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白地の浴衣で、“東京二大水羊羹食べ比べ会”へ 2014/07/29
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私が通っているお茶の教室で、週末、ちょっと面白い試みをしました、
実は私の社中は、もしかしたら東京一お菓子に命を懸けているのでは?と思うくらい、毎回毎回のお稽古からお茶会まで、お茶菓子に力を入れています。
そんな我々の社中で、数年来、一つの懸案事項がありました。
それは、夏を代表する和菓子と言えば水羊羹だけれども、では、「東京で最も美味しい水羊羹はどこのものだろう?」というもの。
実はかねてから、両国の越後屋若狭と大久保の源太が双璧なのではないか、と、我が先生や特にお菓子に詳しい“お菓子重鎮”たちから意見が出ており(ちなみに私などは、我が社中においては全くお菓子が詳しい方には入りません‥)、毎年七月のお稽古ではどちらかの水羊羹を頂いていたのですが‥、そうだ、どうせなら同じ日に同時に食し、どちらが美味しいか審査しようじゃないか!と、“東京二大水羊羹食べ比べ会”を開くことにしたのです。
その天下分け目の?審査?の様子が、上の写真です。‥じゃーん!左が越後屋若狭、右が源太の水羊羹。源太のものは、かなりおぼろ状なのがお分かり頂けるでしょうか。
その日、総勢十八名、自分が美味しいと思った方のお皿を畳の縁の前に出す‥という形式で行った、まあ、たかがお菓子ごときでばかばかしいと言われてしまえばそれまでなのですが、何とも楽しい催しでした。
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気になる結果は‥もちろん、どちらも美味しい‥!最高レベルの水羊羹でございました。
その味を舌の上でじっくりと吟味・精査してみれば、越後屋若狭の方が甘味をやや抑えめにした、渋い味わい。源太の方が甘味が強く、でも決して下品な強さではない、そんな両雄それぞれの良さを持ったお味に、本当にどちらも美味しく甲乙つけがたかったのですが‥私個人の好みでは、源太の方に軍配を上げました。
おぼろ状ということは、舌に触れる一つ一つのかたまりの大きさは必然的に小さくなり、印象も小さくなるはずです。そこを計算して配したやや強い甘味成分、その配し具合が絶妙に思えたので一票を投じたのですが‥、でも本当に、好みの問題だと思います。
社中全体では、十対八で源太に票が多く集まりましたが、これは決して若狭がダメだったということではありません。若狭も本当に本当に美味しいのです。そうなのです。皆様も良かったら夏の酔狂に、こんな楽しい会を開かれてみてはいかがでしょうか。
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さて、楽しい催しに、浴衣での参加がOKでしたので、私は白地の浴衣で参加しました(室内では失礼になるので足袋を履いていました‥足袋ソックスでしたがw)。
大柄の蝶が配された、実は頂きものの浴衣で、「染と織 藤井」というたとうに入っていたので、そこのものだと思います。池之端にあるお店ですね。
帯は、7月4日の日記で締めていたものと同じ、黄色の博多半幅帯を合わせました。浴衣の模様がかわいらしく、色も白地なので、赤系の帯では私の年齢では甘くなり過ぎてしまうかな、と、黄色を入れて全体を引き締めてみたものです。
それにしても、大の甘党の私がたまたまこれほどまでにお茶菓子を追究するお教室に出会えたこと、本当に幸せに思う週末の午後でした♪