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© 2011 Maya Nishihata
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きものサローネ、行って来ました&明日も行きます! 2014/11/12
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前回のエントリーから大分経ってしまいましたが、その間、ひたすら原稿を書いていました。その成果は間もなく発売の雑誌にて、皆様にお届け致します。きものファンの皆さんに楽しんで頂ける内容ですので、お待ちくださいませ!
さて、その間、仕事も兼ねてのレセプションなど、少しだけきものでの外出もしていたのですが、まずは、明日まで開催中のきものサローネに出掛けた日のコーディネイトや交遊録、そして小物のお買い物ご報告を。
多くのきものファンが注目するイベント、“日本橋きものサローネ”は、今年で3年目。
上の写真のように、全国の様々なきもの・和雑貨の作り手がブースを出し、きものファンと直接会話を交わして販売もするイベントです。
天井には、染織作家で、目白の人気きものショップ「花想容」のオーナーでもある中野光太郎さんが染めた反物がオブジェとして飾られ、きもののお祭りの雰囲気を、上品に盛り上げてくれています。
その中野さんと撮った写真がこちら(裾が乱れていてすみません)↓
そう、中野さんは、首から下げたカードに書かれているように、サローネの実行委員でもあります。
私のきものは、祖母から伝わって来た縞模様の小紋。縮緬地に、歌舞伎の定式幕の縞が意匠化されています。
この柄で縦縞だと粋過ぎて野暮になると見越して、横縞に。更に山道にして変化をつけているという、なかなかに凝った一枚です。
このきものを歌舞伎に着て行くとそれもまた野暮と言うもの。サローネに着て行くのにはちょうど良いのではないかと思い、選びました。とても印象が強いらしく、たくさんの方に褒めて頂けました。
帯は、祖母が染めた牡丹唐草文様の名古屋帯。帯〆には生成り色の道明の冠組、帯揚げには煉瓦色の縮緬無地を入れているのですが、ほとんど見えていませんね。
こちらは中野さんと同じく実行委員の、きものデザイナー木越まりさんと↓
以前からお噂はかねがねの木越さんだったので、会えてとても気分上がりました。私も木越さんを見習ってもっと仕事を頑張らなければ…!
きものスタイリスト・着付け師の大竹恵理子さんと。大竹さんは今回、“京都きものアルチザン”のファッションショーの演出と着付けを担当されました。アルチザン会員の京正のうっとりするほど美しい綸子のおきものがお似合いですね↓
下の二枚は、染色作家・羽田登喜さんのショーから。同世代の女性作家の手から生まれるのは、華やかにして優しさをたたえたきものでした。
ショー以外でも、もちろん、各ブースを回って、作り手・売り手の方たちに色々質問も投げかけ、じっくりとお話し出来たのが楽しい時間でした。
↑山梨の「美枝きもの資料館」は、前から注目していて一度行きたいと思っていたきもの美術館。珍しい、木綿に友禅染めをほどこした江戸時代のおきものが展示されていました。富裕な町人が着ていたのものではないかと思います。やはり一度ちゃんと訪れたいものです!
↑こちらは、有松絞りの工業組合のブース。かわいい作品がいっぱいでした♡
↑小さなお買い物もしました。水引をアクセサリーにしてしまう!という素敵なアイディアのブランド「洒落水引」さんの髪留めを買いました(2枚目の写真)
作り手の荻原加寿美さんともパチリ↓
おばあさまが水引の職人さんで、子どもの頃から水引の美しさに心惹かれていたという荻原さん。
一枚目の写真のように帯留にしたり、髪留めにしたり…と、きもの女子心をときめかせる色でアクセサリーに応用することを考え付かれたのだそうです。とても素敵ですね!
この他にも、繭から地元で育てる秩父太織りの織り手さん、インドネシアやタイの布を扱う「千凰」さん(帯に転用すると素敵ですよね)、「トキワ商事さん」の天然藍で染めた美しい浴衣、かわいらしい動物柄などを友禅染めする「染めもの中野」さん、越後の「きはだや」さんの更紗帯は、江戸時代の更紗を写した色合いでとても素敵でした。
…と、他にも書き切れないほどの素敵な出店が!
きものサローネは、出店者を変えて、明日まで開催。私も明日、再度伺います。フィナーレということで盛り上がりそうですね。黒か黄色地のきもので出かける予定ですので、見かけたらゼヒお声掛け下さい!