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お茶会二日間の着物 2012/05/05
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毎日バタバタと忙しく、なかなか日記も更新出来ない数週間でしたが、今日は久々にお着物日記を。
2週間前、駒場公園内の旧前田侯爵邸茶室にて、通っている教室のお茶会が2日間にわたって開かれました。その折に着たお着物のご紹介です。
1日目はこちら。
立湧の地模様が入った光沢ある綸子に、若竹色とピンク色をぼかした色無地。母の嫁入り道具のうちの一枚で、母の実家の紋が一つ紋で入っています。ちょっとこの写真だとフラッシュで光沢が強く出過ぎているので、本当の色はもう少し下に出て来る別の一枚でご確認下さい。
ぼかしの色無地は、「小紋扱い」とおっしゃる方もあれば、「色無地と同等」とおっしゃる方もいて、どちらなんだろう?と悩ましいところですが、着物にうるさかった祖母が紋つきで嫁入り道具に持たせているところを見ると、当時は「同等」説が主流だったのかもしれません。(現在は「小紋扱い」と仰る方の方が若干多いような気がします)
そんなこんなで、家元席に参加するなどといった場合には控えた方が良いかも知れませんが、それ以外の場ならまあ大丈夫でしょう、と着てみました。帯は、1月の日記でもご紹介した初代・龍村平蔵の桐竹文様の袋帯です。
この日、私はお茶を点てたのですが、何と、昨年お仕事をご一緒して以来親しくさせて頂いている、「美しいキモノ」のスタイリスト奥泉智恵さんがお客様(当然お正客)に来て下さることになっていたので、本当にコーディネートに悩みました。
ちょうどこの頃、仕事もとてつもなく忙しく、奥泉さんに初代龍村を見て頂きたくて帯だけは決まっていたものの、着物と合わせてみる時間が全く取れない!前日夜に鏡の前にばーっと十枚くらい広げてあれこれ合わせてようやく決めた後、ああ、明日5時起きなのに…と半泣きで一枚一枚たたんで箪笥に戻したのでした…
ところでこちらは、席入り前、蹲で手を清めているところ↓
お客様が少ない回では茶席に入ることが出来、望遠で撮って頂きました。着物の様子が別角度から見て頂けるかと思います。
*
そして2日目は、こちらの着物です↓
祖母が文様から自分でデザインして型に起こし、染めた訪問着。たとうには懐かしい祖母の字で「洋花訪問着」と書いてあり、おそらく蘭の花では?と思うのですが、正確なことは祖母亡き今、分からなくなってしまいました。私と母は、ちょっと形が脳に似ているので、「脳味噌の着物」などと呼んでいますが…おばあちゃん、ごめんなさい…
この日はお点前がなく、水屋仕事が主なので気楽なものでした。
帯は、今年母が吉祥寺のふじやさんで買った河合美術織物の袋帯です。若干洒落の袋ですが、お点前もない日だし、いいかなと。上の写真だと真っ白な帯にしか見えないので、床置きしてお太鼓を寄りで撮った写真がこちら↓
…そう、この帯、作り帯なのです。母が年を取って手を後ろに回して締めるのがつらくなって来たので、最初から作り帯にして作ってもらいました。つまり、切ってしまったということですね。
「河合美術の新品を作り帯に…!」と私もふじやの番頭さんも一瞬絶句しましたが、でも、着物は着るためにあるもの。着ないで箪笥にしまっておくよりは、切ってもどんどん着た方がずっといいですよね。
文様は、押しで鹿の子文を表現した上に、金銀の筋が縦に入っています。前帯は、銀一本か金一本が横に出るので、好きな方をその都度出して締める形。ほとんど合わない着物はないと言っていいくらい、どんな着物にも合う万能な帯かも。これからも時々貸してもらおう…
*
今回、水屋で大役を仰せつかりました。お床のお花を生けることになったのです…!
私は、生け花は真生流でずっと習っていましたが、茶花と生け花では考え方が根本から違います。まだまだ一人で生けるのは到底無理なので、先生と奥様先生(先生の奥様)の両先生のご指導を頂きながら何とか生けた…という舞台裏です。
その成果がこちら。花材は山吹とこでまりです。携帯で撮ったら手ぶれしていて、お目苦しいのが申し訳ないのですが‥↓
今回生けてみて思ったのは、生け花だと「さあ、ここから!」というところで止めるのが茶花。そう言って良いのかな、と。生け花的には「えーここで止めちゃうの?」「もっと生けたいんで・す・け・ど」と未練たらたらくらいのところで止めるのがコツのように思いました。
それにしても、基本になる花型は生け花だろうが茶花だろうが、やはり日本のものは共通しているし、最後、全体を整えるときに先生方と、「この花一つ取りましょうか」「あ、でもここでしょうか?」と迷うところは、やっぱり「うん、そこだね」「そうそう、そこでもいいね」と同じ意見なのが何とも…ああ、和!
そう、和の美意識は、一旦どこかで会得すれば全ての視覚的な和の芸事に共通なのですよね。もう本当に嬉しくなってしまいました。
ああ、お花もやっぱりとても楽しい。ちょうど生け花の師匠からも「マヤさんはどうしてるのかしら?時々お稽古にいらっしゃいとお伝え下さい」と、母が最近お目にかかった時に声をかけて頂いたそうなので、またちょくちょく通ってみようと思います。
そんなこんなで、二日間のお茶会はめくるめく間に過ぎて行ったのでした。
お稽古仲間も素敵な方ばかりで、お茶に関する何もかもが楽しくてたまらない毎日なのであります!
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