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結城紬のふるさとへ(着物コーディネート写真付き) 2016/11/08
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先週末は茨城県結城市への日帰りツアーに参加しました。きもの好きの知人が企画してくれたもので、結城紬の制作工房とメーカーを総勢15人でわいわいと回る楽しい内容です。
下の写真は、柄をつけるための工程「絣括り」の様子。学んで知ってはいましたが、実際に間近で見ると、いかに細かい感覚で括っているかが実感出来、ため息がこぼれます↓
こちらは、真綿から糸を取る、所謂「紡ぐ」作業の実演。こちらも近くで拝見すると、一定の太さで細く糸をつないでゆくことがいかに難しいかが分かります↓
こちらは工程の中でも最後の最後、湯通し後の伸子張りの様子。伸子張りを実演して頂きました↓
他にも、機織りの様子や綛上げの道具なども拝見したのですが、写真がいま一つなので割愛。あれこれと質問出来、非常に有意義な時間でした。
下の写真は、今回のツアーをアレンジ下さった老舗中の老舗の結城紬メーカー、文久3年創業の「龍田屋」さん。趣きある外観がとても素敵です↓
中もこんな風に、昔ながらが素敵♪↓
お二階で、ご主人から、結城と結城縮みの違い、証紙の見方、龍田屋オリジナルの織りなどについて解説を頂きました↓
こちらは、女将の真由美さんと一緒に。真由美さんの結城が、小さな絣で全体には市松模様になっていておしゃれでした↓
今回、ツアーメンバーの中から男子が一枚結城をお買い上げ!私もほしい反物がたくさんあったのですが、既に着物計画の中に名古屋帯と小紋を作る予定があり、破産してしまうので我慢我慢。頑張って働きます。
見学を終えた後は、夕方遅く、結城の名カフェ「ARTISAN」へ。銀座や青山のパティスリーと比べても全く遜色のない素晴らしい美味しさ。甘いものに目がないのでとてつもなく幸せでした↓
この日の私の着物は、祖母から伝わった紫がかった茶色の無地紬。絶妙な色ねえ、とツアーのお仲間に褒められたのが嬉しかった♪結城かな?と思っているのですが、違うかもしれません。ご主人に見てもらおうと思っていたのに、制作工程などに夢中になってすっかり忘れて帰宅してしまいました。また誰かに聞いてみよう。龍田屋さんの前で(風で裾がまくれ上がっていますがお見逃しを…)↓
帯は、手描きで更紗文様を描いた名古屋帯。ツアーに一緒に参加したお友だちの圭子さん主催の「着物縁結び」の会で、圭子さんのご友人の帯をお安く譲って頂いたものです。コーデのアクセントに、抹茶色の帯揚げを入れてみました(写真の色は正確ではなく、上の、龍田屋さんで撮った写真の方が実物に近く出ています)↓
ツアーに参加した皆さんの帯の様子がこちら。皆さんそれぞれ違っている、その様子を眺めることが、着物好きとしては無上の楽しみです↓
この日、私は朝から美容院でアップスタイルにセットしてもらいました。芸術的にきれいに出来ている様子を、いつの間にかツアーのお仲間が撮ってくださっていました。自分ではとてもとてもこんなきれいには出来ません↓
スーパー夜型人間で、とにかく早起きが苦手。着付けはまだしも、髪までするのがどうにも億劫なので、今回、美容院に頼りました。翌日にお茶の稽古が入っていたため、二日間持たせる魂胆です。江戸時代の芸者のように若干枕を高めに調節して、ネットをかぶせて眠ったところ、ほとんど飛び出した毛もなく、飛び出した部分はピンで押さえれば大丈夫。翌日夕方遅くまで持ちました。これからも着物が続く日はこの作戦で行こう…
そうそう、こちらの写真に写っているお店は、ランチを頂いた、「kokyu(結城市)」というレストラン。昭和初期の民家を使用していて、こちらもとても雰囲気のあるお店でした。
お勉強にお喋りにお食事・スイーツに、何から何まで楽し過ぎる一日でありました♪