西端真矢

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単衣と袷、二枚の縞柄きものコーディネイト 2014/10/20



 おきものコーディネイト日記、今日は、単衣と袷、共に縞のきもので出かけた日のコーディネイトをご紹介します。
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 一着目は、単衣の時期に着た縞。
 赤に茶色と焦げ茶の縞の単衣は、祖母の遺品のつづらに入っていたもので、産地は不明です。かなりしぼが強く、塩沢かなと思いますが、分かりません。
 この単衣で、友人たちとお気に入りのビストロへ食事に行ったのですが、お店の照明が適度に落とし気味のため、ただの黒い帯を締めているように見えるかも知れません(まるで江戸時代の女性みたいw)。そこで、模様が見えるように床置きをして撮影してみました(きものの色は、一枚目の方が正しいです)↓
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 この帯には、現在京都国立博物館で全巻が展示されている「鳥獣戯画」の幾つかの場面が描かれています。友人のおばあさまの遺品を頂いたもののため、誰の作なのかは分からないのですが、落款もありました。この落款から作家名分かる方がいらしたら、教えてください!↓
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 帯揚げにはアクセントを加えるため、抹茶色の無地縮緬を、帯〆には樺茶色の冠組を入れています。

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 さて、こちらが、二枚目の縞きもの。友人と食事へ行った日に着たコーディネイトで、帰宅後に家で写真を撮ったのですが…最近入れたタイマーアプリを上手く使いこなせず、今日の日記はどれも何だか写真が小さなサイズになってしまっていま。今更撮り直しもきかず、いま一つ分かりにくい画像で申し訳ありません。
 こちらの縞きものは、袷です。こちらも頂きもののため産地不明ですが、全体にやや強めのしぼが入っています。十日町辺りでしょうか。黄みがかったベージュに焦げ茶で縞を織り出しています。
 帯には、祖母が染めた牡丹唐草の名古屋帯を。茶色地に黒の色付けのため、更紗のような雰囲気に見え、季節に関係なく締めています。
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 実は、この日の帯揚げと帯〆は、赤地の縞単衣の時に合わせたものと全く同じです。意図的に合わせようと思った訳ではなく、偶然に、と言うか、無意識に、この組み合わせを択んでいました。全く違う色合いのきもの×帯にも、意外にも合ってしまうことが面白いなと思います。それで同じ日のブログに並べて載せてみたものですが…いかがだったでしょうか。
 今週は、この後、二つ華やかな会に行く予定があるので、きれいめのきものコーディネイトブログをアップ、そして、夏の間に精魂傾けたお仕事(きもの関係)もお知らせ致しますので、良かったら期待してお待ちください!タイマーアプリの画像サイズも今後はちゃんと調整します!
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