西端真矢

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お茶席お呼ばれした日の着物 2011/11/10



先日友人のお茶席にお招き頂いた日のコーディネートをご紹介します。
この日伺ったのは、茶室での茶席ではなく、野点。広々とした日本庭園内で行われるお席であり、且つ、あまり格式張らなくても良い雰囲気とお聞きしていたので、かなり派手めのお着物にしてみました。
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着物は、祖母が染めた東京紅型の訪問着です。文様は、菊尽くし。一見「え?訪問着?小紋じゃないの?」と思われるかも知れませんが、実は、右側の見頃と左側の見頃でメインになる菊の色が違っているのです。(写真では分かりにくくてすみません)
私にとって右側、下前の見頃は黄色の菊がメイン。左側、上前の見頃は水色がメインとなっています。しかも裾に向かってだんだんと菊の量が微妙に多くなるように染められていて、「よく見ると訪問着」という凝った作りの着物です。
帯は、西陣・加納幸の袋帯。文様は葡萄唐草。篩綴という、横糸に銀糸を使う加納幸独自の織り方だそうで、とても軽くて締めやすい。袋帯の購入をお考えの方にお薦めです!

この日の着物は、本当は私の年齢で着るにはもう派手過ぎるのですが、元来華やかな着物が好みなのと、外の自然の中では少しくらいにぎやかな着物の方が映えるかなという思いから着てみました。祖母が染めた着物をなるべく多くの機会に、人前に出してあげたい!という“孫心(まごごころ)”が一番の理由なのですが。

             *

ところで今回、初めて野点のお席に参加しました。感想は‥、お道具を持ちながら草履を脱いで、毛氈に上がるのが何とも難しそう…。私など、まんまと足がもつれてお盆ごと毛氈にぶちまけてしまいそうです。もちろん、この日伺った席ではそんな失態はなく、あざやかなお点前に、美しい日本庭園。仕事が重なりてんやわんやの中を駆けつけたのですが、ふっと日常を離れることの出来た一服でした。

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