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一泊二日きもので名古屋旅行 2014/11/27
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先週末は、一泊二日で名古屋へ旅に出ていました。持って行ったのは、きもの一枚に、帯二本。コーディネイトご紹介日記です。
一日目は半幅で
名古屋一日目は、半幅帯で過ごしました。
朝早くの新幹線で名古屋へ向かい、着いたその足で学術シンポジウムに出席…というスケジュールだったため、帯を替える時間は無し。新幹線の2時間ほどをお太鼓で過ごすのはつらいので、半幅帯を選択しました。そのコーディネイトがこちらです↓
こちらの帯は、博多織で唐草紋を織り出したもの。後ろの写真は撮っていないのですが、カルタ結びで結んでいます。
学術シンポジウム出席というシチュエーションを考えると少しきちんと感が必要と思い、半幅ではありますが帯〆を入れて。きものと帯を同系統でまとめた中、同じ同系統ながら効かせ色になる、明るめの辛子色の冠組を選びました。
この日出席していたのは、「対日協力政権とその周辺」というシンポジウムです。愛知大学名古屋キャンパスで開かれていました↓
最近は染織や和文化関係のお仕事が多い私なのですが、それだけではなく、「倫理学」の領域に関すること――人が或る特定の状況に置かれた時に、どのような選択をするべきなのか、その可能性を深く思考する――そんな大きなテーマを持った文章作品を書いて行きたいと思っています。
幾つか具体的なテーマを定めており、その一つでは日中戦争期を舞台に置くことを考えているため、実は、何年もこつこつとこの時代の資料を読み込んでいます。この日のシンポジウムは、その勉強の一環。これまでの過程で知己を得た気鋭の現代史研究者の方のご厚意により、参加させて頂きました。
シンポジウムの後は、その研究者の方や他の気鋭の研究者の方々とのお食事会も楽しく、また、深い学びがあり、充実の名古屋一日目だったのでした。
二日目は、染め名古屋帯で
二日目は、「名古屋ですもの、名古屋帯で」…という訳でもないのですが、祖母が染めた名古屋帯で過ごしました。
この日のスケジュールは、前日とは打って変わり、戦国~江戸時代こってり。朝から、熱田神宮(信長が奉納した塀!)→名古屋城→尾張東照宮→徳川園庭園→徳川美術館と、盛りだくさんに詰め込み過ぎて、お昼ごはんも、名古屋らしいこってりスイーツも食べ逃したのは残念でしたが、充実の一日でした。例えば…
大名文化好き・大奥文化好きにはたまらない、復元された名古屋城本丸御殿・上段の間!!!↓
また、お城の外では菊展が開かれていて、豪華なものから小ぶりで美しい盆栽のような作品ものまで、眺めるのが楽しい!↓
この菊展を見ている時、いつも私のブログを見てくださっているという熊本の方からお声を掛けて頂きました。今日のこのエントリも見てくださっているでしょうか?ありがとうございます。とても励みになります♪
↑この日のコーディネイトは、こちら。
背景に写っているのは、名古屋市北部にある「徳川園」の庭園です。御三家筆頭の尾張徳川家の別邸を、公園として開放している場所です。
締めているのは、祖母が染めた紺地の名古屋帯。型は紅型の有名な型で、「きもの検定」の教科書にも、この型を別の色合いで染めた帯が載っています。
その帯に、ちょっと写真が小さくて分かりにくいのが恐縮なのですが、水色地に白と水色の矢羽模様の笹波組帯〆、お抹茶色の帯揚げを挿し色にした取り合わせです。
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この「徳川園」と同じ敷地にある「徳川美術館」では、現在、「大名家のおしゃれ」展が開催されています。姫君が着用した打掛や、尾張徳川家殿様の直垂など、貴重な展示が満載ですので、服飾史好きの方はゼヒ足を運んでみてください。
かく言う私は、服飾史の中でも特に大奥ファッションに興味を持っていて個人的に勉強しているので、「なが(行事の際に地位の高い奥女中が使うかつら)」と「絵元結(ながに付ける、金箔押しの豪華な髪飾り)」の実物を見ることが出来、大興奮していました(←おたくっぽいですね)。
また、実は直垂萌え♡(←腐女子っぽいですね)なので、御三家の立派な直垂を見られて、これもまた大興奮でありました。あまりに長時間会場を行ったり来たりしたため、見張り係の人が若干呆れている、その視線が痛かったです…。
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実は、この後、デパートのお手洗いで帯を早替えして、再度半幅帯に変えて帰りの新幹線に乗りました。半幅のかるた結びなら、2分もあれば結べてしまいますから、本当に便利です。旅の移動は半幅帯!ですよね。
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