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7月22日、トークショー出演のお知らせ 2016/06/23
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現在最後の手直し作業を進めているノンフィクション小説の発売に合わせて、トークショーに出演することになりました。皆さま、良かったらぜひお運びください。
日程は、7月22日(金)、夜19時から。場所は、日比谷公園の中にあるおしゃれなガラス建築の図書館「日比谷図書文化館」です。この図書館が主催されている「日比谷カレッジ」の講座の一つとして行うもので、「学術専門出版社「雄山閣」の100年 ―社史研究家と語る、その存続の理由―」と題しています。
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東京飯田橋に、考古学、江戸時代、庶民の生活史、刀剣史、書道、茶道など、日本史と日本文化史に特化した本を出し続けて来た、「雄山閣」という小さな出版社があります。ベストセラーを狙うことなど難しい、でもとびきりの良書をこつこつと出版し続け、大正5年の創業から今年で100周年を迎えました。
現在、私は、その100年の歩みにプラスして、創業者の長坂金雄という人物が、明治18年に生まれて山梨の片田舎から苦労に苦労を重ね、やがて東京で出版社を興す挿話も加えた131年分の歩みをノンフィクション小説の形でまとめているのですが、このトークショーでは、社史研究家の村橋勝子先生とともに、その歩みを改めて振り返ります。
「社史研究家」という肩書を、初めてお聞きになった方も多いかも知れません。先生は経団連図書室の司書を長く務めておられたことから社史に興味を持たれ、日本中の社史のほとんどを読み込んだというすごい方でいらっしゃいます。
雄山閣もそうなのですが、どの企業も、社会の動きと無関係に事業を進めていくことは出来ません。社史を読み込んで行くと、例えば戦争、例えば不況、例えば大地震、例えばバブル景気‥そういった社会の大きな変動の中で、それぞれの産業や企業がどうチャンスをつかみ、どうじたばたとあがき、どう生き延びて来たのかが見えて来る。個人の歴史と同じように、そこにはたくさんのドラマがある訳です。
今回のトークショーでは、雄山閣の歴史をひもときながら、では、その同じ時に社会の中で他の会社はどのような動きを見せていたのか。対比を語り合う中で、「小さくとも良書を出し続ける」という使命を掲げた小出版社の「生き方」を浮き彫りにしてみようと思っています。
なかなか面白い内容となると思いますので、皆さま、ぜひお運び頂けましたら幸いです。お申し込みは、下記日比谷図書文化館のページ中のカレンダーから「7月22日」をクリックしたページで受け付けています。
http://hibiyal.jp/hibiya/index.html
何しろまだ原稿を手直ししている真っ最中で、かなりお尻に火がついていますが‥当日はもちろん脱稿して、気分晴れ晴れ。馬子にも衣裳の新しいきもので皆様をお待ちしています♪