西端真矢

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「美しいキモノ」春号にて、二つの取材記事を担当しました。 2016/03/06



「美しいキモノ」春号、皆様もうお買い求めになったでしょうか?ご報告が遅れましたが、私は今号で、二つの取材記事を担当しています。
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一つは、「世界でひとつの振袖お誂え」。日本橋髙島屋さんが昨年発売した豪華福袋、何と、千總の振袖お誂えに、帯、長襦袢、小物類、更にその制作過程を見学する二回の京都旅行も付くというスペシャルなものなのですが、「美しいキモノ」では、その購入者ご家族の一年間のお誂えをの様子をレポートしていました。
今回は、その最終回。完成した振袖に、初々しいお嬢様、市川あゆみさんが袖を通し、ヘアメイク、写真館での撮影をする様子を取材しました。現在の日本の染色技術の最高峰が作り上げた振袖の様子、ゼヒご覧ください。

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もう一つは、皆様おなじみのパーティーレポート、「きものの集い拝見」。
私は日本刺繍「紅会」の全国展開開催40年記念パーティーの様子をレポートしています。
こちらのパーティーが楽しいのは、皆さんご自分で施された刺繍のきもの、帯をお召しになっていること。眼福でした。

「美しいキモノ」春号、第一特集は、紬!150スタイルもの紬スタイルが登場しています。
実は最近、紬から心が離れ気味だった私なのですが、やっぱり紬だけにしか出せない空気感ってあるなあ、と、また紬愛、復活しそうです。
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上の三枚は、その特集の中のごく一部。何しろ150スタイルですから!他に、大久保信子先生による紬に特化した着付け頁+本誌ご購入の方だけがパスワードを入れて見られるネット上の動画着付けレッスンもついています。
紬の難点は、どうしても柔らかものに比べて布が身体から離れがちで、着こなすのが難しいことだと思いますが、その点をクリアする着付けの秘訣を身につけられるのか、私もこれから動画をチェックしてみたいと思います。

もう一つの大特集、付録には、「知っておきたい染織ガイド」の小冊子が!↓
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人間国宝から今注目の作家まで、100名。これはきもの好き愛蔵版ですね。本として売り出しても良いような充実の冊子が付録にぽんと付いているなんてすごい!

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その他に、私の注目ページは、岩下尚史先生の新連載、「東都風流(あづまのてぶり)」。
名著『芸者論』『名義の夜咄』で知られ、花柳界に精通する岩下先生による、東京芸者の装いときものの流行の変遷の分析!
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長年新橋演舞場に勤務され、東京の有名どころの芸者にかわいがられて育った岩下先生にしか書けない情報が満載。これは本当に必読と思います。

‥と、その他にももう書き切れないくらい充実の内容でたった2100円の「美しいキモノ」春号、ぜひお手に取ってご覧ください!

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