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「いろはにキモノ」誌にて、3企画16ページ担当しました♪ 2015/12/02
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発売中の「いろはにキモノ」誌にて、3企画16ページを担当致しました。
ご報告とご紹介の日記です。
表紙には、新婚間もない堀北真希さん登場!
その一、「村山大島紬 たった一人の挑戦」
若き実力派染織作家を訪ねるルポ「村山大島紬 たった一人の挑戦」では、東京武蔵村山市で、全国でも2カ所にしか残っていない「板締め絣」の技術を守り続ける田代剛章さんを取材しています。
「板締め」と略して言われることの多いこの技法は、工程が40ほどある上に、その内容を理解するのが非常に難しい技法です。なかなかきちんと取材をした媒体はこれまでないと思われ、とても貴重なページとなっています。ゼヒご覧頂ければ幸いです。
この「板締め」の技術を使って作られる、村山大島紬。昭和の半ばまでは町中で蚕を育て、道を歩けば機織りの音が聞こえたそうです。けれど、今、その村山地域で、正統の板締め村山大島紬を作るのは、田代さんの家だけになってしまいました。
きものに詳しい方は、村山大島と言うと、みっちりと柄を織り込んだ反物を想像されるかと思います。しかし田代さんはこれまでの伝統を引き継ぎながらも、現代のライフスタイルにふさわしいモダンな村山大島を次々と発表しています。誌面ではその最新作もご紹介していますので、ゼヒお楽しみにご覧頂ければと思います。
下の二枚の写真は、取材中のオフショット↓
上は、田代さんを撮影中のカメラの奥陽子さんです。真剣に被写体に向かう姿、かっこいいですね♪
そして下の写真は、誌面でも詳しくご紹介している「杼絣返し」という工程を、取材中に少し体験させてもらった私のオフショットです。ただ糸巻きを回すだけの簡単そうな工程に見えて、きれいに巻き取るのがとてもとても難しかった‥
と撮影・取材は和気藹々と進みました。貴重な制作の時間を取材にさいてくださった田代さん。本当にありがとうございました!
その二 「プロに教わる 自分できものお手入れ」
担当した企画の第二は、自宅でのきものお手入れの悩みに応える、問題解決!企画です。
きものを頻繁に着るようになると、袖口や衿元が汚れたり、時には食べ物をこぼしてしまったり‥そんなお手入れ問題の数々、もちろん悉皆屋さんに出せば良い訳ですが、何から何まで悉皆屋さんだよりではお金がかかり過ぎてしまいますよね。
そこで、ベンジンなどを使って自宅で出来るお手入れ方法や、正しいきもののしまい方、洗い方、干し方などを、プロの悉皆屋さんにアドバイス頂きながら写真図解付きでまとめた企画です。
アドバイスを下さったのは、きもの生産のメッカ新潟県十日町市の「日紋」さん。首都圏から東北まで、広範囲の呉服屋さんを顧客に持つ、東日本最大の悉皆屋さんです。何と五十人もの職人さんを抱えていらっしゃいます!他の悉皆屋さんで手に負えなかった頑固な汚れが回って来ることも多々あるという、プロの中のプロ、悉皆屋の中の悉皆屋、という存在です。
そんな日紋さんには、「自分で出来ることと、プロに任せた方が良いこと」の見きわめポイントも、しっかり教えて頂きました。これ、意外に大事なことですよね。
その上で、ふだんは非公開のプロのすごい技術の現場も、写真付きでご紹介しています。「きもの業界」と言うと染めや織りの職人さんだけを考えがちですが、出来上がったきものを長く・美しい状態で着るためには、悉皆屋さんの存在が不可欠ですよね。きものの世界の奥深さを改めて感じる取材となりました。ゼヒご覧頂けたら幸いです!
そしてこちらもオフショット‥
実は今回のこの企画のところどころに、かわいらしい白猫ちゃんが写っているんです↓
…と書くのは実はおこがましく…そう、私のブログを読みに来て下さっている方なら覚えて頂けているでしょうか。私が目に入れても入れても入れても入れても痛くないほど溺愛している我が家の白猫チャミが登場しているんです!!!
実は、この企画の扉ページの写真など、何カットかを我が家で撮影したのですが、その時にチャミがうろうろしていたのを、カメラマンの升谷玲子さんが撮影してくださっていました。たまたまその写真がエディトリアルデザイナーの小倉万喜子さんの目に留まり…ページのにぎやかさ、フレンドリー感演出のために入れよう。実際、猫は家の中でうろうろしている動物だし、ということに…!決して私が「出せ~」とごり押ししたわけではありません。
親バカな我が家はもう、舞い上がりに舞い上がっています。この写真を見て、CMプランナーさんからソフトバンクCMへの出演依頼が来たらどうしよう、はたまた、モンプチのCMに起用されたらどうしよう‥と心配していましたが‥発売から五日ほど経つ今、まだのようです‥というのはくだらな過ぎる冗談ですが、猫バカとしてもニャンとも嬉しい思い出のお仕事となりました♡親バカすみません。
その三 中島京子先生の巻頭エッセイ
こちらは、私が取材をしたり原稿を書いたりしたのではなく、「編集」という立場で担当したページです。「いろはにキモノ」では、毎号、きものに関するエッセイを小説家や随筆家の先生に書いて頂いています。今号では、「小さいおうち」や「かたづの!」などきものにまつわる作品も多い直木賞作家の中島京子先生にご登場頂くことに。雑誌のコンセプトをご説明して執筆依頼を行い、きもの初心者の方が多い「いろは」読者に向けて、背中を押して頂くようなエッセイを書いて頂きました。
イラストは、小春あやさんに依頼をしました。ご自身もよくきものを着ていらっしゃる、三十代の若きイラストレーターさんです。淡い水彩のタッチで、右ページに「きものへの好奇心」を表現した世界、左ページに中島先生の「小さいおうち」をモチーフにした世界とが広がる、どこかちょっと不思議なテイストのあるとても素敵なイラストです。エッセイとイラスト、併せて世界観を楽しんで頂けたらと思います。
*
私が担当したページ以外にも、染めのきものvs織りのきものの着回し特集、自分で出来る簡単ヘアスタイル特集、ネットきものショップを利用しての5万円前後のコーディネイト特集、動画付き着付け講座など、読みごたえ・見ごたがたっぷり。2015 年版「いろはにキモノ」を、ゼヒよろしくお願い致します!
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