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お着物の記*梅の小紋ですみれのお部屋へ 2011/02/22
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梅の季節になりました!
旧暦の正月(今年は二月三日)を中国では「春節」と呼びますが、真冬の間は花と言えば椿くらいしか見られなかったものが、春節を過ぎればまず梅の花が咲き、水仙が土の上に細く優美な茎と葉を伸ばし始めます。そして私の大好きな花、雪柳の枝には緑色の若葉の芽がしっかりとついているのが分かるように!正に春の予感。その先駆けとして咲く梅の花が、我が家の庭でも爛漫と白く咲き誇り、うきうきと梅文様の着物を着たくなりました。
‥‥そんな訳で先週は、梅のお着物のこんなコーディネートで↑お出かけ。「すみれ堂着付け教室」というお着物教室に、着付けのワンポイントレッスンを受けに行ってまいりました。
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すみれ堂着付け教室は、本拠地は宇都宮にある着付け教室です。でも、月に数回東京での出張レッスンも開催されていて、この日、私は「銀座結び」という帯の結び方を習いたくて、1回だけのレッスンを受講したのでした。
すみれ堂のホームページはこちら→→ http://sumiredou.petit.cc/
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私がすみれ堂着付け教室の存在を知ったのは、主宰のタツカワナオコさんのブログがきっかけ。
昨年夏頃から毎日のように着物ブログをあちらこちらと閲覧している中で、偶然「すみれ堂きものDiary」という名のブログにぶち当たったのです。
毎日のように更新されるやさしい色合いの着物コーディネート、そして、時折りふっともらされる、周囲の方々への感謝の気持ちを表す言葉、これが着物コーディネートと同じくふんわりとしたやさしさに満ちていて、その“人間度の高さ”に心引かれた私は毎日のように「今日は更新されたかな?」と読みに行くようになったのでした。
そのブログはこちらです→→ http://sumiredou.exblog.jp/
ところで、最近は週1ペースで着物を着ている私。定番のお太鼓結びと二重太鼓結びはかなり手早く、特に問題もなく結べるようになりました。そうなって来るとちょっと違う結び方も習いたくなって来るのが着物女子というもの。だったら、いつも読んでいるあの素敵なブログのブログ主さんの所で習っちゃおう!と思ったのでした。
私にとって、ブログのみで知っている方と実際にお会いする体験は今回が初めて。何だかアイドルに会ったようで、お教室の襖を開けたとき、「きゃー本物だー!」などと思ってしまいました。
実際にお会いしたタツカワさんは、日記の通りほんわかと優しい雰囲気で、待望の銀座結びもしっかり教えて頂き大満足。更に、帯だけではなく、着付け全体の私の「癖」も見てもらい、改善点も教えて頂くことが出来ました。とてもお得なレッスンだったと思います。
ちなみに私の着付けの癖は、とにかく「ゆるい」ということ!
ふだんの性格はどちらかと?言うと?きつく!強く!きっぱりと!し過ぎて!!いる!!方の私だと思いますが、着付けは意外にも、だらだらぐずぐず気味。と言うのも、腰や胸の辺りで使用する何本かの紐、これはきゅっと縛ると当然苦しくなりますから、ついつい最低限度の力しか加えずに縛っていることが、ゆるさの原因となっていたのでした。要は自分に甘いのですね、私。
‥‥が、さすがに先生には一目で見破られ、「ここがゆる過ぎですね」「ここもゆる過ぎかな?」と続々コメントが。てへ!‥とぶりっこしている場合じゃありません。今後はもう少し自分を締め上げなければいけないのでしょう。
さて、銀座結びの稽古の成果はこのように↓
普通のお太鼓結びと違い、縦幅がぐっと短く、その分が後ろに突き出すようなかわいらしい形が特徴です。お太鼓結びよりカジュアルな結び方なんですね。
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今回の着用着物は、私のこのブログ内の「お着物の記」シリーズの記念すべき第一回目にご紹介したもの。亡き祖母が染めた梅文様の小紋です。
思えば昨年、お茶の稽古のために着たこの着物がきっかけで、眠っていた着物DNAが大爆発。ほぼ1年が経った今、起きている時間の3分の1は着物のことを考えているのではないかというくらい、着物道にはまり込んでしまったのでした。
その運命の小紋に合わせた帯は、12月24日の日記でも着用した紅花染めの帯。今回はちょっと民芸風味の青の帯締めと、ヘビーローテーションの薄お抹茶色の絞り帯揚げを合わせました。
このコーディネートで別の日、お友だちとの夕食会にも数度出かけ、実はこの1年でも一番着用頻度の高い着物かも知れません。何とも言えないこの青の地の色。その青に負けないくらい、明るい黄色や紫で染めた梅ばちの色!大好きな大好きな着物です。