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20年振りによみがえった村山大島紬 2011/04/08
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今日のお着物は、3月はじめ、吉祥寺の悉皆屋さん「あも」で開かれた染めの体験講座に着て行ったお着物です。
*このお着物の生地は、村山大島。東京の西の外れ、武蔵村山市周辺で江戸時代から作られている織物です。私の家はやはり東京の西側、武蔵野市という所にあります。同じ多摩地区ということで、まあ、「地元の織物を着ている」と言って良いのではないでしょうか。格別の愛着が湧いて来る一枚です。
*実は、この反物、我が家の押入で20年ほど仕立てられないままに眠っていました。私の母は当時、八王子地区にある某女子大で教授をしていたのですが、ゼミ生の中に実家が村山大島の糸屋さんという学生さんがいました。そして、卒業時に「お世話になりました」ということで、この反物を超格安で譲って下さることに。それなのに母と来たら、忙しさにかまけてずっと押入に入れっぱなしにしていたのです。20年の間も!
そんな母も最近の私の着物ブームを横で見ていてこの反物の存在を思い出し、今回やっと着物に仕立てることが出来ました。20年の歳月を経ても新品同様にシャリっと美しく、複雑な文様は上等なお品であることを窺わせます。紬は文様が複雑であればあるほど絣が多いということ、手間が掛かっていることの証拠ですからね!「私、こんなにいいお品なのにどうして着てくれないのかしら?」とくすぶっていた反物さんも、きっと喜んでくれていることでしょう。
*帯は、母が二十代の頃に作った赤の無地の紬帯。これもまた、母が着て、私も十代・二十代の頃に時々締めた帯ですが、新品同様にきれいです。
*帯揚げは白地に赤の絞りで女子度アップ。帯揚げは白の三分紐。帯留は前回の日記と同様、鎌倉彫の梅文様の帯留です。
*今回は若々しくコーディネートしましたが、同系色の染め帯でシックにまとめてみるのも良いかも。また様々に工夫して着てみようと思います。20年間待たせてごめんね~。
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