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© 2011 Maya Nishihata
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社中の初釜には、華やかな付下げで 2012/01/30
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前々回の日記では、江戸千家お家元の初釜に行った日のコーディネートをご紹介しましたが、今日の日記は、先々週末、お稽古に通っている教室の初釜の日のコーディネートをご紹介します。
*着物は、少し光沢ある山吹色の綸子地に正倉院華紋(と思われる文様)を手描きした付下げ。綸子の地紋は大きめの唐花です。
年齢的にちょっと派手な色目なのですが、初釜の日は華やかでも良いよねと選んでみました。このお着物、母の知人の方からの頂き物なのです。むふふ。
*帯は、加納幸の葡萄唐草の袋帯。帯締めもまた別の母の知人の方からの頂き物で、朱鷺色の部分と白の部分が結ぶと左右に水引のように出る一本です。
*帯揚げは白地に赤で梅や紅葉の文様が絞りで表現されているもの。祖母の遺品の桐箪笥の中に入っていたものをそのまま使っています。
*この日はお教室の稽古仲間、ほとんどの全員がお着物での参加でした。初釜ならでは、華やかな色めが多くて“きれい”本能が満たされる‥!
写真で一緒に写っている友だちのお着物は、全て、仲良しの親戚の伯母様のものを譲り受けたのだとか。薄く白で抜いて立湧紋が入った色無地が、彼女の年齢にぴったりですごく似合っていました。かわいい姪っ子にしっかりお着物バトンタッチが出来て、伯母様もことのほかお喜びでしょうね。こんなエピソードが聞けるとちょっとうるっと来てしまいます。
*この日のお床の飾りつけは、上の写真のように。お正月らしい、裃で着飾り「万歳」踊りをしている人々を描いたお軸に、鶴亀の香炉、炭も飾られて。こういう美しい室礼を見ると、日本人に生まれて良かった…としみじみ思わされますね。
この日は薄茶の点前をさせて頂いたのですが、やはりまだまだ細かいところでし損ないが多々ありました。1月2月は特に仕事が忙しいのですが、合間を見つけて稽古もしなければなりません…
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