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野原の公園で、お友だちと、野点の一日(きものコーディネイト付き) 2019/05/20
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少し前のことになりますが、大好きな年上のお姉さまのお友だちと野点を楽しみました。
場所は、私の地元、吉祥寺の…あらら、名前が分かりません…紀ノ国屋の裏にある野原の公園です。地元の場所やお店って、「角の八百屋さん」のように、正式な名前が分からないことが多くないでしょうか。ここの公園はとにかく、ただ、草しかない。遊具が一切ないところが素晴らしく、ちびっこからお年寄り、まったり女子大生、外回りさぼり中の営業マンまで、地元民の憩いの場になっています。
そんな野原の公園に、神奈川から、知子姉様がやって来てくれました。
イラストレーターの岡田知子さんとは、仕事で一緒にページを作ったことから仲良くなり、このブログにも何度かご登場頂いています。介護に奮闘する私の慰問に、お茶を一服とやって来てくれたのです。何て嬉しいことでしょうか♪
その野点の様子がこちら↓
原っぱの上にまずビニールシートを敷いて、その上に、とも姉様が持って来てくれた素敵な木綿布を敷いて座っています。
やはりかなり目立つのか、公園の隣りのマーガレットカフェのお客さんが手を振っていたり、通りがかりのおばさまに話しかけられたり。
この日は気温20度ほどで、時々そよそよと風が吹く、最高の野点日和。暑くもなく寒くもなく、何とも気分良く過ごしました。
詳細をご紹介していきましょう。こちらは、じゃーん!お軸代わりの和歌です↓
書のお上手な姉様が今日のために書いて来てくださいました。新元号が万葉集から採られたことにちなみ、
わが宿の花橘にほととぎ寸
今こそ鳴かめ 友に逢へる時
と、万葉集から、大伴書持の一首を択んでくださいました。季節と言い、友情を歌った内容と言い、これ以上ないという歌を択んでくださり、涙が出ちゃいます。この色紙は頂いたので、毎年この頃に部屋に飾ろう!
↑こちらはお菓子。私が準備しました。千歳船橋の知る人ぞ知る名店「東宮」の薯蕷饅頭です。野点の日は、練り切りや外郎製などより、お饅頭の方がふさわしいかなと選びました。
こちらは、姉様がお茶を点てているところ。お茶はかわいいジャム瓶に入っています。こんな風に、あるものを工夫しながらお道具を組み立てていくのが楽しいですね。お茶はそれ自体が緑色で美しいものですから、こうしてそれを見せてしまうのも良いなと思いました。
それにしても、あれこれのお道具、どうやって持って来たの?と気になりますよね。一つにまとまったところがこちら↓
この籠バッグは、もともとはアジアの竹籠バッグ。そこに一閑張りの要領で渋紙を張り、更に色和紙を張って作ったというご自作です。ああ、器用な方って素晴らしい‥!
上から見ると、こんな風にコンパクトにまとまっています↓
↑この日の着物は、以前、倉敷で購入した木綿の備後絣の単衣。機械織ですが、今では機械織の機元さえなくなってしまっているということで、貴重な最後の手持ちの分から売って頂きました。野点では土がついてしまう可能性もある中、木綿なら家で洗濯出来て安心。この日の気温にもちょうどよく、快適に過ごせました。帯は、破れ七宝柄の八寸を締めて。
↑履物は、下駄を。浅草の「辻屋」さんで、女将の里枝さんに見立てて頂いて購入したお気に入りの一足です。鼻緒は格子柄の小千谷縮。
*
こうして春の終わり、夏の初めの一日、草の匂いに包まれ風を感じながら、美味しくお茶をいただきました。素敵な気分転換の一時を作って下さって、とも姉様、本当にありがとう。
皆様も外でお茶を、ぜひ楽しんでみてくださいね。
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