MAYA from West End

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*日記は日本語のみで、翻訳はありませんが、時々全文中国語の日記も書きます。
*日記の写真はデジタルカメラと携帯のカメラで撮影したものであり、作品写真ほどのクオリティはないことをご理解下さい。「本気で写真撮る!」と思わないと良い写真が撮れない性質なのです。

*這本日記基本上用日文寫、沒有中文和英文翻譯。可是不定期以中文來寫日記。請隨性來訪。
*日記的相片都用數碼相機或手機相機來攝影的、所拍的相質稍有出入、請諒解。我一直覺得不是認真的心態絕對拍不出好的東西。
© 2011 Maya Nishihata
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熱海MOA美術館へ、きものでお能を観劇に 2017/02/16



この間の日曜日、熱海のMOA美術館へ出かけた日のきもの日記です。
MOAと言えば尾形光琳の「紅白梅図屏風」の所蔵で有名で、毎年梅の咲くこの時期に展覧されます。もちろん「紅白梅図」もお目当てだったのですが、この日は、もう一つ、美術館3階にある能楽堂で上演される新作能「利休――江之浦」の観劇にうかがいました。
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このお能は、美術家の杉本博司作、馬場あき子先生の脚本。シテが千利休、ワキが利休の弟子で戦国大名の細川三斎で、MOAにほど近い小田原を訪れた老年の三斎が、かつて北条征伐でこの地に逗留した日々を回顧。やがてその回顧は小田原征伐からそう時を経ずして秀吉から切腹をたまわった師・利休へ及び、するとそこに土地の老人が‥といった内容です。
大まかな内容は聞いていたのですが、杉本博司の作ということで、何か美術に仕掛けがあるのか、或いは衣装が現代的だったりするのか、など全容がつかめず、きものに大変迷いました。結局着て行ったのがこちらです↓
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きものは、廣瀬雄一さんの江戸小紋。一見普通の縞に見えて、柳の葉の意匠になっているというもの。帯は、祖母から伝わった総絞りの羽織を、名古屋帯に作り替えたものです。渋めのきものに帯のピンクで女らしさを。でも、甘くなり過ぎぬよう、紺の無地帯〆で締めて‥といった布陣です。帯〆は、最近買った道明の冠組を下ろしました。帯揚げには、写真ではあまり良く見えていないのですが、ぽつぽつと七色の絞りが散っています。ゑり正製。

杮落しなど特別な機会ではない場合、お能の鑑賞には、上品な小紋か付下げに格の高い模様の名古屋帯、或いは洒落袋帯という組み合わせが一般的でしょうか。訪問着+袋帯、だとちょっと重過ぎるような気が、私は致します。
そんな訳で、この日も、帯に有職文の織りの名古屋を‥とも思ったのですが、ひょっとして現代劇のような斬新なお能なのかも??だとすると有職文の名古屋でも生真面目過ぎ??などと様子が分からず、また、何だかピンクを締めたい気分でもあったため、こちらの帯にしました。
実際に鑑賞してみると、演出はオーソドックスで、織り名古屋の方がベストだったかなとは思いましたが、会場を見渡せば、洋服の方は相当カジュアルな方も多く、いやはやシチュエーションに合ったきものを選ぶことの何と難しいこと。自分ではこのコーディネイト自体は気に入っていて着ていて楽しいので、まあ良しとします。

