西端真矢

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自分史上相当気に入りコーディネイト 2015/07/30



連日の猛暑、しかも“仕事が猛暑”なかんじでほとんど遊びにも出掛けられない私なのですが、何しろきもの関係の取材や打ち合わせが多いため、その場にきものを着て行くことで何とかきもの欲を満たしている今日この頃です。
そんな中、自分的にはかなり気に入っているコーディネイトが出来上がったので、今日はご紹介する日記を。
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きものは、絽。観世水を、寄りの写真で見て頂くとお分かり頂けるかと思うのですが、実は竹で表している型染めで、どこか粋な雰囲気のある一枚です。そのきものに、帯は紗を合わせました。
この帯、色合いがどことなく更紗を思い起こさせる、赤、焦げ茶、黄土色の縞柄。しかもよろけに織っている凝ったものです。きもの友だちからお安く譲って頂きました。(Kさん、ありがとう‥)

他の方はどう思われるか分からないのですが、私自身はこのコーディネイトについて、自分の中の理想のスタイルをかなり実現出来たかなと思っています。
では、その理想のスタイルとはどのようなものかと言えば、“どこか癖のあるスタイル”。しかもその一癖が、日本独特の色合わせ、模様合わせであると、完璧だと思っています。
私にとって、ベージュの無地きものに少し濃い焦げ茶の帯を合わせる‥といったシンプルなコーディネイトは、癖のないコーディネイト。それはそれで素敵なものですが、私自身の好みとは違います。素敵ではあるけれど、当たり前過ぎる。誰でも出来るよね。チノパンにブルーのシャツ、のようで凡庸。ユニクロみたい。面白くない、と思ってしまうのです。
けれどかと言って、きものと帯の柄、それぞれが蛇とマングース対決!的に強烈過ぎる組み合わせも、目がガチャガチャして好みではありません。
そのどちらでもなく、どこか品格を残しながらも、でも、引っかかりのあるきものと帯の組み合わせになっていること。加えて、折角日本に生まれたのだから、洋服ではあまり考えつかない、きものならではの色合わせにしたい。

      *

‥とそんな理想を目指して日々奮闘している訳ですが、もちろんいつもいつも上手く行く訳ではありません。
が、今日のコーディネイトはそんな中では、かなり理想に近い組み合わせになっているのではないかと思っています。縞on縞、しかもどちらもかなり凝った縞。色の組合わせは、紫×茶。全体の印象は白。
‥別に大したコーディネイトじゃないじゃない、と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、先ほど書いた理想の合わせ方をかなり実現出来ていると思うのです。

           *

‥そんなコーディネイトこの日は、昼からミーティングと取材、そして夜は若干仕事の話も含んだ友人との食事会、というハードな一日を過ごしました。
それでも、気に入ったコーディネイトを着ていれば、気分は上々。この他にも、この夏は、自分的にこれは良いのでは、気に入っているコーデが組み立てられているので、後半、仕事の波が落ち着いたらどんどん着て出かけようと思っています。
それまであと少し、仕事仕事仕事仕事仕事の鬼となって頑張ります。
(今週末お誘いを頂いていた皆さん、ごめんなさい‥)

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