西端真矢

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「クロワッサン」誌「着物の時間」、佐藤悦子さんインタビューを担当しました 2016/07/28



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着物好きの女性ならみんな知っている人気雑誌連載に、マガジンハウス「クロワッサン」誌の「着物の時間」があるかと思います。
もう20年以上続いている名物連載で、毎回、女優さんや小説家、音楽家、ビジネスウーマン‥などなど各界の著名人の方々がご自身の着物で登場。併せて着物に関する想いを語って頂くもので、数年に一度は連載をまとめた合本「着物の時間」が発刊され、通算4冊。実際にご自分が着こなしていらっしゃるコーディネイトが拝見出来るということで、大人気なのだそうです。私自身も食い入るように眺め、読み返し、本棚にしっかりと収まっています。

この栄誉ある連載に、この度、ライターとして参加させて頂くことが出来ました。
毎回私が担当する訳ではなく、他のライターさんも書かれて行くのですが、今後も時折、私の名がクレジットに入った回が出て来るかと思います。ぜひご注目頂けたら幸いです。

私としての第一回目は、クリエーティブディレクターとして世界を舞台に活躍されている佐藤可士和さんを、妻として、そして名マネージャーとして支える佐藤悦子さんにインタビューをしました。
素敵な夏のお着物で登場されています。ぜひご覧ください。
(上の写真では、「本文は買ってお読み頂けたら」ということで、文章部分はぼかし加工をしていることをご了承ください)

今号の「クロワッサン」は、「自分でできる整体」特集です↓
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実は、一カ月半ほど前にこのブログでもご報告した謎の足の腫れがまだ少し残っていて、ウォーキングやジョギングが出来ない私。正に私のためにある企画ではないか!と涙もの。皆様もぜひご熟読&ご実践をどうぞ(#^^#)

          *

今回の「着物の時間」への起用は、着物業界の旧知の或る方からの推薦によるものでした。ご迷惑になるといけないのでその方のお名前は書きませんが、私はフリーになって以来、実はこれまでほとんど営業というものをしたことがありません。いつも周りの方々から引き立てて頂くことによって新しい舞台が開けて行くことを、涙が出るほどありがたいことだと思っています。
これからも、引き上げて下さったり、後押しをして下さった皆様に、西端を推して良かったと思って頂けるように、いつも現場で明るく、いっそうクオリティ高く仕事に取り組んで行きたいと、改めて思います。
深い深い感謝とともに、新しいお仕事のご報告でした。


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トークショー出演の日のきもの~あやめの絽の小紋で~ 2016/07/24



先週金曜日、日比谷公園内にあるモダン建築が素敵な「日比谷図書文化館」にて、公開講座に出演しました。社史研究家の村橋勝子先生とのトークショーで、タイトルは「学術専門出版社雄山閣の百年」。
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お蔭様でほぼ満員の盛況となり、嬉しい限りでした。お客様は、本好きの方が多いと見受けられ、何か一つ二つでも「なるほど」という豆知識や視点をお持ち帰り頂けるよう、一生懸命させて頂きました。何しろ人前で長い時間話すのは初めてだったので、多少ぎこちないところもあったとは思いますが、大きな失敗はなく、ほっと一安心。しかし人前に出るというのはものすごいパワーを使うのですね。翌日自律神経が狂ってめまいがぐるぐる。廃人になってしまいました。
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↑さて、その日のきものは、浅葱色地の絽の小紋。あやめ?菖蒲?が描かれています。
このきものは、お友だちが主宰している「きもの縁結び」的な会で入手したもの。某スーパーお金持ちの奥様が放出されたきものや、知る人ぞ知るきもの古物商の方のお手持ちのきものなどが出品されます。
こちらの小紋も、一度も袖が通されていなかった所謂「新古品」。基本的には柔らかもの、はんなり味のあるきものが好きなので、飛びつきました。
足元を撮ったこの写真の方が模様がもう少し見えるかも知れません↓
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帯周りはこんなかんじに↓
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絽綴れで葡萄唐草を表し、遠目からは無地に見える一本です。こちらも前述の会で入手したもの。
件のスーパーお金持ち奥様が「一度も締めていないわよ~でも売っちゃう。箪笥に入らないから」と、格安で売って下さいました。ああ、大富豪の奥様、羨ましい限りです。ちゃーんと撥水加工までされていました(≧▽≦)
また、夏らしい軽めの糸で組まれた唐組の帯〆は、祖母の遺品にあったもの。一度も締めた跡がなく、箱に入ったままの品を、雌伏何十年になるのでしょうか、初めて使いました。「やっと表に出られたー!」と帯〆ちゃんも喜んでくれたと思います。

          *

この一月ほど、今回のトークショーのことが心配でいつも肩に重い荷物を背負っているような気持ちで過ごしていましたが、成功に終わってほっとしています。それにしても、いつも人前に出て話したり演技をしたりする芸能人や評論家の方ってやっぱりすごい。
当日お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。


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本から雑誌へ、雑誌から本へ 2016/07/13



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本のお仕事の校正がまだまだ続き、更に来週はトークショーがあるのでその準備にも忙しい毎日なのですが、「どうやら西端の本の仕事が一段落したらしい」と風のウワサが流れているのか、雑誌のお仕事の発注がちらほら‥から急展開で怒濤のように入り、今何本抱えているのか‥またもや大忙しの日々になりそうです。
こんな私の毎日を見て、
「少しは休めばいいのに」
と言って下さるお友だちも多いのですが、そんな時いつも会社を辞めてフリーになりたてだったの頃のことが蘇ります。一カ月先のスケジュール帳が、真っ白。もちろんその次の月も、更に次の月も‥このままどこからもお仕事をいただけなかったら、私、生きて行けなくなってしまう‥
あの時の何とも言えないほど心細い気持ち、そして恐怖感‥あれがあるからついつい目いっぱい仕事を入れてしまうのですよね。今は自分から営業に行かなくても、こうして声を掛けて下さる方々がいる!これほどの幸せはないなとやはり思います。旅行に行きたいと夢見ていましたが、秋までお預けでしょうか‥
(写真は、我が家の庭の片隅のぼけの木についた実。結構大きいのです)


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