西端真矢

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江戸着物ファッションショーの日の私の着物 2013/08/30



大分日にちが経ってしまいましたが、本日の着物日記では、7月7日の江戸着物ファッションショーの日に私が着た着物をご紹介したいと思います。

↓下の写真は、前回の日記でお知らせしました「美しいキモノ」2013年秋号にも掲載して頂いたもので、当日服飾史解説をして頂いた道明三保子先生と、履き物監修をして頂いた浅草・辻屋本店の当主、富田里枝さんと一緒にイベント終了後に写しました。

↓また、当日の江戸着物姿の中で、“提帯”という特殊な帯を制作して頂いた、和裁作家・松井扶江先生と写した一枚が下の写真です。
松江先生は、舞台・テレビドラマ・映画などの時代衣装を数多く手掛けておられ、NHKの朝ドラの時代衣装は、近年、ほとんど松井先生のオフィスで制作しているそうです。
ちなみに今の『あまちゃん』の海女の衣装も!そして、次の朝ドラには、大正期あたりの時代衣装がたくさん出るそうで、とても楽しみですね。

着物は、紺地に銀色の糸で楓のように見える抽象的な葉を織り出したもので、生地は紗です。
全身の写真だとよく分からないかもしれないので、アップの写真も下に上げておきます。当日、イベントの冒頭に舞台で主催者挨拶をした時のもの↓

実はこの日、準備に追われて3日間で2時間くらいしか眠っておらず、徹夜のまま朝6時半に急いで着物を着て7時に美容院へ行き、その後チャーターした車で着物一式を会場に搬入した後、会場準備、結髪、着装、リハーサルに入り、本番へとなだれ込み。何と、朝から一度も化粧直しをする間もなく本番を迎えたので、口紅や眉などはがれ落ちてしまっています。とほほ。
しかも着付けもバタバタの中で、とにかく着物を着ていればいい!と出かけたので、何と帯揚げを前帯の一枚目と二枚目の間に入れている始末。何故そんなことをしたのか自分でも分からないのですが、もう、「あれをこうしてこれをああして」と進行のことで頭がいっぱいで、自分の着付けのことにまで全く考えが回らなかったのです。後で会場でスタッフのどなたかにご指摘頂き直して頂いたのですが、この時はまだ帯と帯と間に入っているのが分かりますよね。
当日の泣き笑いエピソードの一つです。

そして、皆さん、帯の文様が気になると思うので、床置きして撮ってみました↓

これは、祖母の遺品の帯で、嫁入り道具の中の一本。大正末~昭和初期に織られた絽の袋帯です。どこ製のものかは不明。華やかに帆船模様が織り出されていて、当時の気分が伝わって来ますね。
かなり強い色合いの派手な帯なので、着物は地味な色に。でも、やはり主催者として皆様をお迎えするのだら華やかさも加えなければ‥ということで考えたコーディネートでした。皆様の感想、いかがでしょうか?

そして、江戸着物ファッションショー当日のショーの様子や会場の様子については、近々この日記で動画付きでアップする予定です。
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