西端真矢

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アキラ(寺尾聰)に夢中!  2014/07/12



皆様、土曜日の午後、ご機嫌麗しくお過ごしでしょうか。
ところでワタクシ、この1週間ほど、「早く週末が来ないかしら」と楽しみに待っておりました。
と言いますのも、歴女の私は毎週大河ドラマ「軍師官兵衛」を楽しみに見ているのですが、先週より登場した徳川家康に心を鷲づかみにされてしまったのです。

今回の徳川家康は、寺尾總さんが演じています。
寺尾聰さんと言えば、私が小学生の頃夢中になって見ていた「ザ・ベスト10」で、「ルビーの指輪」が15週連続1位を獲得してルビー色の特別シートが出来るなど、私の世代にはまず歌手・作曲家の印象が強い方でした。
けれど同時に俳優でもあり、「半落ち」や「博士の愛した数式」などの名演技で映画賞も数々受賞している名優だとは、情報として認識していました。それからまた、とにかく黒いスーツとサングラスが似合う“おしゃれなおじさま”という認識もあったのでした。

「官兵衛」で、徳川家康は誰が演じるのだろう?と、一時期ネット上では竹野内豊さんの名前が取り沙汰されたりもしていましたが、結局寺尾さんに決まり、その時の私の感想は、だから、「ふーん、寺尾聰って素敵な人だし演技も上手いと思うけど、ちょっと徳川家康をやるには痩せ過ぎてるんじゃない?」といった程度のものでした。
なので、それほど期待せずに先週の放送を見ていたのですが‥

…そう、見た瞬間に心を奪われてしまいました。
徳川家康と言うと、我々の心の中にあるのは、子ども時代に人質として辛酸を嘗めたが故に容易に本心を明かさない、じっと最良の機が熟すのを待つことの出来る“たぬき爺”。正にそのイメージそのままの、腹の底に何重もの企みを隠し持った狡猾、且つ大胆な野心を持つ武将が姿を現していたのでした‥!
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(テレビ画面を映したのが上の写真です。余計な青い光が写り込んでいることお見逃しください)

    *

世の中には、ただ外見が自分の好みであればその俳優さんなり女優さんなりのファンになる、という方も多いと思うのですが、私は、演技力を絶対重視しています。いくら好きな外見でも、演技が稚拙なら全く魅力を感じません。
これまでに好きだった俳優さんと言えば、香港のレスリー・チャン、トニー・レオン、チャウ・シンチー、韓国のイ・ビョンホンさんなどがいますが、どの俳優さんも役ごとに全く別の人格を作り出せる、抜群の演技力を持った人。その才能と外見のバランスに惚れ惚れしてしまうのです。
日本の俳優さんだとこれまでに、野村萬斎さんが素晴らしいなと思っていましたが、先週以来、すっかり寺尾聰さんに心奪われることになったのでした。
早速wikipediaで調べてみると、「ルビーの指輪」をはじめほとんどの曲を自ら作曲。あれだけの大ヒットを出した上に、黒澤明に演技を認められた愛弟子で、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞も受賞。日本の芸能界史上、レコード大賞とアカデミー賞最優秀賞を共に獲得しているのは寺尾さんしかいないのだそうです。素敵過ぎます‥!
早速なつかしい「ルビーの指輪」や名曲「予期せぬ出来事」の入ったアルバム「Reflections」も購入したのでした♡

    *

背中を丸めながら
指のリング抜き取ったね‥

何しろ「ルビーの指輪」が流行った頃は小学生だったので、訳も分からず歌詞を丸暗記していましたが、今になってから聴くと大人の悲しい恋を唄った曲だったんですね‥

俺に返すつもりなら
捨ててくれ…

街でベージュのコートを見かけると
指にルビーのリングを探すのさ
あなたを失ってから‥

かっこいい‥
そしてyoutubeに映像がないか探してみると、当時、四十歳くらいでしょうか、コンサートで「ルビーの指輪」を唄う映像が上がっていました。

これがもう、「ルビーの指輪」の歌詞の中の男性そのものです!日本歌謡曲史上、ここまで歌詞と唄う人のイメージが一致したこともなかったのではないでしょうか!

*

…と言う訳で、にわかに總さまのファンになった私です。
聰さまのような方に、

誰も邪魔は出来ないぜ
あなたをさらった  (予期せぬ出来事)

…言われてみたいです!
…下らな過ぎてすみません!!
もともと「官兵衛」は脚本が面白く毎回楽しく見ていましたが、ますます週末が楽しみになって来ました。
ストーリーは今週が本能寺の変で、これからいよいよ家康が実力をじわじわと伸張して行く展開になるのは必定ですから、出番もきっと多いハズ。日曜夜8時は私に電話しないでください♪
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