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© 2011 Maya Nishihata
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『婦人画報』7月号・人間国宝特集で執筆しました! 2014/06/05
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1日発売の『婦人画報』7月号にて、人間国宝の先生方の作品と制作哲学を紹介する企画で、取材・執筆を致しました。
本号の『婦人画報』は、“日本の手仕事”大特集号。特別付録として、小冊子『買える人間国宝』と題し、数万から数十万円で買える人間国宝の作品と、その制作哲学をご紹介しています。
美術館のガラスケース越しに“自分とは関係ないもの”として人間国宝の作品を眺めるのではなく、ちょっと背伸びして、最高水準の美術品を生活の中に取り入れ、愛でながら暮らそう…!という企画です。
私が担当した飯塚小玕齋氏のページ。先生作の花入れをご紹介しています。
民芸のスローガンである“用の美”という言葉の通り、工芸品とはそもそも、日常生活の中で使用出来るもの。その一つ一つが美しいものであったり、自分が愛着を持てるものであれば、自然と美しく、快い暮らしが出来ますよね。食器、花器、茶器、布地、和紙、楽器の分野から、総勢二十七名の作家の作品をご紹介しています。
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その中で、私は、六人の人間国宝の方々のページを担当しました。
竹工芸の、飯塚小玕齋氏
漆芸・蒟醬(きんま)技法の、太田儔氏
金工・鍛金の、谷口壽恒氏
染織・正藍染めの、千葉あやの氏
和紙・土佐典具帖紙の、濵田幸雄氏
陶芸・練上手の、松井康成氏
装丁デザインもとても美しい小冊子ですので、ゼヒ皆さんお手に取ってご覧ください。
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今回、原稿を書くにあたって資料を読み込み、また、取材で実際に作家や関係者の方々にお話を伺う過程を通じて、一人一人の作家の方々が人間国宝と認定されるまでに自身の技を磨いた、その日々の鍛錬が、いかに真剣ですさまじいものであるのかを改めて思い知らされました。
『婦人画報』本誌では、その、世界に誇るべき日本の伝統技術が、後継者不足などで危機に瀕している状況も「レッドリスト」として紹介しています。
人間国宝の作品も、そして、人間国宝には選ばれなくても確かな技術を持って活動しているたくさんの工芸作家の作品も、買うことで応援して行きたいですね。