西端真矢

ARCHIVE:

連休中、細胞について考えてみたり 2015/07/20



%E3%81%8A%E4%BB%95%E4%BA%8B%E8%B3%87%E6%96%99.jpg
SNSのタイムラインに上がるお友だちの楽しそうな休暇の様子を横目で見ながら、私はこの連休、複数の〆切を抱えて必死でPCと資料に向かっています。
特に大きな比重を占めているのが、或る健康関連企業様の広告物のお仕事で、もともと医学・生理学の知識がほとんどないため、クライアント様からレクチャーを受けたり様々な資料のページをあちらこちらと広げるなどして、何とか原稿へとまとめ上げている毎日です。

‥とは言うものの苦労ばかりではなく、やはりどんな分野でも、新しい知識を得ることは素直に楽しく感じます。
特に人体の免疫や代謝のシステムは、知れば知るほど何と精緻に出来ているのだろうと驚嘆することばかり。
自分の体が60兆個もの細胞から出来ていて、その60兆個一つ一つの中に更に小さな部位であるミトコンドリアさんが300から1000個もうようようごめていて酸素を取り込んでいたり、胃や小腸で分解された極小物質が筋肉やら肌になるために別の物質へと作り変えられていたり――などということを、本人が知らないうちに勝手にやってくれているのだと考えると、頭が下がると言うか何と言うか。
総合本部?であるこの西端真矢という人間は、もう少し何か、ミトコンドリアさんや熱ショックタンパク質さんやナチュラルキラー細胞さんたちの努力に見合うだけの何事かを成し遂げなければいけないのではないか?などと反省したりもしてしまうのでした。

そして、例えば仕事をしていたり遊びに出掛けたりしていると日々様々な人と出逢い、中には、この人、どうしてこうも仕事のカンが悪いのか? 或いは、どうしてもこうもコミュニケーションがおかしいのか?(例えばストーカー的な人など)…と、首をかしげざるを得ない人にも出会ってしまう訳ですが、そんな人々のその不調具合も、例えばそれが仮にAさんだとしたらAさんという有機体のごくごく表面の小さな一部分の不調であるに過ぎない。
Aさんの60兆個もの細胞さんやその中のミトコンドリアさんたちのほとんど総ては、しっかりと仕事を果たしていらっしゃるのだな、と知ると、何か少し優しい目と言うか、少なくともAさんの細胞の中の60兆×300個のミトコンドリアさんには親しみの気持ちを抱いてしまうのでした。
‥と、そんな、愚にもつかないことを考えながら、仕事の続きに励む私です。ではでは。

にほんブログ村 その他ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村