西端真矢

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秋のきもの日記~~その三 場所に合わせて、お出かけスタイル三つ 2013/12/09



昨日・一昨日に引き続き、この秋のきもののコーディネート日記、今日は、三つお届け致します!
まず一スタイル目は、秋の始まり、10月の茶会に着たきものです。
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おきものは、藤色地に、松のシルエットを絞りで抜いた文様がかわいらしい、付け下げ。松はところどころ金糸の刺繍でも表現しています。
このおきものに、帯は、精緻な蘇州刺繍で正倉院華紋を表した茶色地の袋帯を合わせました。ほぼどんなお着物にも合うすぐれものの袋帯です。
一昨日の日記でもご紹介していますので良かったらご覧くださいませ。

この日は友人二人と、明治神宮の茶室で開かれた小川流煎茶道の茶会に参加しました。
私は抹茶の茶道は習っていますが、煎茶はこの日が生まれて初めて。本部主催の茶会ということで、京都からいらした若宗匠が煎茶道の成り立ちやお道具について丁寧にご説明下さり、そして始めて頂いた煎茶道のお茶は‥ごくわずかに下に甘味が残る深い味で、何とも贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

この日の茶会には、写真右・お洋服姿で写っている小門由佳さんに誘って頂きました。由佳さんは、イメージコンサルタンティングや企業の広報のお仕事をされていて、この日はスケジュールの都合でお洋服姿だったのですが、ふだんはおきもの大好き。先日私が担当した『いろはにキモノ』誌のコーディネート拝見ページにもご登場頂いています!
もう一人、左の素敵なおきもの姿の友人は、ビビちゃん。私が広告代理店に勤めていた頃の同僚で、最高レベルの英語力と、トラブルを乗り切るガッツや交渉力、そしてチームを引っ張る明るいキャラクターが何とも素敵なスーパー・ワーキングウーマンです。現在は某超人気外資系企業で大活躍中で、私の自慢のお友だち。この日は淡い若竹色の色無地に、手描きであざみなど野の花を描いた帯が素敵でした~♪
また三人で、今度は由佳さんもおきものでお出かけするのが楽しみです!

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2枚目のコーディ―ネートは、友人の建築家の事務所(本がいっぱい!)で開かれた鍋パーティーの日のきもの。
気軽な会なので、紬で参加しました。

きものは、祖母から伝わったもので、“銀座むら田”のたとうに入っていたので“むら田”のものだと思います。ほくほくと暖かい真綿紬。何とも粋な縞柄が気に入っています。
帯は、祖母が染めた焦げ茶地に蟹牡丹の名古屋帯を合わせました。帯締めに鶸色を入れたところがコーディネートのポイント。全体が引き締まったかな?と思ったのですが、いかがでしょうか。

この日の反省点は、夜も更けて少し着付けがゆるみ、衿がものすごく中に入ってしまっていること。
実は私、衿はやや開け気味に・半衿は白衿の場合、やや少な目に出して着付けるのが好きなのですが、これではいくら何でも引っ込み過ぎですね。
これに対して、一枚目の茶会の時には、正式な場ということを意識して、衿を詰め気味に着付けています。何だかちょっと真面目人間ぽく見えませんか?やっぱりもう少し開き気味に着付けるのが好きです。衿の前をどのくらいの角度で開けるか?後ろをどのくらい抜くか?半衿の分量をどのくらい出すか?これはもう、着付けの永遠のテーマですよね。皆さんはどんな衿合わせがお好きなのかな~とおきもの好きの方々と語り合ってみたい!

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さて、最後のコーディネートでは、色大島を着ています。(一枚目の写真、髪型のせいか、ちょっとバーのママっぽく見えるような‥w)
このおきものも祖母から伝わったもので、臙脂色地に椿、或いはバラにも見える花模様を織り出した大島。どちらにも見えることを幸いに、年中着ています(笑)。そして、紫系の色が大好きなので、着ていると何だか気持ちがしっくりと来るのです。
このおきものに、帯は、西陣・勝山織物の黒の葵文様の名古屋を合わせました。帯揚げに水色に近いクールな紫色を入れてアクセントにしています。
この日は、吉祥寺を代表する人気レストラン、北欧料理の“Allt Got”へ出かけました。しばらく行っていなかったのですが、店員さんが覚えて下さっていて、感激。そして、更に味が上がったように思いました。自信をもってお薦め致しますので、皆さんもゼヒいらしてみて下さいね。
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↑そして、帯締め以外同じコーディネートでお茶のお稽古に出た日もあり、その時後姿を撮ってもらったのが上の写真。
この帯もほぼどんなおきものにも合い、本当に重宝。織りも軽くて締めやすい一本です。

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いかがでしたでしょうか?三日間連投のおきもの日記。
いつの間にか季節はもう冬。昨日の日記にも書きましたが、最近、長年連れ添った夫に惚れ直すように(結婚していませんがw)きものへの愛がさらに高まっていますので、どんどんきもので外出したいと思います。またきもの日記も更新して行きますので時々覗きにいらしてください!

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