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© 2011 Maya Nishihata
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ハセ政宗ロス!~~スピンオフ制作をNHKにリクエストしよう運動 2016/12/19
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昨日で最終回を迎えた「真田丸」。1年間、数々の名場面と名優陣に楽しませてもらいましたが、私が最も心奪われたのは、長谷川朝晴さん演じる伊達政宗です。
…そして、そう思ったのは、どうやら私一人ではではないようで、いの頃からかネット上には「ハセ政宗」という呼び名が登場。今、日本のあちこちで「終わってしまった‥これからどうすればいいの?」「もっとハセ政宗を見たいんだけど‥」とロス現象が起こっているのではないかと思います。もちろん私もその一人です。
*
そんなハセ政宗の何が素敵なのかと言えば、まず第一は、三谷幸喜さんによる人物造詣がいい。
伊達政宗と言えば、戦国好きなら誰でもその事績をよく知っており、人の心をつかむ意外性のある行動がしゃれていて「伊達者」という語の語源になった人物(ただ単にお洒落というだけではない訳です)。けれど今回の脚本は、その政宗を更に意外に仕立てているところが良いと思うのです。
例えば、政宗と言えば、豊臣秀吉になかなか臣従せず、ようやくぎりぎりのところで頭を下げに出向く際、その覚悟を示す白の死装束で現れて人々の度肝を抜いたエピソードが有名であり、また、料理好きの伊達というエピソードもよく知られていますが、この二つから更に話を膨らませて、今回、「自らずんだ餅をつき、歯の浮くようなお世辞で秀吉をヨイショする」という、ちょっと思いつかない政宗像を展開↓
しかしその同じ夜、「現状、秀吉に従っておくより仕方ないから今日はあんなことやっておいたけどヨ」と、内心に渦巻く悔しさを真田信繁に吐露。「従わなければならない以上、徹底的にヨイショした」、という戦略的な行動だったことが判明します↓
その後も、他の大名に先駆けて抜け目なく徳川家と宴席関係を結んだり‥(下の画像は、いち早く徳川家の意図を見抜いた場面の、顔、と言うか、目の演技。素晴らしかった↓)
軍議の場で豊臣恩顧を笠に着る武将への反感や、政治上の動きが怪しい真田信幸を軽く威嚇するために、自らの官位を一々名前の下につけて発言する嫌味パフォーマンスをしたり…↓
行動の一つ一つに意外性があって目が離せない!
‥とは言うものの、ただ奇をてらっているだけの行動なら「変な人」で終わる訳で、その裏に周到な計算があるところがいいのですね。こんな男性がいたら素敵だな、と心をわしづかみにされてしまいました。
*
もちろん、いくら脚本が良くても、役者に力がなければパッとしないまま終わるのでしょう。
恥ずかしながら、この5年ほど仕事に追われてほとんどドラマや映画を観る時間がなく、また、もともと舞台はあまり見ない方なので、長谷川朝晴さんのことを知らなかったのですが‥脚本の意図を深くくみ取り、見事に新しい政宗像に結実させたその才能に、惚れ惚れといたしました。もちろんお顔もたたずまいも、しゅっとしていて素敵過ぎます♪
これほどまでに魅了されるハセ政宗様を、もう一度、そして、もっと深く、長く観たい!
NHKでは折々大河ドラマや朝ドラのスピンオフ篇が作られますが、ぜひハセ政宗で制作頂きたいものです。
例えば、関ヶ原の合戦の最中、東北で伊達と上杉が戦った「慶長出羽合戦」を舞台にするのはどうでしょうか。今回の「真田丸」では、遠藤憲一さん演じるお屋形様(上杉景勝)と村上信五さん演じる直江兼続の主従コンビの名演技も話題になりました。
特に、常に腹に一物持つ苦虫顔の村上直江とハセ政宗の対決を主軸に出羽合戦を描いたら、非常に面白いドラマになるのではないでしょうか。
もちろん、ハセ政宗主演ならどんな物語でも構わないのですが‥
ということで、ハセ政宗に魅了された皆様、ぜひ、NHKにスピンオフ篇をリクエストいたしましょう。
下のURLに、メール・電話・ファックス・手紙、すべての宛て先が載っています。
https://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
もう一度、ハセ政宗に会うために…!
おまけ*着物好きで、特に武士の着物、中でも直垂(ひたたれ)という装束が大好きな私は、ハセ政宗様のこの直垂姿にもハートを射抜かれました♪↓