          *

利休をシテとする新作能「利休――江之浦」では、その利休の子孫である武者小路千家若宗匠が土地の茶人として間狂言に登場し、お茶を点てる‥そのことによって利休の霊が現れる、という何とも巧みな趣向が埋め込まれていました。そしてそのお点前が非常に美しいのです。
若宗匠は美術史の修士をお持ちで、美術史家としても活動され、茶の湯に関するご発言も多く、著書も拝読していましたが、きっとそんな方だから、茶の哲学やお道具を重視され、お点前はすーっと無難に、というところかしら、と勝手に想像していたのですが、いやいや点前自体が、きっと若宗匠のお席に登場するだろう名物に拮抗する美を備えていらっしゃる。もちろん私など遠く及ばないのですが、なるほど、柄杓はああ扱えば美しいのか、全体を通してこういうリズムがあるのだな、など非常に勉強になりました。真面目人間のため、早速家で真似をしながら稽古しています!
そしてこの舞台のもう一つの趣向は、本物の利休作の花入が登場すること。パンフレットによると、杉本氏の念が引きよせたのでしょう、この舞台の案を練っているさなかに、或るところから花入が売りに出たのだということです。
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↑上の写真がその花入。上演前からこのように、舞台やや上手に設えられています。写真では小さくしか見えず申し訳ないのですが、当日、NHKが撮影に来ていたので、いつかこの日の舞台の放送があるのではないかと思います。花入、若宗匠のお点前、そして「利休の切腹」という大きな問題をテーマにしたこのお能を、ぜひ皆様もご覧になると良いと思います。

          *

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観劇の前にはMOAを回りました。
上の写真は、敷地内にある尾形光琳邸の復元屋敷の庭を撮ったもの(紅白の梅も咲いています)。写真では素晴らしさを伝えきれていないのですが、端正な非常に良いお庭で、一日ここにいたい!と思ったほど。この庭を愛でるためだけにもまた遊びに行きたい気持ちです。(今日の日記の一枚目の写真も、光琳邸の中で撮っています)

下は、ピンボケが申し訳ないのですが、秀吉の金の茶室の再現展示↓
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秀吉の茶、利休の茶…金と赤の色の洪水の前で、深く考えさせられます。少なくとも私は、こんな茶室で茶を飲みたくはありませんが‥
また、今回、発見だったのは、『湯女図』のこの表装↓
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服飾史の勉強をする中で何回となくこの絵を書籍の上で見て来ましたが、実物を見たのは初めて。こんな美しく洒落た表装がされていたのか‥!とうっとりしました。刺繍の具合から見て、この絵の描かれた時代よりもう少し後の時代の打掛or小袖の裂を着せています。お洒落が大好きだった湯女たちも高級な布にくるまれ、この趣向を喜んでいるでしょう。
そしてMOAの2階からはこんな熱海の海の風景が‥↓
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この日は仕事の〆切があり真っすぐに東京へ帰宅しましたが、またゆっくり温泉につかりに来たいものです。

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クロワッサン「着物の時間」にて、漫画家の桜沢エリカさんの着物ライフヒストリーを取材しました。 2017/02/08



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バタバタしていてご報告が遅れてしまったのですが、発売中の「クロワッサン」2/10号「着物の時間」にて、漫画家の桜沢エリカさんを取材しました。
桜沢さんと言えば、時代の気分を鋭く拾い上げて漫画作品にされる方。フアッショニスタとしてもよく知られていますが、一方、着物も大好きで、二十代から繰り返しきもの熱が訪れ、今、「第4次着物ブーム中」…といった「女の着物人生」をとても楽しく語って頂きました。着物好きの方には、きっと「分かる!」と思って頂けるエピソード満載です。ぜひご高覧ください。
あ、お着物は、米沢「新田」の素敵な紬に、浦野理一の帯をお締めでした!

    *

今号の「クロワッサン」は、「上手に節約して、年100万円貯める!」という節約の知恵特集。私もこれから熟読して勉強致します‥


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深夜の偶然、或いは必然 2017/02/05



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本日、深夜、本の後書きを書いている。
2014年12月から取材調査を始め、執筆開始が2015年12月。2017年2月の今、やっとここまでたどり着いた。
時々頭を休めるため、お茶を点てる。
お茶碗は、山梨県の土地の焼き物、能穴焼き。
山梨にお住いだったという友人のおばあ様の形見を頂いたもので、今晩、何となくこの茶碗を択んでいたのだが、途中ではっと手が止まる。考えてみれば今書いている本の最初の三章は、この窯にごく近い、武川牧原という村が舞台なのだ。もしかすると本の登場人物が今夜、小さな茶目っ気をはたらかせたのかも知れない。
とにもかくにもあと一息である。本文の執筆にくらべ後書きに向かうことの、何とせいせいと気の楽なことか‥

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帝国ホテルで取材中。 2017/01/30



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今日は取材で朝日賞の贈呈式に来ています。
帝国ホテルの巨大な宴会場が満員。華々しい限りです。
受賞者のお一人である浅田次郎先生とすれ違いましたが、紋付き袴でカリスマ光を発しておられました!

