き袴やスーツなどでどうぞ)
24日18時~六本木ミッドタウン内「A971」にて開催。 会費は3千円。
当日は格安黒留レンタルや、格安着付けサービスもあるそうです。
詳細はこちらで↓
http://curious-quest.cocolog-nifty.com/renjimado/2011/04/2011424-8d4c.html

              *

この日、どんな黒留袖を着て行くべきか?はたまたどんな帯を締めるべきか?
現在、楽しい悩みでいっぱいの私です。
実は我が家は、祖母が染めた黒留が三枚と、母が仲人をしたときに新たに作った一枚、計四枚の黒留袖があるという黒留持ち(笑)。トップ画像の左から、四季の草花と流水文様を刺繍と染めで表現したもの、松に流水文様、松に梅文様、紅型の鳳凰文様。(鳳凰文様はレンズの関係でフォーカスがぼけてます。すみません)
ああ、悩みます!

             *

それにしても、世の中全体が自粛ムードの中、このイベントが流れなかったのは嬉しい限りです。
これは私の考えですが、喪に服する気持ち、或いは悲しい事件を悼む気持ち…その感じ方、表し方は人それぞれで、どのように過ごすことが正しいという正答はないのではないかと感じます。
私自身も、震災から間もない頃‥福島原発が今にもメルトダウン寸前で首都圏にも大量の放射能が降って来るかも知れないという危機の中にいた16、17日頃に、例えば九州の方や海外在住の日本人の方が「どこどこへ遊びに行って楽しかった~」といった日記を書いているのを見かけると、訳もなく腹が立ったりしていました。でも、その怒りをぶちまけようとは思わなかった。
何故なら、あの切羽詰まった恐怖の感覚は、その外側にいる人が理解しようと思っても決して理解することは不可能な性質のものであるし、安全圏にいる人には安全圏ゆえの日常生活がある。嫌なら、その日記を見なければいいだけのことじゃない。そう思っていました。
もちろん、誰かが「ねえねえ、私昨日楽しかったの。私の日記見て!見て!」とURLでも送りつけて来たら、いくら何でも私も怒ったと思うし、或いは、「とてもそんな気になれません」と正直に気持ちを伝えたと思います。でもそうではなかった訳ですから。

‥そんな訳で、私は今の自粛ムードには反対です。歌舞音曲ガンガンOK。素敵ファッションもどんどん着た方がいい!こんなときこそ皆でバカな歌でも歌って空元気を出して、ぎゅっと団結を深めて行きたいな、と。そしてまた明日から頑張って、上を向いて歩いて行くしかないじゃないの、と、そう思っています。
もちろん、一人でそっと静かにしていたい人はそのままにしてあげる心遣いが当然必要。悲しみの受けとめ方は本当に人様々だから、無理して元気を出したくない方もたくさんいらっしゃると思います。集まりたい人だけが集まって、人と一緒にいることのありがたさを深く味わって‥でもそれを誰かに強要したりはしない。そんな風に過ごせたらと思う今日この頃です。
311から1カ月。その前と後では心に映る全てのものが、まるで別の世界に生きているように違ってしまいました。10年くらいの時間が流れたような気がします。

ブログランキングに参加しています。下の二つのバナーのどちらかをクリックお願い致します。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村

20年振りによみがえった村山大島紬 2011/04/08



今日のお着物は、3月はじめ、吉祥寺の悉皆屋さん「あも」で開かれた染めの体験講座に着て行ったお着物です。
%E6%9D%91%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E5%B3%B6%2B%E8%B5%A4%E7%B4%ACsfws.jpg

*このお着物の生地は、村山大島。東京の西の外れ、武蔵村山市周辺で江戸時代から作られている織物です。私の家はやはり東京の西側、武蔵野市という所にあります。同じ多摩地区ということで、まあ、「地元の織物を着ている」と言って良いのではないでしょうか。格別の愛着が湧いて来る一枚です。

*実は、この反物、我が家の押入で20年ほど仕立てられないままに眠っていました。私の母は当時、八王子地区にある某女子大で教授をしていたのですが、ゼミ生の中に実家が村山大島の糸屋さんという学生さんがいました。そして、卒業時に「お世話になりました」ということで、この反物を超格安で譲って下さることに。それなのに母と来たら、忙しさにかまけてずっと押入に入れっぱなしにしていたのです。20年の間も!
そんな母も最近の私の着物ブームを横で見ていてこの反物の存在を思い出し、今回やっと着物に仕立てることが出来ました。20年の歳月を経ても新品同様にシャリっと美しく、複雑な文様は上等なお品であることを窺わせます。紬は文様が複雑であればあるほど絣が多いということ、手間が掛かっていることの証拠ですからね!「私、こんなにいいお品なのにどうして着てくれないのかしら?」とくすぶっていた反物さんも、きっと喜んでくれていることでしょう。

