ARCHIVE:
女子の生き方 /
文学・思想・美学論 /
中国、日中関係 /
着物日記 /
仕事論 /
日々のこと /
世の中のこと /
和のこと /
猫 /
吉祥寺暮らし /
本や映画や美術展感想 /
お仕事ご報告 /
2018年 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2017年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2016年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2015年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2014年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2013年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 3月 / 1月 / 2012年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2011年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2010年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 /
2018年 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2017年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2016年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2015年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2014年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2013年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 3月 / 1月 / 2012年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2011年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 / 2010年 / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 /
昨日は下京の和菓子舗二店で。 (2018/07/21 )
大阪にて、歌舞伎と割烹の夜 (2018/07/21 )
武家な京都を訪ねて(きものコーデネイト付き) (2018/07/20 )
お菓子舗三軒と和フレンチ川床へ (2018/07/20 )
今日は京都の西側を (2018/07/19 )
祇園のカウンター割烹にて (2018/07/19 )
東女、京都に遊ぶ(きものコーデネイト付き) (2018/07/18 )
「婦人画報」8月号「百年の日用品」特集にて、大名家に伝わる乱れ箱について取材しました。 (2018/07/12 )
クロワッサン「着物の時間」にて、西田尚美さんの着物物語を取材しました。 (2018/07/03 )
お花とお茶の週末(きものコーディネイト付き) (2018/07/02 )
大阪にて、歌舞伎と割烹の夜 (2018/07/21 )
武家な京都を訪ねて(きものコーデネイト付き) (2018/07/20 )
お菓子舗三軒と和フレンチ川床へ (2018/07/20 )
今日は京都の西側を (2018/07/19 )
祇園のカウンター割烹にて (2018/07/19 )
東女、京都に遊ぶ(きものコーデネイト付き) (2018/07/18 )
「婦人画報」8月号「百年の日用品」特集にて、大名家に伝わる乱れ箱について取材しました。 (2018/07/12 )
クロワッサン「着物の時間」にて、西田尚美さんの着物物語を取材しました。 (2018/07/03 )
お花とお茶の週末(きものコーディネイト付き) (2018/07/02 )
© 2011 Maya Nishihata
All Rights Reserved.
お花見嫌い 2018/03/25
ツイート
花見というものがどうも好きになれない。
もともとばか騒ぎが好きではないこともあるけれど、ほとんど白に近いくらいごく淡い色をつけて咲くあのはかない花の姿を、ただ静かに眺められれば十分幸福だと思うのだ。
もちろん、ごく親しい人と、花の下を静かに歩く花見なら好ましい。けれど歌や踊りや酔って大声を出しどうでもいい冗談を飛ばし合うことが、何故必要なのかと思ってしまう。ある時代々木公園の花見に呼ばれ、トランスやらダブやらが拡声され酔ってしゃがみ込む老若男女のみにくい姿をつくづくと眺め、金輪際二度と一生、大人数の花見には参加しないと胸に誓った。
‥そんな訳で、毎年桜の花はひっそりと慈しんでいる。
我が家の庭にも小さな桜の木があるし、近所に穴場中の穴場と言える公園があって、そこを晴れた日の午後にゆっくりと散歩する。長方形のその公園には見事な桜の木が十本ほど等間隔に植わっていて、近所の人がぽつぽつとやって来てはベンチに座り、深呼吸するように桜を眺め、やがてそれぞれの家にひっそりと帰って行く。
たぶんそこへ来る人はみな私と同じように花見のばか騒ぎを好きになれない人たちで、この大切な場所を誰にも教えたりはしないから、いつまでも好ましい静けさが守られているのだろう。
こうしてまた桜の季節がやって来た。ひねくれ者にはひねくれ者の小さな春が、今年も満開に花をつけている。