久しぶりに「道明」へ 2017/01/24



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今日は朝から大きな、そして楽し過ぎる取材・撮影を終え、近くまで来たので久しぶりに「道明」へ。
このところ多色の帯締めを求めることが多かったのだけれど、最近急に紺色系の無地の冠組がほしくなり、微妙な差の二色で迷った末に深縹色を購入。
その後、店内で買い物後恒例のお茶を頂きながら、葵一郎社長と30分ほどお話し。様々な最近の動向などお聞きする。ああ、充実の一日。
しかしお店に伺うと、次々とほしい帯締めが出て来てしまう。引き続き頑張って働こう…
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徹夜明けにて 2017/01/20



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本日、久々の徹夜で三日間ほど苦しんでいた原稿を書き上げ、先ほど編集部にメール送りした。
不思議なもので、取材も楽しく、書きたいこともたくさんあってうずうずしているのに何故か上手く書けない原稿があり、いま一つ盛り上がらない取材だったり内容が複雑重厚だったりしているのに、するっとまとまってしまうものもある。
今回は完全に前者の方で、難航した原因は、書き出しがどうにも上手く行かなかったこと。最初の二日はほぼ書き出しに使ってしまい、三日目の深夜、と言うか本日早朝4時を過ぎてもどうしてもまだ気に入らず、そのまずさのせいで中盤から後半も調子が出ていないことにひしひしと自分が一番気づいている。
「もうこのまま出すしかないのか‥」
敗北感に打ちひしがれながら、あまりの敗北感のためか気づくと40分くらい眠ってしまっていて更に高まる敗北感。けれど、目が覚めた後、突然するすると冒頭がまとまり、後半までそのまま波に乗って書き直すことが出来た。ああ、ご機嫌である。眠っている間に脳の中で何かが起こっていたのだろうか‥

ともかく、今日のところは一仕事終えてまた次の原稿に向け頭を切り替えていこう。「こんなもの書いていないで、早く寝なさい!」というやさしい友人たちの声が耳鳴りがするほど聞こえて来るが、今、お風呂が沸くのを待っている間に、眠ってしまわないようこの文章を書いているのだ。お風呂に入らずに眠ったことは、人生で二度ほどしかない。

(写真は、ダミー文章が入ったページレイアウトと、原稿を書くために使った資料を重ねたもの。赤文字の数字は、レイアウトから字数を計算したもの。雑誌の仕事は常に字数との闘いである)


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モダンな付下げで、初春歌舞伎「しらぬい譚」へ 2017/01/18



