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歌舞伎、紅衣新作展、東京キモノショー、お食事会に水色の小紋で 2017/05/05
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一年振りほどに仕事スケジュールに若干の余裕が出来、連休を満喫しています。
今日は朝から、明治座にて父とデートで花形歌舞伎、その後銀座三越に移動してきものブランド「紅衣」の新作展、日本橋に移動して「東京キモノショー」2回目、最後に浅草に移動して、きもの仲間との食事会…と盛りだくさんの一日でした。
着ていたのは、祖母が染めた小紋。明治座のロビーにて全身を撮ってみました↓
新緑の頃にふさわしい爽やかな水色。帆船、網干し、そして青海波を描いた型です。一方付けに染めており、付下げ小紋の格。帯に寄った写真がこちらです↓
明治座は、今月、片岡愛之助さんや中村壱太郎さんが出演の「花形歌舞伎」公演。午前の部の演目は「月形半平太」と「三人連獅子」です。
「月形半平太」は初めて観ましたが、一幕ごとに終わり方にあざといくらいのけれんみを持たせ、それがかっこいい。いい芝居だなと思いました。私も今後物語を書いて行きたいので、非常に参考にもなり。そして華やかな「三人連獅子」は、日々のあれこれが吹き飛ばされ、胸がすくようで。
そう言えば、開演前のロビーでは、藤原紀香さんが挨拶に立たれていました。明るい緑色の色無地に、菖蒲の柄の染め帯。素敵なきもの姿でしたが、撮影禁止だったで公開出来ないのが残念です。
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そして移動した銀座三越で、「紅衣」の新作をチェック。昨年よりスタートした木下紅子さんのきものブランドです。前職の「awai」以来のシンプルスタイル、でも、今の紅子さんが好む、少しのはんなり感が加わったラインナップでした↓
色数少なくシャープな刺繍でポイントに柄を入れた帯のシリーズは、「言ってみれば"帯の色無地"のように、様々なきものに合わせやすい」とのこと。例えば、おばあちゃん、お母さんから引き継いだ昭和のきもので、ややがちゃがちゃした色合い、柄付けのものたちをこの帯で受けとめ、新たな感覚にまとめ上げる。大きな可能性を秘めたシリーズと言えそうです。
全身「紅衣」スタイルでまとめた紅子さんもご覧ください↓
「紅衣」新作展は、日本橋三越7階で、9日まで開催。ぜひご自分の目でご覧になって下さい!
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そして日本橋に移動して、「東京キモノショー」2回目。前回は、様々な和装ブランド・和装小物ブランドが出店している「きものマルシェ」のコーナーをゆっくり見ることが出来なかったので、今回はそちらを重点的に。
下のコラージュは、大阪から出店の「ゑびす足袋」さんの商品たち↓
特に左写真に注目。これからの季節に嬉しい、足の一部だけを包む新作「こたび」が登場。涼しさと、足を守ることとを共存させた優れものの商品です。
赤だけではなく、右写真のように、カラーバリエーションも豊富です。
「こたび」以外にも、写真中上のレース足袋や、中下の「足袋ブラシ」も販売。サボテン繊維を使った極太仕様の足袋ブラシは、私も愛用しています。汚れ落ちに優れているだけではなく、指の爪のマニキュアをはがすことなくがしがしと足袋洗いが出来るところが良いのです☆
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こちらは、京紅型の有名工房「栗山工房」の西田裕子さん(中)と、仕立ての平山留美さんと↓
裕子さんには、4年前、私が徒手空拳で「江戸着物ファッションショー」という江戸時代の着物姿の再現イベントを主宰した際、大きな大きな助けを頂きました。その数年前に工房が制作された、江戸時代大奥の夏の着物を再現した作品をお貸し出しいただいたのです。今でこそきもの雑誌に寄稿している私ですが、当時は全くの無名の存在(もちろん今でも特に有名ではありませんが)。それなのに、私のことを信頼して、大切な工房の作品を貸してくださった。あの温かい寛大なお気持ちを、大きなご恩として今でも深く感謝しています。
↑今回の「きものマルシェ」では、その裕子さんが中心となって立ち上げた新ライン「kichizaburo小紋」を中心に出店。これは、ふだん栗山工房が染める絹ではなく、太物、木綿に染めるラインです。
そう、木綿、ということは、ほぼ一年中着られるということ。そして、自宅洗い出来るということ。繰り返し洗いに耐えられる堅牢度の高い染料を選び、染めているということです。しかも裏地を表地の柄のと同色で染めているため、例えば歩いて裾が少しはためくと、八掛を付けているように見える。非常によく考えられたシリーズだと思います。ぜひ現場でご覧になって下さい。
今日もここには書き切れないくらいたくさんの方とお会い出来、お喋りを楽しめた「東京キモノショー」。まだまだ7日まで開催です。皆様ゼヒ足をお運びください。
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そして最後は浅草に移動し、雷門近くの「蔵」で、20名ほどでお食事会。
きもの業界人もいれば、様々な業界で働きながらきものを愛する方もいる、何年もかけて自然発生的につながって来たきもの好き仲間の集まりです。
↑上の写真は、前菜盛り合わせのお皿。浅草の地元の人がよく集う店ならではの、きりりとした味付けを楽しみながら、わいわいと、本当に楽しい時間でした。じゃんけん大会で博多限定の久原本家の明太ふりかけを頂き、嬉しい♪↓
ゴールデンウィークも、早くも後半。明けるとまた忙しくなるのですが、久し振りの休暇をしばし満喫したいと思います。