西端真矢

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本の最後の朱字入れ 2016/10/18



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今晩から、本の原稿に最後の朱字を入れ始めている。
全体で、350頁。その一字一字に最後の修正を入れ、全体の文の調子を整える。

思えば最初の一行を書き始めたのは、昨年の十二月だったか‥
あの頃毎晩流していた同じ音楽を流すと、金雄さん、という主人公の人物がすぐ私の前に現れて来て、明治の東京の街を歩き始める。また会えたね、と思わず声をかけたくなる。あの場面もあの場面も、頭によみがえって来る。
皆様にお届け出来る日まで、あと少しだけ、お待ち頂けたらと思う。


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