西端真矢

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秋の初め、雑誌と本の取材が続いています~染織工房と山梨の農村へ 2015/09/15



今日、そして週末の土曜日と、仕事の取材で、忙しくも楽しい時間を過ごしていました。
まず、今日は、朝5時起き!雑誌のお仕事で、東京郊外の或る染織工房へと向かいました。
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今ではもう日本全国を見渡してもごくわずかな工房しか出来る所がないという、或る貴重な制作工程を取材。これがかなりかなりかなり複雑な工程で、もちろん事前の勉強はした上でうかがっているのですが、分からないことが続出。根掘り葉掘り質問をする私に本当に丁寧にご説明を頂きました。染織好きとして、これ以上ないほど幸せな取材の時間。この成果は11月発売の「いろはにキモノ」にてレポート致します。ゼヒお楽しみにお待ちくださいませ!

      *

一方、週末の土曜日は、晩秋から書き始めるノンフィクション本の取材のため、山梨県の「武川村」という小さな村へ向かいました。
この村を訪ねるのは、今回で3回目。主人公が明治末に耕していた田んぼがあった土地は今も変わらず田んぼのままで、その風景を、冬、春、夏と追いかけて来ました。
この村の最寄り駅は、中央線の日野春駅。そこから小さな山一つ分を下り、釜無川という大きな川を越えると武川村にたどり着きます。今まではタクシーを利用したり、出版社の方の取材動向がある時はその車に乗せてもらって向かっていたのですが、今回は明治期の主人公の暮らしぶりを理解するため、一人でこの山道を徒歩で向かうことにしました。「野猿返し」という名前のついた道です。
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途中には秋の予感。栗やどんぐりが落ちていました↓
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↑ふだんのきもの生活の癖で、スニーカーなのに内股気味になってしまっているのが若干苦笑。
そして山道は、途中かなり細いところもある上に誰もすれ違う人もなく、遭難したら大変とちょっと緊張しました↓
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この日は台風が去って間もない日。山を抜けて渡る釜無川の水量も相当に上がり、どうどうという怖いような音が山の中に響いて来ていたのでした↓
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やがて武川の水田地帯にたどり着くと、いきなり台風で倒れてしまっている稲があり、心配になります↓
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でも、見渡すと、大部分の田んぼでは元気な稲が風に揺れ、もう少しで収穫の秋を迎えようとしていました↓
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↑或る畑の脇にはコスモスの花が。
あと一度、刈り入れの時にここを訪れたら、いよいよ原稿を書き始める予定です。だんだんと心の緊張が高まって来ています。
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