きもの日記3日目、今日は、先週日曜日、お友だちの厚子さんが主宰する「着物で歌舞伎」というイベントに参加して、“国立劇場での初春歌舞伎「しらぬい譚」を観劇後、中村時蔵丈のトークショー”という、楽し過ぎる一日のきものコーディネイトをご紹介します。
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今月の国立劇場は、76年ぶりの上演という珍しい演目、「しらぬい譚」。(上の写真データをご提供くださった有紀さん、ありがとうございます!)
菊之助さんの宙乗りあり、化け猫集団とのアクロバティックな大立ち回りあり、松緑さんの清廉な演技が素晴らしい…と、見どころ満載のとてつもなく楽しい筋立てで、場内は満席。新春らしい雰囲気に、もう、その場にいるだけで高揚した気分になりました。そして菊之助さんの宙乗りの時には、あまりの美しさにじわっと涙があふれたのでした。
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↑そんな私は、最後に舞台から投げられた手ぬぐいをキャッチ。実は松緑さんが投げたものが手に当たって床に落ちたのですが(←小学校以来の球技下手がここでも‥)、隣席の友人が「真矢さんが獲ったもの」と認定してくれました。ありがとうございます♪今年50周年を迎えた国立劇場のその記念の手ぬぐいを手に入れられて、嬉しい限りです。
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↑こちらの写真は、トークショーでの時蔵さん。特別に、羽織裏を見せて下さいました。版画、水墨画など多彩に活動した木田安彦画伯による墨書きの不動明王図です。すっきりと渋い江戸前の着姿の裏に、こんな勢いのある神様を背負っていらっしゃるなんて、さすがに何とも言えずイキでいらっしゃいますね。
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↑その時蔵丈と一緒にお写真を撮って頂きました。幸せ♪
私のきものは、お正月らしく華やかに、と淡い卵色地の付下げを選びました。祖母が染めたもので、おそらく型紙から自分で起こしたと思われる、洋蘭の柄です。
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↑帯は、「加納幸」の葡萄唐草柄の袋帯。帯〆は「道明」の水色から藤色への暈し冠組。
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↑そして、帯揚げが下ろしたてです。「ゑり正」の「白場取り輪出し絞り」。「若草色に黄枯れ茶」の取り合わせはあまりなく、また、意外と多くのきものに合わせやすいのでは、と非常に気に入っています。
‥と、またもや新春から仕事が忙しくなっているのですが、別世界に遊ぶと胸がすっとして活力が湧いて来ますね。ご一緒に鑑賞したきもの仲間の皆様とのお喋りもとても楽しくて。そして、情報盛りだくさんの特別プログラムまで手作りくださったお世話役の厚子さん、本当にありがとうございました。

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「歳寒三友」柄の帯で、「竺仙」の展示会と新年食事会へ 2017/01/17



先週土曜日は浅草で開かれた老舗「竺仙」の展示会へ、きもの友だちとお邪魔しました。
会場は、浴衣をはじめ、江戸小紋、縞など、逸品がいっぱい↓
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こちらは、その逸品のデザインや色を決定する部門「竺仙」の「商品課長」である友人の對馬さんのコーディネイト。もちろん、竺仙製の江戸小紋付下げを着ているのですが‥↓
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↑このおきもの、大変に複雑な作りで、ん?ん?と引きつけられ質問してしまいました。
ご説明によると、まず、「通し+松」の柄の江戸小紋型を付け、その後に、金で松の柄を肩から裾に向け大きくなるよう型染め、そして、青、オレンジなどの染料を叩き染め(だったかな‥)‥と、何とも手が込んでいます。ああ、素敵‥


また、友人が悩んでいたこちらの摺り匹田は、よくよく見ると地の色に濃淡があるのですが‥、↓
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その秘密が、反物下部に証拠のように染められている、九つの型。上から、匹田柄がごくわずかしかでない型から多数出るものまで、九枚の型で何度も染めることで、たくさん染料が染みる箇所と染めない箇所の濃淡が生まれるという仕掛けです。何とも手が込んでいますね。友人は買おうか買うまいか悩んでいましたが、その後、買うと決めたことを祈ります!

この日の私のきものは、こちら↓
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ピンクや紫のぼかしのきものに、祖母が染めた「歳寒三友」柄の帯。お正月を過ぎると明るい色を着たくなります。帯〆は水色を入れましたが、同じ笹浪組で鶸色も持っていて、そちらの色の方が良かったかもしれません。きものコーディネイト、常に試行錯誤の連続ですね。
この日は展示会の後、浅草のロシア料理老舗「MANOS」で、きもの仲間での新年会。ロシア料理は独特の形や小物がかわいい‥↓
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ご一緒した皆さん、ありがとうございました!


