西端真矢

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「婦人画報」12月号にて"力士のファッションチェック"6ページを担当しました 2015/11/01



発売中の「婦人画報」12月号「相撲道は、きもの道」特集にて、場所入りする際の力士のファッションを時に辛口に時に微に入り細に入りチェックする、「お洒落力士は誰だ!」6ページを担当しました。
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好角家で知られ、横綱審議委員も務められた歌舞伎の人間国宝澤村田之助さん。同じく好角家で名高い、女優の紺野美沙子さん。そして、NHK相撲解説の歯に衣着せぬコメントとおしゃれダンディぶりで大人気の元横綱北の富士さん…の豪華お三人に、場所入り各力士の写真100枚以上をお見せし、「この着こなしは粋だね」「おいおい論外だよ」「この鼻緒の色だけが惜しい!」など、鋭くも愛情あふれるコメントを頂いたものを、私が記事にまとめた6ページです。
くすっと笑いながら読んで頂け、さらに、なるほど、こういうポイントを見ればよいのか、と感心。更に力士用の足袋やまわしなどを製造する職人さんへの記事もあり、豆知識もたくわえられる内容になっています。ゼヒご高覧頂けたら幸いです。

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取材時のあれこれを少し振り返ると、紺野美沙子さんはテレビの印象通りとても柔らかく優しい女性、そして意外にもとてもユーモアあふれる方です。
もう、女子会のように、「**関の雰囲気とこのきものがぴったり!」「本当ですね♪」と盛り上がり、一方、田之助丈は何しろ人間国宝でいらっしゃるのでこちらはかなり緊張して場に臨みましたが、もう本当にお優しく、そしてお相撲が大好きでいらっしゃるのだなということが伝わって来て、和気藹々と取材をさせて頂きました。
何しろ戦前から、しかも六代目尾上菊五郎さんに連れて行かれて、最上級の升席や相撲部屋で直接昭和の名力士の取り組みや稽古を見られて来たという田之助さん。今回の記事には入れ込めなかった古き良き昭和のお話もお聞き出来、とてもとても楽しい時間でした。
そして、北の富士さんは、我が家が相撲好きで、いつも北の富士さんの解説を楽しみにしているため、お会いするのが嬉しいような緊張するような‥しかし、私のようなひよっこにも本音の楽しいコメントをどんどん頂き、笑ったり感心したりしながら、これもまた夢のように楽しい取材時間となりました。
何より、とにかくもう、ふだんの日からして北の富士さんがおしゃれなんです。ここでその時のお写真を見せられないのが残念なくらい。現役時代は「キャバレーの帝王」と呼ばれていたと聞きますが、これだけおしゃれで美男子で相撲も強いと来たら、モテない訳がないだろうなという方でした。もちろん今でもとても素敵なダンディーです。これからNHKの解説を見るのがますます楽しみになってしまいました!
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上の写真は、1月、初場所の国技館に2日間通って、場所入りの際の撮影に臨んだ際の私の重装備です。その頃FBに載せた写真なので、FBでつながっているお友だちの皆さんは覚えていて頂いているかもしれません。ダウンジャケットにアルパカのセーターワンピース、その下にヒートテックカットソーとスパッツ。更にジーンズを履いて、頭には耳当て、手袋、ロングブーツにカイロをポケットに入れて国技館へ向かいました。電車の中では暑かった…
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↑何しろ力士は上の写真のようなかんじで、まとまらずばらばらとやって来るため、3時間くらい1月の寒空の下に立ちっぱなしです。これでもまだ寒く、特に2日のうちの1日は小雪も舞う中、震えながらカメラマンさんは撮影、私は必死で力士の着こなしをメモしました。
でも、雪が降ってくれたおかげで傘の写真も撮れたのですから、万々歳。9カ月後にこうして楽しい記事として実を結び、とても嬉しいお仕事となりました。

皆様、もうすぐ始まる九州場所に備えて、一家に一冊「婦人画報」12月号相撲特集を横に置いて見て頂ける、もっと相撲が楽しくなると思います。ゼヒお買い上げをよろしくお願い致します。ちなみに私の贔屓力士は、稀勢の里関と隠岐ノ海関です♪

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