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きものスタイルマガジン「いろはにキモノ」本日発売!3企画担当しました&メーキング写真もご紹介! 2014/10/23
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毎年秋に発売される、きもの雑誌「いろはにキモノ」(「美しいキモノ」別冊)。2014年号が、今日、発売になりました!
私はその中で3企画を担当しておりまして、今日の日記ではその内容と、メーキング画像などもご紹介したいと思います。
振り返れば、今年の夏から初秋にかけては、ひたすらこちらのお仕事に全力投球する日々。ゼヒ書店で、電子雑誌で、ぱらぱらとページをめくって頂き、そして出来ましたなら、購入頂けたら大変嬉しいです!
*
担当企画1:
江戸小紋染め師・廣瀬雄一さんの工房を訪ねて
その制作哲学を伺い、そして、最新作もご紹介!
今年、名工への登竜門と言われる「日本伝統工芸展」に初入選された江戸小紋染め師、廣瀬雄一さん。
大正時代から続く江戸小紋染めの家に生まれた、四代目。年齢はまだ三十代で、これからの日本の染色界をしょって立つ人材です。
江戸小紋と言うと、くすんだ藤色や墨黒色など、地味ないぶし銀のイメージが強いと思いますが、廣瀬さんはその精神を受け継ぎつつ、新しい江戸小紋の世界を打ち出しています。
その挑戦の裏にはどんな思いがあるのか、そして、技法的にはどのような革新を行って、“新しい江戸小紋”は生まれて来るのか、
「江戸小紋新時代
廣瀬雄一」 (このコピー、もちろん私が考えました♡)
と題して、6ページにわたってお届けします。
写真は、今年の夏の取材時の様子。フォトグラファーの奥陽子さんが、“板場”と呼ばれる江戸小紋の工房で、廣瀬さんの姿を追っています。二人とも、何てかっこいい!
↑そして、上の写真は、撮影の前に私が描いたラフ。フォトグラファーの奥さんや、現場で帯や反物の整えを担当して下さる、編集部所属の中嶋さんに、私が持っているページのイメージを伝えるために描いたものです。
その結果が、現在のページに結実しました↓
今回のこの廣瀬さんのページは、私が本格的に染織に関する文章のお仕事をさせて頂くようになって以来ずっと目標として来たことが、初めて実現した企画となりました。
それは、ただ単に染織の情報を伝えるのではなく、その裏側にある作り手の悩みや苦しみや喜び、また、制作哲学を、質の高い文章で届けること。つまり、読み物としてもクオリティの高い文章、構成で、読者の皆様に伝えて行くこと。ずっと、そういう仕事をしたいと思って来ました。
もちろん、今回のページが、客観的に見て本当に質の高い読み物となっているかどうかは、読者の皆様の評価を俟たねばなりません。けれど、自分として、その目標に向かい、渾身の努力をしたことは事実です。
染織について書く場合、もちろん、書き手の側に技術や流行に対する深い知識がなければなりません。そしてそれを読者の皆様に正しく伝えることが、第一の使命である。これは絶対的なことだと思います。
だから、もちろん、私も日々染織について勉強を重ね続けて行く決意なのですが、ただ、所謂“きものライター”“染織ライター”と呼ばれる人々が、全員同じことをやっていても仕方がないのでは?とも思っています。
私自身が染織の勉強を重ねることは大前提ですが(←しつこい)、それに加えて、その裏側にある心や思想の部分を、時に格調高く、時には情熱深く、時には全女子男子の皆様の紅涙を誘うように…そんな、誰よりも質の高い文章と構成方法で、世の中に伝えて行く。私はそういう存在になることを、目指して行きたいと思っています。
題して、染織ノンフィクション宣言。
今回のお仕事は、その第一歩となるものでした。ゼヒ皆様に読んで頂けることを願っています。
担当企画2:
昨年大好評につき今年も登場!
おしゃれ店員さんの1weekコーディネイト拝見
昨年私が担当し、読者アンケートで人気の高かった「おしゃれ店員さんの1weekコーディネイト」ページが帰って来ました!
今年は、東京5店、京都2店のおしゃれ店員さん、オーナーがさん登場。私は東京の5店を担当させて頂きました。
ご登場頂いたおしゃれショップは、
*東京*
銀座 いち利、銀座 かわの屋、くるり、komamono玖、ころもや
*京都*
kannon日音衣、京都一加
皆さん、細部までおしゃれ心を張り巡らせたコーディネイトで、もちろん、その細部まで取材しています!
上に写真で上げたのは、komamono玖の渡邊英理子さんのページ。こちらは、青山に今年オープンしたばかりの、上質な和装小物を扱う専門ショップ。恐らくメディアで大々的に採り上げられるのは、「いろは」が初めてではないかと思います。
こんな風に、これからもきもの業界の新しい動き、ニューフェイスをご紹介出来るように、情報収集に励みたいと思います。
他のページの皆さんももちろんとても素敵なので、ゼヒ、「1week」企画もご覧くださいね!
担当企画3:
イケメンきもの男子―――!
きもの女子の憧れ、それは、素敵なきもの男子ときものでデートすること…ではないでしょうか。自分だけきもので相手が洋服では、ちょっと残念よね…と思ってらっしゃる方がとても多いのではないかと思います。
そんな全きもの女性の皆様の想いを背負って?役得のワタクシ、きもの姿が素敵な男子の皆様をレポートしています。題して、「うるわしきもの男子」!
玉川屋呉服店若旦那の石井竜彦さん
色無地着物 千花オーナーの木下恭兵さん
銀座 いち利店長の小島慶治さん
新進気鋭の書家、鈴木猛利さん
村山大島紬工房・田房染織の田代剛章さん
西村兄妹キモノ店店主の西村ヒロカズさん(こちらは、京都のライターさんが取材)、
帯〆と帯揚げの老舗・龍工房の組紐士、林茂樹さん
が登場。役得過ぎてごめんなさーい♡の取材でした。
下の2枚の写真は、その中で、村山大島の田房染織の工房内をスナップさせて頂いたもの。
上が、機にかける前の糸と、その糸を機にかけられる状態にするための作業をする台。
下は、村山大島紬の最も大きな特徴である“板締め”で、糸を挟んだ板を重ねてぎゅーーーっとボルトを締める、そのボルトの写真です。撮影の合間に大変貴重な作業道具を見せて頂けることも、この仕事の役得ですね。
*
もちろん、「いろはにキモノ」は、私の担当ページ以外にも読みごたえたっぷり。
例えば、
まずは手頃なお値段できもの生活を始めたい方を、強力応援、
「5万円コーディネイト」企画!
つまみかんざしと言うと七五三まがいの
かわい過ぎるものばかりで使えない!
そんな不満を解消!の、
「大人のつまみかんざし」手作り企画!
虎の門ヒルズなど、新しい東京名所を
最新のきものスタイルで歩く、
「KIMONO新東京ガイド」!
(撮影大変だっただろうな~)
人気きものブロガー朝香沙都子さんの
お誂え指南ページ!
そして、表紙にもご登場の優香さんをモデルにお届けする
「ワンピースみたいにきものを着よう!」企画!
ワンピースみたいにきものを着る。
とてもいいキャッチフレーズだと思います。きものを、ファッションの選択肢の一つとして楽しむ女性が、もっともっと増えますように。
そして、そんな女性たちに何度も読み返して頂ける企画がギュッと詰まった「いろはにキモノ」、ゼヒ応援をよろしくお願い致します!