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裾濃の訪問着を、帯二本で着回し~~万之丞襲名公演と初釜へ 2017/01/16



今日から三日間、年始にきもので出かけた日のコーディネイト日記をお送りします。初日の今日は、同じ一枚の着物を帯で着回した、二つのコーディネイトをご紹介♪

一つ目は、国立能楽堂で行われた、和泉流狂言野村万蔵家の飲む虎之介さんの万之丞襲名公演の際のコーデです。発売中の「婦人画報」2月号で取材をさせて頂いたご縁で伺いました(下の写真、とにかく門松が大きい!)。
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↑着て行ったのは、裾にかけて濃色に染める、「裾濃」と言われるぼかしの柄付けの訪問着です(一つ紋を入れています)。昨年作ったもので、やや大きめの牡丹唐草の地紋に、肩から膝下ほどまでは淡い藤色。膝下からやや黄色みが入って、裾部分では濃い紫色に変わります。
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この染めは、「近江屋藤兵衛」によるもの。「吊り染めぼかし」と言われる、染液に反物を吊るして漬け込んでぼかし染めをする技術を持つ老舗工房で、天保年間の創業。江戸時代は紅花商を商い、明治期に吊り染めぼかし技法を考案して、現在まで技術を守っています。
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↑この日は、蘇州刺繍で正倉院華紋を表した袋帯を締めました。大きな華紋ではありますが、金糸銀糸が少なめなので、控えめな印象。お茶の先生に頂いた金の雲柄の帯〆、薄紫色の綸子地の帯揚げを合わせて。
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↑足元&コートはこちら。最大に温かいアルパカコートを母から借り、草履は神田胡蝶。同じく正倉院華紋柄の利休バッグを持っています。

そして、同じきもので、社中の初釜にも参加しました↓
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↑この日は、丸紋に蝶や四季の花を詰めた、持っている中で最大に派手な袋帯を合わせました。何しろ初釜ですから! 帯〆は「道明」の御岳組亀甲。紫、ペパーミントグリーンなどが入ったこの色の組み合わせが本当に大好きで、最も気に入っている帯〆かも知れません。帯揚げは「えり正」の紫梅柄の輪出し絞りです。

今年の初釜は濃茶の点前を仰せつかり、年末年始、毎日家で二回ずつ通しで稽古をして心がくたくたになりました(何しろ仕事が忙しいのです‥)‥が、これだけやったので、少しは点前が身体に染みついたかなと思います。いや、身についていますように!
明日、明後日はもう少し軽めのお出かけの日のきものコーデをお届けします♪


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伊勢丹にて丹後「小林染工房」のぼかし染め・引き染め実演見学!~9日まで 2017/01/07



9日まで伊勢丹7階呉服売り場にて開催中の、丹後「小林染工房」さんの実演を見て来ました(訪れたのは今日ではなく、昨日です)。昨年、一昨年の「きものサローネ・100体コーデ」で1位を獲得するなど、大人気の染め工房さんなので、ご存じの方も多いかと思います。
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上は、実演中の様子。ごく淡いブルーの縞を引いた後、濃いブルーを引いています。
この後、染料のついていない乾いた刷毛で上をなぞることで、境界の柔らかなぼかしの風味が生まれるのですが、そんなことを解説して下さりながらの実演なので、大変よく理解出来、何とも言えず充実した時間でした。
下の写真は、ふむふむとメモを取る私。昨日は打ち合わせから回ったため、洋服姿です。この写真からも、小林さんがいかに真摯に質問に答えて下さっているかが伝わって来るかと思います。ご一緒に拝見した友禅染め作家の鷹取麻利子さんがいつのまにか撮影下さっていました(≧▽≦)
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出来上がった帯揚げがこちらです。締めると、濃色の部分と淡い部分が帯の中で交互に出てとてもおしゃれな着姿になる訳です↓
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(写真右端が鷹取さんです)

小林さんの実演は、毎日2時と4時。ぼかし染めの他に、しけ引きの実演も行っています。どちらに出会えるかはその日の運次第!もても優しい小林さんが、どんな質問にも丁寧に答えてくださいます。染色好き必見のイベントですよ☆


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