*帯は、母が二十代の頃に作った赤の無地の紬帯。これもまた、母が着て、私も十代・二十代の頃に時々締めた帯ですが、新品同様にきれいです。

*帯揚げは白地に赤の絞りで女子度アップ。帯揚げは白の三分紐。帯留は前回の日記と同様、鎌倉彫の梅文様の帯留です。

*今回は若々しくコーディネートしましたが、同系色の染め帯でシックにまとめてみるのも良いかも。また様々に工夫して着てみようと思います。20年間待たせてごめんね~。

ブログランキングに参加しています。下記のどちらかのバナーをクリック宜しくお願い致します。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村

西陣老舗・洛陽さんのお召に鎌倉彫の帯留 2011/04/06



地震ですっかり心が動揺し、お着物日記が滞っておりました。
これから一日おきくらいに最近着た着物をアップしたいと思いますので、
皆様ちょくちょく覗きに来て下さい。
今日は、2月の下旬に着た組み合わせをご紹介!

%E7%B6%B2%E4%BB%A3%E3%81%8A%E5%8F%AC%2B%E6%9D%BE%E6%A2%85%E9%BB%84%E8%89%B2%E5%B8%AFsfws%E5%86%8D%E5%86%8D.jpg

*白のお召。
京都・西陣の老舗織元、洛陽さんのものです。洛陽さんと言うと帯が有名ですが、お召生地も作っています。昨年秋、吉祥寺ふじやさんの展示会に洛陽さんが番頭さん付きで出店、母が買い求めたのがこちらの反物でした。洛陽の番頭さんはおやじギャグ満載で面白いのです~~。

*これは、網代お召という織り方です。漁で使う網に似た織り方なのでこの名前がついたのだとか。上品で、どこか現代的で、でもちゃーんと伝統的な織り方で。飽きの来ない一枚になりそうです。

*帯は、祖母が染めたもの。松と梅文様。こまこまと描かれた図様をじっと見ているのが楽しい一本です。

*帯留めは、梅の花をモチーフにした鎌倉彫。祖母の形見です。梅の花は、正面から見た姿と裏梅(裏側から見た姿)、両方の姿が彫り出されています。

*帯締めは、この日のコーディネートに合わせて吉祥寺のふじやさんで新しく買い求めたもの。かなり真っ白な三分紐です。

*帯揚げは、お抹茶色の絞り。

*このコーディネートは、さる画廊オーナーにコレクションの茶道茶碗を見せて頂きに伺った日に着て行きました。お召はきちんとした印象になり、こんなときに大変重宝しますね!

ブログランキングに参加しています。下の二つのバナーのどちらかをクリックお願い致します。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村

西陣老舗・洛陽のお召に鎌倉彫の帯留 2011/04/06



地震ですっかり心が動揺し、お着物日記が滞っておりました。
これから一日おきくらいに最近着た着物をアップしたいと思いますので、
皆様ちょくちょく覗きに来て下さい。
今日は、2月の下旬に着た組み合わせをご紹介!
%E7%B6%B2%E4%BB%A3%E3%81%8A%E5%8F%AC%2B%E6%9D%BE%E6%A2%85%E9%BB%84%E8%89%B2%E5%B8%AFsfws%E5%86%8D.jpg

*白のお召。
京都・西陣の老舗織元、洛陽さんのものです。洛陽さんと言うと帯が有名ですが、お召生地も作っています。昨年秋、吉祥寺ふじやさんの展示会に洛陽さんが番頭さん付きで出店、母が買い求めたのがこちらの反物でした。洛陽の番頭さんはおやじギャグ満載で面白いのです~~。

*これは、網代お召という織り方です。漁で使う網に似た織り方なのでこの名前がついたのだとか。上品で、どこか現代的で、でもちゃーんと伝統的な織り方で。飽きの来ない一枚になりそうです。

*帯は、祖母が染めたもの。松と梅文様。こまこまと描かれた図様をじっと見ているのが楽しい帯です。

*帯留めは、梅の花をモチーフにした鎌倉彫。祖母の形見です。梅の花は、正面から見た姿と裏梅(裏側から見た姿)、両方の姿が彫り出されています。

*帯締めは、この日のコーディネートに合わせて吉祥寺のふじやさんで新しく買い求めたもの。かなり真っ白な三分紐です。

*帯揚げは、お抹茶色の絞り。

*このコーディネートは、さる画廊オーナーにコレクションの茶道茶碗を見せて頂きに伺った日に着て行きました。お召はきちんとした印象になり、こんなときに大変重宝しますね!

ブログランキングに参加しています。下の二つのバナーをクリックお願い致します。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村