西端真矢

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「美しいキモノ」編集部にて、女子会のような楽しいミーティングで話し合ったのは‥? 2016/02/27



来る日も来る日もどこへも出掛けず家で本の原稿を書く日が続いていますが、昨日は一週間ぶりの外出。表参道の「美しいキモノ」編集部へ伺いました。私は家では化粧をしないので、久し振りの化粧!久し振りの電車!街には人がこんなにたくさん歩いてるー!と、まさにムショを出た人の気分です。
さて、編集部に何をしに行ったのかと言えば、今日の目的は或るミーティングでした。実は、「美しいキモノ」編集部オリジナルの髪飾りを出すプロジェクトがあり、編集部の皆さん+参加ライター陣で、様々なサンプル品を前に、
「素材はこういうものがいいんじゃないかしら」
「***だと安っぽいから**の**みたいな生地を使ってみたら?」(ここの伏字にきもの業界ならではの語が入る)
「この部分はもっとシンプルな方が、きものには合う!」
「ここにワンポイントの**を置いたら?」
「こういうタイプは、まあ、せいぜい浴衣までだよね‥」
「これは素敵だけど、うーん**円は高過ぎる。どうしたらもっと手ごろで上質なものに出来る?」
「櫛部分の足がここまで長いとしっかり留まるから、この形は活かしたい」
‥と、侃侃諤諤、まるで女子会のようなあまりにも楽しいミーティングでした。その様子のごくごく一場面を撮ったのが下の写真です↓
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私の髪にサンプル品を当てて下さっているのは、人気きものブログ「きものカンタービレ」主宰で、皆様きっとご存知ですよね、朝香沙都子さん。朝香さんは「美しいキモノ」「いろはにキモノ」にも度々寄稿なさっているのです♪そのお隣りは、編集部でアシスタントをされている三宅さん。三人とも偶然、黒の染め帯!
この写真のように、今日のミーティングに参加した八人、全員が自分の髪をほどいてサンプル品で実際にアレンジを試してみたり、お互いに後ろに回ってアレンジし合ったり。高校生の頃、教室の片隅に女子が集まって、お互いに三つ編みを結び合った頃のことを思い出しました(*^^*)

それにしても、一口に髪飾りと言っても、髪の毛の質、量が一人一人違うので、総ての人に万能な髪飾りは存在しないのかも知れません。
今回のミーティングに参加した八人の中でも、二人は毛量が少ない上につるつる派で、髪留めがすぐ落ちてしまう(そのうちの一人は私です悲)。一人の方は、髪質がしっかりしていて毛量も多め。一人の方はお茶のお教室が厳しいので、一切飾りがない方がありがたい。一人の方は、少しラインストーンなど飾りがついていた方がいいな‥とリクエストは様々。
だから、たった一つの髪飾りを作るのではなく、何点か打ち出す予定で、きものloverの切実なご要望に応えられるラインナップを目指しています。皆様ぜひ楽しみにしていてくださいね。

今日のきものは、祖母から伝わった、波?のような不思議な幾何学文様をフリーハンドで描いた、非常に独創的な一枚。全身を撮った写真がないのですが、またこれから度々着たいと思っていますので、今日は帯周りと足元周りの写真で全体をご想像下さいませ。
帯は、金田昇(二代目)さんの江戸小紋の様々な柄を市松にした楽しい一本を合わせています。
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二時間ほどのミーティングで気分もすっかり変わり、今晩からまた自宅缶詰生活、原稿書きに精進したいと思います!

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